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城戸朱理のブログ: 日記

2017年07月08日

田野倉康一・広瀬大志・高貝弘也・城戸朱理による連詩再開打ち合わせ&宴会



「現代詩手帖」7月号に田野倉康一・広瀬大志・高貝弘也と私によるトークと連詩が掲載されたので、祝杯をあげがてら、連詩再開の打ち合わせをするべく7月2日に4人で集うことにした。


私が提案したのは、以下の3案。


(1)神田神保町で古本屋回り→ランチョンで乾杯
(2)鎌倉で古本屋回り→クルベルキャンで乾杯
(3)国立で古本屋回り→立川の鰻串焼きで乾杯


結局、みんなが鰻串焼きに反応したものだから、鎌倉からいちばん遠い中央線の立川が会場になってしまった。


なんとも暑い日だったが、大志くんと私は国立で古本を見てから立川の鰻串焼き「うなくし」へ。


高貝くんと思潮社の遠藤みどりさんは、すでに到着していたので、まずはビールで乾杯。

前の晩に声をかけた遠藤朋之氏も駆けつけてくれた。


遠藤みどりさんが、高校生のとき初めて買った詩集が広瀬大志『喉笛城』と伊武トーマ『A=a』、
しかも、立ち読みして購入を決めたのではなく、直感で選んだのだとか。

そのきっかけになったのが、私が「幻想文学」に書いた原稿だったそうだが、本人は何を書いたか、まったく覚えていなかった。

『喉笛城』は私が栞を書いているし、『A=a』は帯に私の言葉が引かれているので、その意味では高校生のときの遠藤みどりさんと私も出会っていることになる。


田野倉くんは、野川朗読会出演のため、一時間遅れで合流。

再び、乾杯する。


連詩については、来年1月までに、あと10篇を書こうという話になったが、最初の出題は大志くんに決まった。


ところで田野倉くんは相変わらず、よくしゃべる。

到着してから一瞬たりとも途絶えることなく、話し続けていたのではないだろうか。


「ぼくはマグロと一緒で、しゃべってないと死んでしまうんだ」と田野倉くん。

マグロは泳ぎ続けていないと死んでしまうそうだが、だとしたら田野倉くんは寝ている間も寝言を言い続けているのだろうか?


驚いたのは、高貝くんがボブ・ディランのファンだったこと。

小学生のとき初めて買ったEPレコードがディランで、なんと、これまで6回の来日公演すべてに行っているというではないか。

高貝くんとは武満徹やアルヴォ・ペルトなど、現代音楽の話しかしたことがなかったので、ディラン好きとは知らなかった。

「初めて聞いた」と大志くん。

「あれ、言ってなかったですか」と高貝くん。

「ビートルズの話なら聞いたけど」

そこから、話題はビートルズに。


なんとポール・マッカートニーの初来日のとき、3人とも会場にいたのが判明。

ちなみにディランの2回目の来日公演のときも、3人とも武道館にいたのが分かった。


さらに驚いたのは、高貝くんがAKB48のファンだったこと。

なんでも秋元康さんを尊敬しているそうで、AKB48のドラマもすべて観ているというではないか。

意外だったが、まさか高貝くんとAKB48や欅坂46のことを語り合う日が来るとは思わなかったな。


今回は、2000円以下、1000円以下で入手した古本を持ち寄ることにしていたので、それぞれ披露したのだが、この企画は実に面白い。

次回から記録を取ることにしよう。
posted by 城戸朱理 at 12:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

蔵前、空蓮房の石田瑞穂展イベントへ

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盛岡から帰宅した翌日、6月24日は、蔵前の空蓮房で開催されている石田瑞穂詩個展のイベント「あなたを未だ知らない」に参加すべく、東京へ。

バンビことパンクな彼女は、イベントの記録撮影を依頼されていたので、午後1時に会場入りした。


このイベントは、長応院の本堂で、石田瑞穂、ジュディ・ハレスキ両氏のリーディングと書家、北村宗介氏のパフォーマンス、
ブック・デザイナー、奥定泰之氏のディレクションによって原稿と書が展示されている空蓮房で、鯨井謙太郎(正しくは良篇に邑)がソロダンスを踊るという2会場同時開催。

観客は、10人ずつ、長応院と空蓮房の間に敷かれた白布の「白道(びゃくどう)」を歩いて、10分間のダンスを見ては、長応院に戻る。

空蓮房は、三畳ほどの空間なので、鯨井氏は彫像のようなダンスを一時間、通しで踊ったという。


本堂の出演者は、誰ひとり鯨井氏のダンスは観ておらず、鯨井氏は本堂でどんなイベントが開催されているのか分からない。

観客は、全員が本堂でのイベントを10分は抜け出すわけで、鯨井氏のダンスを観るのも10分だけ、イベント全体を見た者はひとりもいないという欠損を孕むユニークなものだった。

「あなたを未だ知らない」というイベントのタイトルは、そこから来ているのだろうか。

北村宗介氏が、空海「灌頂記」を凄い勢いで書いていったのも圧巻だった。


イベント終了後は、居酒屋、駒忠で打ち上げ。

瑞穂くんの恩師、原成吉先生と大いに盛り上がる。

二次会は、浅草のバー、バーリィへ。


声と文字と肉体が交差するところにポエジーが立ち上がるイベントの1日は、熱気を孕んだまま終わった。



(撮影=小野田桂子)
posted by 城戸朱理 at 09:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

和合亮一氏『詩の礫』でフランスの文学賞受賞!



和合亮一『詩の礫』が、フランスのニュンク・レヴュー・ポエトリー賞外国語部門賞を受賞した。


『詩の礫』の担当編集者である徳間書店の加々見正史さんから、私に連絡があったのは、6月23日のこと。


日本語の情報がなかったので、ネットで、the japan timesを始めとする英文の記事を確認したのだが、フランスの総合文芸誌「ニュンク・レヴュー」は、2002年の創刊。

『詩の礫』は、2011年に徳間書店から刊行されたが、すでに海外でも広く紹介されており、村上春樹の翻訳者としても知られるコリンヌ・アトラン氏によって、フランスでも昨年、刊行された。

選評によると、ドキュメンタルでありながら、詩的な深みをたたえた作品であることが高く評価された模様。

ちなみに、ニュンク・レヴューのポエトリー賞外国語部門賞は、和合亮一氏が、記念すべき第一回目の受賞者となる。


和合さん、おめでとうございます!
posted by 城戸朱理 at 07:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

岩手日報随筆賞選考会へ

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また、今年も岩手日報随筆賞の選考会の季節になった。

前日に盛岡入りして、グランドホテルアネックスにチェックイン。

夕食は、大通りのすし処かね田で。

この店のことは別にアップしたい。


選考会は、翌日、6月22日の16時からだったので、日中は、機屋でオールドコーヒーを買ったり、八百屋で網茸を買ったりしていた。

網茸は、子供のころ茸狩りで山のように採ったことがあるだけに懐かしい。

塩蔵して、塩抜きしたものを大根おろしに添えたり、酢の物にしたりする。


盛岡城跡公園は、新緑のトンネル、岩手日報社前の柳も素晴らしかったが、これは明治初めから銀座の並木として親しまれた柳が、戦後、郊外に移植されたて大半が枯死したなか、挿し木でよみがえらせた「銀座の柳」の三世になるそうだ。


選考委員の作家、平谷美樹(ひらや・よしき)さん、エッセイストの千葉万美子さんとも一年ぶり。

おふたりとも、本当にお洒落である。

今年になってから、文庫が次々と刊行され、「月刊平谷美樹」状態になっている平谷さんは、オーダーしたウィングチップのカントリーブーツに合わせて、リネンのジャケットにデニムパンツ。

千葉さんは、夏らしい全身、白のコーディネートだった。

去年、千葉さんは、繊細で美しい腕時計、カルティエのゴールドのパンテールをされていたが、今年は、カルティエのタンク・フランセーズだったろうか。

千葉さんは夏でも涼しげだが、選考は辛口、会議は、あれこれと紛糾しながらも、最優秀賞、優秀賞、佳作が決まった。


選考会議あとは、恒例、わんこ蕎麦で有名な直利庵での蕎麦会席。

冷酒が似合う季節になった。
posted by 城戸朱理 at 09:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月20日

なんたる掘り出し物!



先月から本と書類の整理と片付けを続けている。

5月は2回に分けて、ダンボールで計5箱を古本屋に送り出し、書類はダンボール3箱分ていどを処分したのではないだろうか。

書類の日付を確認すると、古いものが2014年。

つまり、2014年から、3年以上、ろくに整理が出来ていなかったことになる。

たしかに、2014〜15年は忙しすぎたし、その余波で、2016年は、脱力しているうちに終わってしまった。

適度に忙しいと、生活にも張りがあるが、忙しすぎるのは考えものである。


だが、整理が進むほど、片付けはしやすくなるもので、ようやく、どこに何があるかを把握できるようになったから、真夏になる前には落ち着くだろう。


本と書類だけではなく、目につくものは適宜、片付けていたのだが、クローゼットを整理していたら、買ったことを忘れていた洋服まで出てきた。

秋冬用のブリオーニのミッドナイト・ブルーのジャケットである。

本と酒以外には、めったにお金を使わない私としては、年に何度あるかという安くない買い物だったのに、タグも取らないまま忘れていたのだから情けない。


さらに旅行用のバッグやトランクをメンテナンスしようとしたら、今度は、買ったのを忘れていたバッグが出てきた。

バンビことパンクな彼女に、サプライズのクリスマス・プレゼントとしてあげようと購入したPRADAのバッグである。

クリスマスまで隠しておこうと思って、ボストンバックに入れておいたのだが、それを完全に忘れてしまい、今ごろになって、自分が驚いているのだから、自分のためのサプライズになってしまったではないか。

呆然としていたら、バンビが覗きに来た。


「このPRADAは何かな?
バンビくんのかな?」

何であれ、新しい包みを見つけると、自分のものか、そうではないのかを確認してみるのが、バンビの特徴である。

そこで、事情を説明したら――

「やったね!
今まで持っていなかった小さめのバッグだよ!
ころっと丸くて可愛いんじゃない!」


喜んで、さっそく翌日から使い始めたので、結果としては、サプライズにはなったのだが、釈然としない。

去年は、ブログには書けないようなトラブル続きだったせいもあるが、「忙しい」という言葉を改めて噛みしめることになった。

心が亡ぶと書いて「忙しい」。

心、ここにあらずという状態なわけだから、やはり、決していいことではない。
posted by 城戸朱理 at 21:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

笠井叡、降臨!



笠井瑞丈「花粉革命」公演のあと、笠井叡さんから富岡幸一郎さんとの面談のセッティングを頼まれたので、バンビことパンクな彼女が電話やメールでやり取りしながらスケジュールを調整し、なんと笠井さんが鎌倉まで来て下さることになった。
6月15日(木)のことである。

伝説的な舞踏家の笠井叡さんだけに、富岡さんも緊張されていたが、午後4時に鎌倉駅で笠井さんと久子夫人をお迎えして、富岡孝子夫人の運転で、まずは鎌倉文学館へ。


夏目漱石展を見てから、館長室でしばし歓談し、クルベル・キャンに席を移した。

ワインで乾杯し、食事をしながら会話が弾んだが、会話というよりは、観客がいないシンポジウムかトークのようで、富岡さんのカール・バルトをめぐる著作『使徒的人間』を入口に、福音の意味や黙示録の解釈、さらにはニーチェ的なアンチ・キリストではなく、ヘリオガルバス的アンチ・キリストをめぐって、会話は白熱した。

デカダンの限りを尽くしたローマの少年皇帝、ヘリオガルバスについては、アントナン・アルトーの傑作『ヘリオガルバスまたは戴冠せるアナーキスト』があるが、14歳でローマ帝国の皇帝に即位し、18歳で親衛隊に惨殺されたヘリオガルバスを、アンチ・キリストのもうひとつの潮流の先駆的存在に据える笠井さんの思考は、その天使的な舞踏の濃い影に潜むものを示唆するものなのだろうか。

これだけの会話が酒席で交わされ、消えていくのだから、贅沢極まりない。


いささか興奮し、孝子夫人が笠井夫妻を鎌倉駅前までお送りしてから、バー・ザ・ティップルに席を移し、富岡夫妻と飲み足す。

私は、久しぶりに英国王室用のウィスキー、ロイヤルハウスホールドを頼んだ。


前日は、嶋岡晨篇『詩国八十八ヵ所巡り』の書評を書き上げて、「洪水」編集部に送り、この日は、午後1時半から御成町法律事務所の二見宏史先生と打ち合わせと、あわただしいスケジュールだったが、
笠井さんとお話していると、意識が数千年を旅するかのようで、気分が異様に高揚する。

翌朝は、6時に起床、シャワーを浴びてから、フェリス女学院大学の講義に出かけた。
posted by 城戸朱理 at 15:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月06日

鯨井謙太郎の新作コレオグラフ「桃」の稽古へ

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笠井叡さんの天使館でオイリュトミーを学んだ鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)氏は、昨年、初のソロ公演となる「灰のオホカミ」を発表、自らの肉体でもって、旧来のダンスのコンテクストを振り切るかのような踊りを見せた。

その鯨井氏が新作のコレオグラフを準備中で、なぜか、稽古を観に来て欲しいという連絡が。


タイトルは、「桃」。

何事かと思ったら、鯨井氏は、吉岡実の詩から感得した「桃」をテーマに、それを量子力学的な解釈によって身体化しようとしているらしい。


「シュレディンガーの猫」ではないが、観察者の存在によって、ダンスの変容をはかるべく、私の視線が必要とされたということか。


かくして、5月25日に、国分寺のもとまち公民館での稽古を観に行くことになった。

今回の新作コレオグラフは、構成・演出・振付が、鯨井謙太郎。

出演者は、鯨井氏とユニット〈CORVUS〉を組む定方まこと氏が、音・ピアノも担当し、桃澤ソノコ(オイリュトミスト)、大倉摩矢子(舞踏家)、四戸由香(ダンサー)と、ダンスのジャンルを越境した顔合わせになっている。

舞踏とコンテンポラリー・ダンス、そしてオイリュトミーでは、身体の造られ方が異なるが、その差異がどんな融合と離反を見せるのか、まだ構造を手探りしている段階だったが、通常のダンスの力学ではない方法を、鯨井氏が模索していることは、稽古からも見えてくるようだった。


「桃」の公演は、神楽坂セッションハウスで、7月8、9日。

詳細は追って、お知らせするが、私は、かなうなら、2日間の全3公演を観たいと思っている。
posted by 城戸朱理 at 12:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

鎌倉あるある???

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澄江庵のあとは、鎌倉に戻り、4人でクルベル・キャンへ。

すると、「城戸さん!」と声をかけられた。

誰かと思ったら、藤沢周氏ではないか!

藤沢さんは、剣道小説『武曲(むこく)』が、綾野剛・村上虹郎主演、熊切和嘉監督によって映画化され、公開を控えているだけに、いつもにも増して、忙しそうだった。

ちなみに、藤沢さんは剣道4段、柔道2段である。

文芸評論家の八木寧子さんも交えて、6人で飲む。


その翌週は、バンビことパンクな彼女とクルベル・キャンで飲んでいたら、文芸評論家にして鎌倉文学館館長の富岡幸一郎氏と孝子夫人が現れた。


来月、舞踏家の笠井叡さんが鎌倉に来て下さることになっているので、ここぞとばかりに富岡さんと打ち合わせる。


富岡さんは「現代詩手帖」を30年以上、定期購読しているだけに、詩についても詳しい。

富岡さんに尋ねられるままに、大岡信さんや野村喜和夫さんの詩のことを語り合ったのだが、
そのあとは、井上春生監督の依頼で、私がシナリオを書いた柳美里さんの『山手線内回り』の話になり、「柳さんの最高傑作」と熱く語る富岡さんと私で『山手線内回り』についての対談の様相を呈することに。


鎌倉では、飲んでいると、誰かにばったり会うということが、よく起こるのだった。
posted by 城戸朱理 at 10:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月24日

笠井瑞丈「花粉革命」へ

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連休中は、原稿や打ち合わせに追われて、休日らしいことは、何もできなかったが、唯一、世田谷パブリックシアターのシアター・トラムで開催された笠井瑞丈さんの「花粉革命」を観に行くことができた。


「花粉革命」といえば、瑞丈さんの父であり、土方巽、大野一雄とともに舞踏草創期を担った天才、笠井叡さんの代表作のひとつ。

このステージも演出・構成・振付を笠井叡さんがされていたので、いささかシンボリックな意味合いを持つ公演だった。


いつもなら無尽蔵のエネルギーを感じさせる瑞丈さんが、公演終了後は憔悴していたので逆に驚いたが、体力の限界を超えて踊り切るようなダンスだったというしかない。


客席には、野村喜和夫さんの姿も。


笠井叡さん、久子さんとも久しぶりにお会いしたが、笠井叡さんから富岡幸一郎さんと一度、話したいと言われて、バンビことパンクな彼女がセッティングすることになった。


後日、ベルギー滞在中の瑞丈さんから、公演を終え、次の目標を立てたいというメールが。

「花粉革命」の後に瑞丈さんが何を踊るのか、今から楽しみだ。
posted by 城戸朱理 at 17:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前衛活動家、マッド・バンビ???

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「バンビコ、バンビコ、バンビコ♪」

毎度おなじみ、バンビことパンクな彼女のテーマ曲である。

「バンビコ、バンビコ、バンビコ♪」
・・・

「バンビコ、ピコバン、バンビコ♪」
!!!

ひっくり返って、ピコバンになっているぞ!

「ピコバン、ピコバン、ピコバン♪」
・・・・・・

「コピンバ〜♪」
!!!!!!

今度は、コピンバである。

アナグラムのように「バンビコ」を変化させているが、いったい、どうしたのだろう?


「バンビのテーマ曲は、新國誠一先生の音声詩みたいなものなんだよ!」
!!!!!!

「前衛活動家だからね!」
・・・・・・


わが国のコンクリート・ポエトリー(具体詩)の創始者、新國誠一は、フランスのピエール・ガルニエとの共同作業によって、国境を超える「超国家詩」を唱え、さらに音声詩も試みた。

しかし、まさかバンビのテーマ曲が音声詩化するとは。

いや、騙されてはいけない。

たんに遊んでいるだけなのである。


ヘンなテーマ曲を歌ってはいるものの、感心なことにバンビは写真データを整理したり、校正をしたりと、連休中も仕事に励んでいた。

私も連休は仕事で終わってしまうことになったので、連休資金として用意したお金がほとんど減っていない。

そこで、バンビにお小遣いとして3万円をあげることにした。


「やったね!
お小遣いだよ!」


バンビは喜び、カメラの機材をPRADAのバックパックに詰めると、どこかにパタパタと行ってしまったのである!

お小遣いをあげると、どこかに遊びに行ってしまうというのがパターン化しているような気がするが、パンクだから仕方がない。

どこかで「前衛活動」に励んでいるのだろうが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 17:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

整理開始!



書斎ばかりか、居間まで、本や雑誌、展覧会の図録に書類が山を成し、手がつけられなくなってしまった。

「Edge カニエ・ナハ篇」でも、書庫をはみ出した本がリビングを占領していたが、わが家は、さらに混沌たる有り様である。

5月12日(金)にフェリス女学院大学の講義を終えて帰宅してから、週末は、整理&大掃除にとりかかった。


とりあえず、ダンボール3箱分の本を古本屋に送り出し、不要になった書類をまとめていく。

処分した本や書類は、およそダンボール5〜6箱分くらいの容量になっただろうか。


ようやく、通路を確保できたという感じなので、本格的な整理は、これからになるのだが、今回は、引越しするつもりで、荷物を半分まで減らすのが目標なので、しばらくは、片付けを続けることになりそうだ。

片付けも、仕事のかたわらで進めるしかないので、時間がかかる。
posted by 城戸朱理 at 11:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブログ再開のお知らせ



連休は休みがなく、それから本や書類の整理に追われているうちに、ブログのことを、すっかり失念していた。

面白いもので、毎日、更新しているときは、それが当たり前になるのだが、数日、間が空くと、ブログをやっていたことまで忘れてしまったりする。

それだけ、別のことに熱中していたということなのだが、今日から緩やかに再開したいと思っているので、お付き合い下さい。
posted by 城戸朱理 at 11:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

山藤の季節

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5月の連休のころ、鎌倉では山藤が満開となり、山々の至るところが紫にけぶったようになる。

鶴岡八幡宮に至る段葛を歩いていては分からないが、北鎌倉で下車すると、見ることができるし、名月院に至る道も山藤が見事だ。


私の住まいだと、書斎からも、ベランダからも、木々に絡みついて花を咲かせる山藤を望むことができるが、見とれて、放心してしまうことがある。

放心、つまりは心がここにないこと。

西行は鴫立沢で「心なき身にもあはれは知られけり」と詠ったが、「心なき身」という言葉の重さを、改めて想ったりする。
posted by 城戸朱理 at 08:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月07日

旅に出た連休、その2





5月4日、連休中日。

世間は連休だが、私の連休はどこかに行ってしまったので、この日は打ち合わせと会議が続いた。

起床して、まずはバンビことパンクな彼女と経費及びギャラの請求書の起票作業。

私のように文筆業の場合、原稿料などは新聞社・出版社が登録してある私の銀行口座に各社の規定にそって自動的に振り込まれるのが普通だが、請求書を提出しなければならないケースもかなりある。

この場合は、請求書が届いてから処理されることになるので、請求書を起票しないかぎりギャランティは支払われない。

一昨年など、忙しさのあまり請求書を書く余裕がなくて、年が明けてから半年分ほどたまった分の請求書を起票したら、数百万になったものだから、これで、しばらく仕事をしなくても暮らしていけると安心したりしたのだが、結局、消費税と市民税で半分以上が吹っ飛んでしまったので、結局、私の生活は何も変わらなかった。


バンビが、PCで次々と打ち込んでいってくれたので3時間ほどで終わったが、やはり手間がかかる。


そのまま、食事を取る暇もなく東京へ。


4時に立川に到着し、まずはテレコムスタッフの寺島高幸プロデューサーと平田潤子ディレクターによるEdge公式ホームページのプレゼンテーションと、修正箇所の確認をする。

開設から一週間で2000アクセスがあったそうだから、まずは順調というところか。


6時すぎに、寺島さん、平田さんが帰ってから、平島進史、西森基文、松浦梓、Edgeの担当3氏と、今後の展開及び懸案事項についての会議。

そして場所をかえ、7時からEdge立ち上げ時のプロデューサーである設楽実氏と打ち合わせになった。

この日は、ワシントンホテル泊まり。

部屋に戻ってから、綾野剛主演の「日本で一番悪い奴ら」(白石和彌監督)を観てしまったので、休んだのは午前2時。

綾野剛の狂気を孕んだ演技は、やはり特筆に値する。

藤沢周氏原作、綾野剛主演『武曲(むこく)』の公開が待ち遠しい。
posted by 城戸朱理 at 09:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月06日

旅に出た連休?



いよいよ、ゴールデンウィーク。

鎌倉は、たいへんな混雑ぶりで、街に出ても身動きが取れない。

ならば自宅でくつろいでいられるかというと、そうは行かなかった。


4月30日は、まず「岩手日報」投稿欄の選評2回分を執筆してメールする。

仙台に鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)のソロ公演「灰のオホカミ」を撮影に行っていたバンビことパンクな彼女が、夕方、帰宅したので、土産話を聞きながら、仙台土産の牛舌で晩酌。

このあたりから体調がおかしかったのだが、翌朝、起きてみたら完全に失調していた。

やや熱っぽく、関節が痛み、身体に力が入らないので起きていることが出来ない。

風邪だろうか?


そんな状態なので、横になったまま「現代詩手帖」大岡信追悼特集の原稿を書く。

昼過ぎに所定の枚数を書き上げることが出来たのでメールし、そのまま『現代詩文庫 三井喬子詩集』の作品論に取りかかった。

こちらも横になったまま、なんとか夕方に書き終えた。

体調が悪いとはいえ、自分でも納得できる原稿を20枚ほど書くことが出来たので気分はいい。

『現代詩文庫』は、昨年から『田野倉康一詩集』『広瀬大志詩集』『渡辺玄英詩集』と作品論・詩人論の執筆が続いているが、『三井喬子詩集』の次は『和合亮一詩集』の解説を書くことになる。

連休明けには編集部に渡すつもりだが、私自身、楽しみだ。


とはいえ、この日は入浴も控え、酒も飲まなかったのだから、やはり風邪だったのだろう。


5月2日は本調子ではないものの、やや回復の気配が。

この日は「Edge カニエ・ナハ篇」と「Edge Special 新國誠一篇」のDVDを見直し、Edge公式ホームページのための紹介を執筆した。

午後になって体調がよくなってきたので、突発的にカレーを仕込む。

カレーが食べたかったわけではないのだが、病人は何をするか分からない(?)。

「美味しいカレーだね!」とバンビが喜んでいたので、よしとしよう。


5月3日になって、ほぼ復調。

この日は「洪水」のための嶋岡晨編によるアンソロジー『詩国八十八ヵ所巡礼』の書評を書き始めた。


しかし、これでは――どう考えても連休ではない!


ゴールデンウィークに旅に出るのではなく、私のゴールデンウィークの方が、どこかに旅立ってしまったらしい。
posted by 城戸朱理 at 12:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

連休を前に



野村喜和夫・眞理子夫妻のエルスール財団記念館にお邪魔したあとは、タクシーで新宿に出て、つな八本店で天ぷらの昼食。

それから設楽実氏のリクエストで、靴好きの聖地、ISETANメンズ館地下一階の紳士靴売り場へ。


設楽くんは、パリ出張のときに求めたJ.M.ウェストンの修理代を確認するのが目的。

設楽くん、ウェストンの代表的なモデル、Uチップのゴルフを3足、すでに廃盤になった貴重なキャップトウ(ストレートチップ)と合わせて4足も持っているのだとか。


私はイタリアきっての靴職人、シルヴァノ・ラッタンジのキャップ・トゥのあまりの美しさに見とれていたのだが、値段を見て愕然とした。

靴一足が45万――

「でも、片方だけなら22万5千円と思えば納得できるな」と設楽くん。

ちょっと待ってくれ、靴は片方だけあっても何にもならないではないか!

しかし、シルヴァノ・ラッタンジといえば、わが国の人間国宝に当たるようなイタリアの職人だから、手仕事の工芸品と思えば、納得できないわけではない(?)。

納得するのと、買うか、買わないかは、また別の話だが(要するに買えない)。

私が持っているラッタンジは、だいぶ前に求めたローファーだけだが、当時はジョン・ロブと変わらない値段だったと思う。

全体に値上がりした感があるのは、円安のせいだろうか?

イタリアの靴ならば、エズラ・パウンドも顧客だったストール・マンテラッシが好きなのだが、最近、日本では見かけないのが残念だ。


旧友と、いかにも連休前といった時間を過ごしたが、悲しいことに、連休は気分だけなのが、じきに判明することになるのだが。


翌日、28日(金)は、フェリス女学院大学で講義。

今年は土曜日の女子美術大学大学院の講座が開設されないことになったので、気楽である。
posted by 城戸朱理 at 10:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

エルスール財団記念館・詩とダンスのミュージアムへ

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連休を前にした4月27日(木)は、4月1日にオープンしたエルスール財団記念館・詩とダンスのミュージアムに行った。

井の頭線新代田駅から歩いて10分ほど。

野村喜和夫・眞理子夫妻が設立したエルスール財団は、現代詩・フラメンコ・コンテンポラリーダンスの新人賞を運営されているが、かつての野村邸を改装した記念館は、前例のない詩とダンスのミュージアム。


詩人、野村喜和夫の展示室、ダンスの展示室のほかに、野村さんの20年来の書斎も公開されている。

そこで、野村さん自身も展示品となって(?)、執筆の様子まで公開するのかと期待したが、現在の書斎は、隣の自宅にあるそうだ。

残念。


かつての眞理子さんのフラメンコのアトリエだった一階のスペースは、カフェになり、イベント会場にもなる。

二階には視聴覚室もあり、ここでEdgeをライブラリー化したいという要請が野村さんからあったので、今回はEdgeの歴代担当者である設楽実、平島進史、西森基文氏とうかがった。

近日中に、Edgeが、エルスール財団記念館でも視聴できるようになる予定である。


カフェであれこれ話していたとき、バンビことパンクな彼女が見つけて喜んだのが、「食品衛生管理者 野村喜和夫」のプレート。

さっそく、野村さんに持っていただいて、記念撮影をした。


約3000冊の詩歌関係の蔵書は、書斎に、カフェ・スペースには、それ以外の蔵書が壁一面の書架に並べられ、階段を始めとして、至るところに野村さんがコレクションした版画などの美術作品が展示されている。

いわば、野村喜和夫の内面が、外在化したかのような記念館なのだが、実に居心地がいい。


私たちが雑談していたら、アーティストの石田尚志さんがふらりと訪れたりしたが、次第に、さまざまな人が集う場所になると面白いだろう。

野村さんは、草野心平のやっていたバー「学校」や吉原幸子が自宅の一部を解放した「水族館」のように、
詩人たちが集う場を作るのが「歴程」の伝統であり、それを踏まえたものと言っていたが、踏まえようにも、現実にやろうとしたら、経済的にも時間的にも大変な労力が必要となる。

実際、エルスール財団記念館の開設には1億円以上がかかったそうだが、それを飄々と実現してしまうあたりが、野村さんの真骨頂なのだろう。
posted by 城戸朱理 at 13:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月22日

桜吹雪の鎌倉

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京都では桜が散り始めていたが、鎌倉では山桜が盛りを過ぎていたものの、ソメイヨシノは満開だった。


今回のロケは、撮影ではなく打ち合わせのせいで一気に疲れ、帰宅して数日、トランクの荷物を整理することができなかったが、桜の下を歩いているうちに何か別のものに行き当たったようで、詩のメモを取り始める。


風が強い日など、まさに雪と見まごう見事な桜吹雪に、ただ見とれていた。
posted by 城戸朱理 at 07:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

錦市場で、その1

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錦市場も、ずいぶんと様変わりして、観光客向けになった。

今回の京都は、中国や韓国よりも欧米からの観光客が目立ったが、錦市場も欧米からの旅行者が異様に多い。


なかでも面白かったのは、アメリカ人らしい初老のご婦人である。

錦市場の入り口から、スマートフォンで動画を撮りながら、解説をして、友人か家族に実況中継しているらしい。

漬物が並んでいるのは見ると、「It's nice!」、鮮魚店でブクブクと泡を吹いているカニの顔をアップで撮って、「It's pretty! 」といった調子で、延々としゃべり続けている。

まるで、吉増剛造さんのGOZO CINEのようだが、似ているのは一人称カメラだということだけ。

あまりに面白いので、バンビことパンクな彼女が話しかけ、しばらく後をついていった。


錦市場を歩いていると、鰻や子持ち鮎、鯉の旨煮など淡水魚が多く、京都が内陸の街であることを再確認したりする。
posted by 城戸朱理 at 10:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月18日

漢字三千年展@京都市美術館

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打ち合わせは、6時からだったので、12日の日中は、京都市美術館に「漢字三千年―漢字の歴史と美―」展を観に行ったのだが、これが興奮せざるをえない展覧会だった。


中国側の御厚意で、会場内も撮影自由。

日本の国宝に当たる「国家一級文物」も多く、甲骨文字から始まって、青銅器に刻まれた金文、さらには竹簡、木簡と漢字の生成が、文物によって追うことができる。

それが四世紀、東晋の書聖・王羲之によって、芸術に昇華されたわけだが、会場には唐の顔真卿から、明の董基昌、清の乾隆帝といった名だたる書家の作も並び、とまどうほど。

ずいぶん長い時間、行ったり来たりして、過ごすことになった。


漢字は東アジアの文化的基盤だったが、今では中国と日本でしか使われていないのは、残念だ。


この展覧会で、表意文字としての漢字の面白さと、書の美しさを改めて確認することになった。
posted by 城戸朱理 at 13:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする