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城戸朱理のブログ: Edge

2017年05月28日

Edge公式ホームページ、海外のウェブデザインサイトでSOTD受賞!

IMG_6754.jpg



海外の人気ウェブデザインサイト・CSS WINNERで、Edgeの公式ホームページが、SOTDを受賞した。

詳細は下記から。



http://www.csswinner.com/details/edge/11484




2001年に、私の企画・監修で、スタートしたテレコムスタッフ制作のアート・ドキュメンタリー番組「Edge」は、暁方ミセイ篇、カニエ・ナハ篇(写真)に続く最新作の杉本真維子篇で、91本目になるが、公式ホームページでは、さらに30本ほどコンテンツを追加した。



http://edgeofart.jp/



今回は、水原紫苑、穂村弘といった歌人篇、関悦史、高柳克弘といった俳人篇がアップされるとともに、大駱駝艦の麿赤兒、天使館の笠井叡といった舞踏家や黒田育世、昨年、急逝した黒沢美香、若き日の笠井端丈といったダンサーのコンテンツも追加されている。

また、岡崎武志、林哲夫、荻原魚雷といった古書エッセイスト篇も楽しめるものになっていると思う。


今後も、制作分を順次、追加していくので、ぜひアクセスして欲しい。
posted by 城戸朱理 at 10:34| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

Edge公式ホームページについて



リニューアル公開されたEdge公式ホームページは、トレーラー付きで、番組の一部が試聴できるようになったが、もうひとつ特徴がある。


それぞれのコンテンツの紹介を、新たに、石田瑞穂、菊井崇史氏ら気鋭の執筆陣に依頼し、たんなる紹介に終わらないドキュメンタリー批評をアップしていくというのが、それである。


私も企画・監修者として、紹介を担当しているコンテンツがあるが、連休中にカニエ・ナハ篇、新國誠一篇の紹介を執筆したので、まもなくアップされると思う。

これから、これまで制作されたコンテンツが、順次、アップされていく予定なので、ぜひ、アクセスしてもらいたい。

Edge公式ホームページのURLは下記の通り。



http://edgeofart.jp



開始から16年、Edgeは、新たなフェーズを迎えた。
posted by 城戸朱理 at 09:43| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Edge水原紫苑・桜三部作のこと

IMG_6562.jpgアート・ドキュメンタリー「Edge」が、2001年にスタートして、ポエトリー篇10本が完成した後、翌年から、詩人以外のアーティストを対象とするEdge2が始まった。
このコンテンツで、企画・監修者として私が最初に提案したのが、歌人、水原紫苑さんが吉野山に桜を前に即詠するという企画だった。

これは、水原さんの初期歌集の桜を詠んだ名歌から発想したものだが、訪れた吉野山は、西行が庵を結んだ奥千本が満開。撮影が終わってから、水原さんと前登志夫さんをお訪ねしたのも懐かしい。

翌年は、水原さんが、岩木山、弘前で桜を見てから、青函連絡船で津軽海峡を渡り、五稜郭の桜を見るという北国の桜篇を撮影。

三年目は、日本三大桜として知られる根尾谷の薄墨桜(岐阜県)、山高神代桜(山梨県)、三春の滝桜(福島県)を訪ねてもらうという念願の企画が実現した。


水原紫苑・桜三部作のディレクターは井上春生氏。

今や、ディレクターとして活躍している平田潤子氏は、当時はまだアシスタント・ディレクターだったっけ。

それから、10年近くを経て、今度は岡崎の真澄寺別院・流響院を舞台に、水原さんが京都の桜を詠む「H(アッシュ)」がスタートしたわけだが、こちらは、現在、3本目。

再び、井上春生氏がプロデューサー兼任でディレクターをつとめる。鬼気迫る歌が次々と生まれているが、最後は、やはり、豊臣秀吉の「醍醐の花見」の舞台となった醍醐寺の桜を見て、短歌を詠んでもらう番組を企画している。

また、桜守として名高い十六代佐藤藤右衛門さんと水原さんの対話が実現できたらと考えてもいる。

(写真は流響院での水原紫苑さん。撮影=小野田桂子)
posted by 城戸朱理 at 09:43| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

Edge田村隆一篇のこと



アート・ドキュメンタリー「Edge」がスタートしたのは、2001年のこと。

田村隆一さんは、新世紀を見ることなく、すでに亡くなっていたが、なんと、生前の田村さんの姿を見ることができる「Edge Special 田村隆一篇」が、放送されたのは、2005年1月のことだった。

なぜ、すでに世を去った詩人の番組を制作することができたのか。

思い出してみると、そこには、実に不思議な経緯があった。


ことの起こりは、CX系の「ワーズワースの冒険」という番組である。

1990年代に放送され、地上波では異例の教養・情報番組として話題を呼んだこの番組に、田村隆一が出演したのだが、それは、アガサ・クリスティが生んだ名探偵、ミス・マープルが暮らす架空の村、セント・メアリーミードのような村を探してイギリスを旅するという企画だった。

題して「ほろ酔い詩人の優雅な休日〜アガサ・クリスティ 英国の旅」。

私も放送時に見て、詩人がテレビに出ているということに驚いたり、それが田村隆一であることに納得したりしたものだった。


制作はテレコムスタッフで、プロデューサーは寺島高幸、ディレクターは狩野善彦、カメラは中村健と、スタッフはみなEdgeの関係者。

しかも、ディレクターの狩野さんは、詩人・田村隆一がセント・メアリーミードを訪ねるという番組でも、詩人がイングランドを旅するという番組でも、どちらでも作れるように撮影したというではないか。


さっそく、フィルム(そう、当時は、まだフィルムだったのだ!)を探してもらったのだが、これが見つからない。

廃棄処分にする場合は、取締役の寺島さんのサインが必要なのだが、寺島さんはサインをした覚えがないという。

そして、3年後。

未整理のフィルムを入れたダンボール箱から、そのフィルムが見つかったのである。

そこには英国を旅しながら、詩について語る、生前の田村さんの姿があった。


そして、田村さんの七回忌となる2004年に、再び、狩野さんをディレクターとして、鎌倉の田村悦子夫人、著作権継承者の美佐子さんを訪ね、田村隆一篇の制作が始まった。


もし、狩野さんがEdgeに関わっていなければ、田村さんのイギリスでの映像は眠ったままだったかも知れないし、寺島さんがEdgeのプロデューサーでなければ、田村隆一篇は幻のままだったかも知れない。


しかも、それで終わったわけではなかった。

テレコムスタッフがナレーションを依頼した阪茂さんは、番組を見るなり「田村少尉ですか!」。

なんと阪さんは、田村隆一が海軍少尉として、若狭で終戦を迎えたとき、田村さんの当番兵だったというではないか!?


後日、阪さんにテープを回しながら(そう、当時は、まだカセットテープだったのである!)、インタビューして、当時の田村さんのことをうかがったが、これは、いまだに発表していない。
posted by 城戸朱理 at 20:11| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月24日

Edge公式ホームページ、開設!



2001年から、私の企画・監修で始まったアート・ドキュメンタリー「Edge」の公式ホームページが、開設された。


「Edge」を立ち上げたとき、同時に公式ホームページも開設したが、久しぶりにリニューアルしての再開となる。


公式ホームページは、これまで制作されたテレコムスタッフ制作分のコンテンツ「Edge」詩人篇の一部だけだが、順次、追加し、すべてのコンテンツをアップする予定。

ぜひ、下記URLにアクセスしてもらいたい。


http://edgeofart.jp



今回のリニューアルは、テレコムスタッフの平田潤子ディレクターが中心になって進めてくれたが、トレーラー付きなので、番組の一部を試聴できる。


ちなみに詩人篇は、田村隆一、谷川俊太郎、、白石かずこ、吉増剛造、稲川方人、野村喜和夫から、最新作は、暁方ミセイ、カニエ・ナハ、杉本真維子まで。

次は、三角みづ紀篇を制作する予定。

ゲーリー・スナイダー、ヤン・ローレンス、田原といったコンテンツもある。

また、伝説の視覚詩人、高橋昭八郎や、放浪のビート詩人、ナナオ・サカキのように番組制作後に亡くなられた方の貴重な映像も。


公式ホームページは、80本を超える「Edge」のコンテンツのうち、ごく一部しかアップされていないが、徐々に追加していくので、期待してもらいたい。

詩人篇のみならず、水原紫苑、穂村弘、東直子といった歌人篇、高柳克弘、関悦史といった俳人篇、さらには作家や画家、舞踏家に音楽家など多岐にわたるアート・ドキュメンタリーを堪能してもらえるコンテンツになっていると思う。
posted by 城戸朱理 at 09:44| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月28日

吉増剛造さんのドキュメンタリー映画「幻をみるひと。」完成間近!

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井上春生監督は、NHKの仕事で、ル・マン24時間耐久レースを8Kで撮影するため、渡欧したが、パリにたつ前に、「幻をみるひと。」のDVDを手配してくれた。

写真は、川端康成『古都』の舞台、北山杉の産地、中川での吉増さんである。


編集をほぼ終え、英語字幕をつけたヴァージョンだが、あとは、英語字幕を確認、問題があれば修正して、完成となる。

吉増さんが「怪物君」制作中に流していた与謝野晶子本人の朗読による短歌と吉増さんの新作「惑星に水の樹が立つ」の翻訳は、遠藤朋之和光大准教授に、それ以外の字幕は専門の会社にお願いした。


4月中には、完成する予定だが、公開までは半年ほどある。

これからは、国内での試写や公開について考えていかなければならないが、この企画を立てた者としては、早く観てもらいたい気持ちのほうが強いので、もどかしい思いをしている。
posted by 城戸朱理 at 07:50| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

アート・ドキュメンタリー「H(アッシュ)」の現在



「Edge」公式ホームページのことを報告したが、2014年から、井上春生氏のハグマシーン制作によるアート・ドキュメンタリー「H(アッシュ)」も制作されている。


「H(アッシュ)」は、やはり、私の企画・監修で、京都の真澄寺別院・流響院を舞台に、ほかにも京都各地でロケを重ねて制作されるコンテンツ。

これまで、作家・柳美里さんと宗教学者・山折哲雄先生の対談から始まって、
歌人・東直子さんによる春夏秋冬の4本、俳人・高柳克弘、神野紗稀夫妻による四季の吟行風景が、今春で完成、
歌人・水原紫苑さんによる京都の桜を詠むコンテンツが、今春で3本目、
宮澤政人さんの「ごたん宮ざわ」で詩人・石田瑞穂・みゆ夫妻が、和食の四季を紹介する番組が、春と秋の2本を終えて、進行中である。


また、詩人・吉増剛造さんが、四季の京都を訪ねる4本の番組が完成、現在、映画化し、海外の映画祭に向けて、英語字幕を付けるとともに、英語のプレスリリースを準備中。

映画公開は、今秋になる。


「H(アッシュ)」の公式ホームページも、来年には準備したいと思っている。
posted by 城戸朱理 at 08:49| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月20日

アート・ドキュメンタリー「Edge」公式ホームページ準備中!



2001年から、私の企画・監修で始まったアート・ドキュメンタリー「Edge」は、テレコムスタッフ制作のポエトリー篇と宮岡秀行氏のスタジオ・マラパルテ制作のシネマトグラフ篇で構成され、公式ホームページも立ち上げたが、この何年かホームページが閉鎖されていた。


現在、テレコムスタッフの平田潤子ディレクターが中心になって、「Edge」公式ホームページを新たに準備中であり、これまで制作してきたコンテンツを紹介することが出来ると思う。

執筆陣も石田瑞穂、菊井崇史氏ら詩人から、プロのライター陣によるもので、批評的にも充実したものになりそうだ。


Edgeは、現在も制作が進んでおり、スタジオ・マラパルテによる「原民喜篇」が完成、「土方巽篇」が制作中、テレコムスタッフは、「暁方ミセイ篇」(平田ディレクター)、「カニエ・ナハ篇」(熊田草平ディレクター)に続く「杉本真維子篇」(伊藤憲ディレクター)が、編集に入っている。

また、来年度以降は、テレコムスタッフ、スタジオ・マラパルテ以外にも制作を依頼していくことになるかも知れない。


公式ホームページでは、部分的に映像を試聴出来るようにしたり、進行中の番組の様子を伝えるブログの開設も考えているが、充実したものになるよう平田ディレクターが奮闘中で、
私も執筆者未定のコンテンツを次々と押しつけらられ(?)、番組を見直しては原稿を書いているところだが、貴重なアーカイブになっていることを改めて確認した。


公式ホームページが開設したら、このブログでお知らせする予定。
posted by 城戸朱理 at 15:14| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月27日

ドキュメンタリー映画「幻をみるひと。A tougne of Water 詩人、吉増剛造」(井上春生監督)完成間近!

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川端康成が滞在して『古都』を執筆した京都、岡崎の真澄寺別院・流響院を舞台に、吉増剛造が、京都、ひいては日本の古層に触れながら歩いていくドキュメンタリー映画「幻をみるひと。」が、井上春生監督の尽力によって編集を終え、仕上げに入っている。


これは、2015年春から16年冬にかけて、春夏秋冬の京都を訪れた詩人を撮影し、四本のCS放送番組を制作するとともに、番組放送に先だって、全素材を使って映画化を試みたもの 。


春には醍醐寺を、夏には貴船神社を、秋には『古都』の舞台でもある北山杉の産地、中川地区を、そして冬には大徳寺と妙心寺を訪ね、吉増さんは言葉を紡いでいく。


京都は、その地下に、琵琶湖に匹敵するほどの豊かな伏流水をたたえている。

今にして思うと、吉増さんの旅は、その水と出会うものでもあったように思う。

それだけに、井上監督が最終的に「A tounge of Water」という英題を選んだのもうなずけるところがあるのだが、吉増さんにとって、京都の旅は、触手のような「水の舌」に触れ、「水の言葉」を聴き取ることでもあった。


夏に、京都の水神たる貴船神社を訪れた吉増さんは「惑星に水の樹が立つ、という詩が書けるかもしれないなあ」と呟いたのだが、
映画のクライマックスは、冬の妙心寺法堂、狩野探幽による天井画・雲竜図の下で、吉増さんが新作「惑星に水の樹が立つ」を朗読する場面だろうか。


このドキュメンタリー映画は、ハグマシーン制作、プロデューサー・監督が井上春生氏、私がエグゼクティブ・プロデューサーをつとめる。

また、アシスタント・プロデューサー&スチールとして参加した小野田桂子による写真が、ポスターを飾ることになるだろう。


現在、英語字幕を制作中で、完成したら国際映画祭への出品を考えているのだが、改めて、映画祭について調べてみたところ、驚くべき現実に行き当たった。

映画祭は、なんと日本国内だけでも120も(!)開催されており、「国際」を冠した映画祭も少なくない。

これが、世界となると数百、あるいは千を超えるのではないだろうか。

そのうち、権威があるとされているのは、国際映画制作者連盟(FIAPF)公認の映画祭で、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアを三大映画祭、これにロカルノを加えて四大映画祭と呼ぶことがある。

北米大陸なら、最大規模を誇るのが、やはりFIAPF公認のモントリオール世界映画祭、インディペンデント映画を対象とし、ロバート・レッドフォードが主宰するサンダンス映画祭などがあるが、ドキュメンタリー部門がない映画祭も多いので、現在、井上監督と検討中である。


公開は、今秋になる予定。

詳細は、追って、このブログでも紹介していくので、御注目あれ!
posted by 城戸朱理 at 09:05| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月16日

魯山人で和食を

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1月11日(水)は、試写のため、東京へ。

井上春生監督と立川駅で待ち合わせた。


番組は、昨秋、京都で撮影した「H(アッシュ)」。

名店がひしめく京都にあって、開店の翌年にミシュラン・ガイドで星を獲得した「ごだん宮ざわ」の宮澤政人さんが、岡崎の真澄寺別院・流響院にインスパイアされた秋の料理をあつらえるという企画で、石田瑞穂・みう夫妻もお客さんとして出演する。


和食の場合、器使いまで含めて料理となるが、宮澤さんは、今回の撮影のために北大路魯山人の漆器を手がけた山中漆器の辻石斎のお椀を新調し、本番では、魯山人作割山椒の先付けから始まって、魯山人尽くしの器使いを披露してくれた。

お造りは、藁で焙った締め鯖で、器は、明末の古染付もみじ皿だったが、これは魯山人が写しを作っている。

ただし、写真は私が撮影の前に訪れたときのもので、お造りは締め鯖ではなく、安乗ふぐである。

締め鯖も、いわゆる京都の「きずし」ではなく、軽く締めた鯖を藁で焙ったもので、香りも味も素晴らしかった。


ピークは、穴子と牛蒡の天ぷらを盛った魯山人の絵替わり色絵双魚文皿で、博物館級の名品である。


流響院での石田瑞穂氏の自作詩朗読の場面や、宮澤・石田両氏が、宮澤さん行きつけの骨董屋を訪ねる場面もあって、京都の秋を堪能できるコンテンツになったと思う。

宮澤政人さんが、流響院の四季からイメージした料理を作る番組は、これで春篇、秋篇の2本が完成したが、あと夏篇と冬篇を制作することになっている。


秋から冬にかけての京都の撮影は、あまりの寒さに震えることがある。

なかでも、東直子さんの詩仙堂での早朝ロケや、吉増剛造さんの妙心寺法堂、狩野探幽雲龍図の下での朗読シーンを撮影した早朝ロケのときの、骨の髄まで凍えるような寒さは忘れられないが、昨秋のロケは、早朝ロケがない分、楽だった。


試写で気になった点は、アシスタント・プロデューサーのバンビことパンクな彼女が、整理して、メールで井上監督と私が共有し、ナレーション原稿を修正する。


井上監督は、現在、「H(アッシュ)」から派生したドキュメンタリー映画「詩人・吉増剛造 幻を見るひと。」の編集に入っており、出品する海外の国際映画祭についても相談した。

公開は、映画祭のあとになるので、今年の秋を予定している。


試写と会議のあとは、井上監督と今年度のコンテンツの具体的な打ち合わせをして、この日は終わった。
posted by 城戸朱理 at 12:04| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月17日

藤沢周氏が出演する「自ら仏を彫る系譜」石川雲蝶篇、今晩、オンエア



「越後のミケランジェロ」と称される幕末の彫工、石川雲蝶。

その濃密にして肉感的な彫像は、近年、注目を集めているが、遺された雲蝶作品を芥川賞作家、藤沢周氏が訪ねるドキュメンタリーが完成、今晩、放送される。

詳細は下記のとおり。



【SKYPerfecTV! 529ch】


「自ら仏を彫る系譜Z 圧倒の意匠 幕末・越後の彫工 石川雲蝶」

放送日時:2016年12月17日(土) 21:00〜21:45

出演:藤沢周

企画・監修:城戸朱理
プロデュース:寺島高幸
演出:伊藤憲
制作:テレコムスタッフ

スマートフォンでも無料アプリ「IVY」をダウンロードすれば、サイマル放送で試聴できます。

http://www.pod.tv/ivy/


新潟生まれの作家が、故郷で、石川雲蝶の作品に何を見出すのか。

ぜひ、御試聴を。
posted by 城戸朱理 at 10:48| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月16日

「Edge 吉増剛造篇」、動画配信スタート!



2001年から、私の企画・監修で始まったアート・ドキュメンタリー「Edge」では、吉増剛造さんのコンテンツが3本ある。


最初は、2001年に、奄美大島で撮影された「浦島太郎の目」「心に刺青するように」の2本。

このコンテンツをもとに、テレコムスタッフが、翌年、再撮影を敢行し、厚みを増したドキュメンタリー映画「島ノ唄」が完成した。


また、昨年、東京の吉増さんの書斎と福島県の被災地で撮影された「Edge Special」は、「怪物君」こと「詩の傍らで」の生成を追うもので、京都を舞台とする春夏秋冬、4本の「H(アッシュ)」(監督:井上春生、制作:ハグマシーン)と並んで、吉増剛造が生きる現在を写し出す貴重なコンテンツになっている。

今回、吉増さんのアメリカでの英訳詩集(ニュー・ディレクションズ)刊行を記念し、
「島ノ唄」(監督:伊藤憲、制作:テレコムスタッフ)、
「Edge Special」(演出:伊藤憲、制作:テレコムスタッフ)
の2本が、今日、16日から動画配信されることになった。
 

試聴は、BONOBO(会員登録無料)のホームページから。

トップページを下にスクロールしていくと、加入会社のアイコンがあり、テレコムスタッフも所属するATP(全日本テレビ番組制作社連盟)のアイコンをクリック、テレコムスタッフのページから試聴できる。

「Edge Special」は無料、「島ノ唄」は、200円。


今後、「Edge」のコンテンツは、順次、動画配信が予定されており、ホームページも準備中。

危機の時代に向かい合う詩の現在を、ぜひ、体感してもらいたい。
posted by 城戸朱理 at 15:49| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月12日

和合亮一氏が出演する「友心 風になる日」明日、再放送



東日本大震災の記憶を風化させないために始まったコンテンツ、「友心(ゆうしん)」。

今回は、死者と会話するための、「風の電話」を和合亮一氏が、岩手県大槌町に訪ねる。

どこにも繋がっていない「風の電話」のボックスのなかで、詩人が感じたものは。



【SKYPerfecTV! 529ch】

「友心 風になる日」
放送日時:2016年12月3日(土)、13日(火) 22:00〜22:30

出演:和合亮一

企画・監修:城戸朱理
プロデュース・演出:井上春生
制作:ハグマシーン


スマートフォンでも無料アプリ「IVY」をダウンロードすれば、サイマル放送で試聴できます。

http://www.pod.tv/ivy/


ぜひ、御試聴下さい。
posted by 城戸朱理 at 19:10| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月10日

「Edge 詩人 暁方ミセイと三つの物語」、今晩、オンエア



横浜、富士の樹海、さらには中国・雲南省ロケを敢行した「Edge」暁方ミセイ篇が、今晩、オンエアされる。

詳細は下記の通り。



【SKYPerfecTV! 529ch】

12/10(土)21:00〜21:30

「Edge 詩人・暁方ミセイと三つの物語」

企画・監修:城戸朱理
演出:平田潤子
制作:テレコムスタッフ


無料アプリ「ivy」でも視聴できるので、スマートフォンをお持ちの方は下記から。

http://www.pod.tv/ivy/



現在、「Edge」は、カニエ・ナハ篇の撮影に入っており、次は杉本真維子篇を制作予定。

「詩の現在」に関心のある方は、ぜひ。
posted by 城戸朱理 at 09:12| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月02日

和合亮一氏、岩手県大槌町の「風の電話」へ

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岩手県の大槌町の海を見下ろす岡に「風の電話」がある。

電話ボックスのなかにあるのは、回線がどこにも繋がっていない電話機とノート。

これは、ガーデニング・デザイナーのSさんが、亡くなった従兄弟に想いを届けるために設置したものなのだが、東日本大震災のあと開放され、亡くなって会えなくなった親しい人に想いを伝えようと、訪れる被災者があとを絶たない。


かねてから、「風の電話」に行きたいと言っていた和合亮一氏が、大槌町を訪れ、Sさんの話を聞く「友心」のコンテンツの撮影は、柳美里さんの只見ロケに続いて行われた。

私は、福島市でスタッフと合流、翌朝、和合氏の自宅を訪ね、さらに水田が広がる福島県の最南端でのロケのあと、岩手県大槌町に向かった。

車で5時間の強行軍である。


和合くんの書斎も、初めて拝見したが、見事なまでに本がない。

本は実家の書庫に置いているのだとか。

大震災のあと、「詩の礫」を書いて発信したというPCも見せてもらったが、和合くんは余震のたびにPCを抱えて庭に出て、「詩の礫」を書いていたのだという。


「風の電話」でのロケのあとは、船越湾で朗読シーンを撮影した。

ちなみに、井上ひさしの小説『吉里吉里人』の舞台、吉里吉里は、大槌町の地名である。


この番組は、すでに完成しているが、「風の電話」のボックスのなかで、思わず涙ぐんだ和合くんの姿が、印象的だった。


大震災の傷は、いまだに癒されてはいない。

それは、生き残った者が、死ぬまで抱えていくしかないものなのだろう。

微力でも、私も、そのことを伝えていきたいと思っている。
posted by 城戸朱理 at 07:47| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月01日

柳美里さん、南相馬から只見へ

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東日本大震災の記憶が風化しないように、被災地と被災者に取材するコンテンツ「友心」は、8月始めに撮影された。


柳美里さんが、亡くなったが、遺体を引き取る家族がいない除染作業員の遺骨を預かる南相馬の住職を訪ね、さらに、新潟との県境に位置する会津の只見へ。

只見は、柳美里さんのお母さんが、かつて暮らした町だが、ダムに水没した町でもある。

故郷を失った人と失われた故郷。

そして、柳さん自身の故郷とは。


アシスタント・プロデューサー兼スチールとしてロケに参加したバンビことパンクな彼女は、久しぶりに柳さんに再会。

ふたりで、大きなハートを作って、記念撮影をした写真が送られてきた。

私は、フェリス女学院大学の受講生9人が鎌倉に来ることになっていたため、ロケに参加できなかったのである。


柳さんが、ラグドールのティグリとエミリーを抱いた写真は、番組の最後に使われた。

それにしても、のっこりと大きなネコである。
posted by 城戸朱理 at 16:56| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月17日

Edge 暁方ミセイ篇進行中!

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2001年から私の企画・監修、テレコムスタッフ制作で始まったアート・ドキュメンタリー「Edge」は、平田潤子ディレクターの強い希望もあって実現した及川俊哉篇、榎本櫻湖篇に続いて、より若い世代の詩人たちのプログラムの制作に入っている。

いわば、Edgeの第3期になるわけだが、今年度は、暁方ミセイ篇、カニエ・ナハ篇の制作を企画、
7月12日に暁方ミセイさんに来てもらって、テレコムスタッフで最初の打ち合わせした。

その後、神田の老舗、鶏鍋のぼたんに席を移し、鶏すきの会食。

写真は、そのときのスナップである。


暁方さんは、旅をしながら詩作するタイプなので、ロケ先に韓国の慶州、タイのバンコク、中国雲南省などが候補に上がったが、暁方さんの希望で、雲南省へ。

暁方さんと平田ディレクター、女性ふたりで雲南省の標高3000m級の山岳に出かけ、さらに森で朗読シーンを撮るために富士の樹海へと、何やら物騒なロケが続いたが、無事に終了。

撮影も、残すところ、あとわずかになった。

カニエ・ナハさんとの打ち合わせも進んでおり、暁方ミセイ篇もカニエ・ナハ篇も、どんな内容になるのか、楽しみだ。
posted by 城戸朱理 at 21:26| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月22日

Edge15周年を迎えて



オリンパスギャラリー東京でのトークの翌日、月曜日は青山のテレコムスタッフで、試写と打ち合わせがあった。

試写は、「Edge Special 吉増剛造篇」。

かつて、吉増さんのドキュメンタリー映画「島ノ唄」(制作・テレコムスタッフ)を手がけた伊藤憲氏による演出である。

京都・流響院を舞台とする「H(アッシュ)吉増剛造篇」は、春夏秋冬の撮影を終えたが、井上春生監督による「H(アッシュ)」が、古都の深層に触れる詩人の姿を追うものなのに対して、
「Edge Special 吉増剛造篇」は、東日本大震災後に吉増さんが書き続けた「怪物くん」こと「詩の傍らで」に焦点を当てるものになっている。

舞台は、吉増さんの御自宅の書斎と福島県の浪江。

大震災以降、被災地に通い続けた吉増剛造は、なぜ「詩の傍らで」を書き始めたのか。

そして、「詩の傍らで」は、どのように変化しながら生成していったのか。

刺激的なコンテンツが完成した。


「詩の傍らで」の全貌は、6月から開催される竹橋の国立近代美術館での「吉増剛造展」で明らかになるはずだが、みすず書房から刊行される予定もあるそうだ。



アート・ドキュメンタリーEdgeが、始まったのは、2001年。

当初から、私は、企画・監修者として携わってきたが、実は1年、続いたら奇跡だと思っていた。

それが、まさか15年も続くとは、いささか驚きを覚えている。


2001年から翌年まで、10本の詩人篇を制作したが、15周年を迎えて、新たに新世代の詩人篇を予定しており、
すでに、平田潤子ディレクターによる及川俊哉篇、榎本櫻湖篇の2本が完成しているが、現在、平田ディレクターが暁方ミセイさんと打ち合わせに入っている。


また、15周年を記念して上映会イベントを企画しているが、こちらも詳細が決まり次第、お伝えしたい。
posted by 城戸朱理 at 10:03| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

Edge荻原魚雷篇



新刊書店が次々と閉店し、この10年で半減するなか、一方で、誰でも参加できるひと箱古本市に見られるように、静かな古本ブームがひろがりつつある。

このブーム、古本の新しい楽しみ方を示した同人誌「SUMUS」の功績が大きい。


「SUMUS」には、岡崎武志、林哲夫、山本善行氏らが依り、これまで、テレコムスタッフ制作のアートドキュメンタリーEdgeでは、岡崎武志篇、林哲夫篇を制作、その生活に根ざした古本哲学を紹介してきた。

今月は、それに続く荻原魚雷篇が完成間近である。


荻原魚雷さんは、辻潤との出会いから、アナーキズムに目覚め、大学を中退して活動家になった。

生計はライター業だったが、バブル崩壊後の不況のあおりで次第に仕事がなくなり、 運動にも挫折。

そんなとき吉行淳之介のエッセイを読んで、自分の生き方を考えたという。

生理的な皮膚感覚で世界を触知するという吉行淳之介の考え方は、荻原さんの生きるうえでの指針となり、どうせ売れないのなら好きなことを書こうと古本エッセイを書くようになったのだとか。


番組では、京都における古本のトークイベントで、岡崎武志さんを始めとする古本の猛者が集う場面があるが、岡崎さんが荻原さんを「新しい思想家」と評していたのが印象深い。

観念的なアナーキストから、つねに漠然とした不安を抱えながらも、生活者として地に足がついた思考と、その実践へ。

生活のなかから確かな手触りを探して、古本屋通いを続ける、その姿は、たしかに新しい思想家の名に値する。


実は、荻原魚雷さんはEdgeへの出演を躊躇されたのだが、岡崎さんの説得で出演に踏み切ったという経緯がある。

岡崎武志さんに感謝したい。


ちなみに私も、荻原さんの著作は、最新刊だけは未読だが、『書生の処世』までの既刊は、すべて読んでいる。

よく登場するのは、前述の辻潤、吉行淳之介のほかに、作家だと色川武大、詩人だと鮎川信夫と天野忠、それに辻征夫で、それぞれの著者との出会い方が面白い。

天野忠さんは、自ら古本屋をされていたので、古本好きが、その作品に惹かれる傾向があるようだ。


荻原魚雷篇は、及川俊哉篇、榎本櫻湖篇に続いて、平田潤子ディレクターの演出である。


一方、京都の流響院を舞台に撮影が進んでいる井上春生監督によるH(アッシュ)吉増剛造篇と並行して、伊藤憲ディレクターによるEdge Special吉増剛造篇も撮影が佳境を迎え、荻原魚雷篇の試写があったとき、吉増さんと伊藤憲ディレクターは3泊4日の南相馬ロケの最中だった。

吉増さんは鎌倉でのローライ同盟発足総会の翌日に、南相馬に向かったことになる。

こちらも年明けには、紹介できるだろう。
posted by 城戸朱理 at 10:00| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月15日

Edge進行中



私の企画・監修で、テレコムスタッフ制作によるアート・ドキュメンタリー「Edge」が、始まったのは、2001年のこと。

来年は、15周年を迎えることになる。


別シリーズで、日本的霊性と魂の行方を追うイタコを主題とした番組を、柳美里さんをナビゲーターに撮り終えた平田潤子ディレクターは、続けて、荻原魚雷篇の制作にかかった。

これは、岡崎武士篇、林哲夫篇に続いて、古書の楽しみをめぐる3本目のEdgeになる。


一方、伊藤憲ディレクターは、吉増剛造篇を撮影中。

京都で撮影している「H(アッシュ)」吉増剛造篇が、古都に龍脈を探る詩人の姿を追うものなのに対して、Edge吉増剛造篇は、吉増さんの書斎に「怪物くん」こと「詩の傍らで」の生成を追うものになる。

Edge吉増剛造篇を担当し、さらに再撮影を重ねて、ドキュメンタリー映画「島ノ唄」を監督した伊藤憲ディレクターだけに、「H(アッシュ)」とは、また違った吉増さんの姿が見られることだろう。


また、平田潤子ディレクターによるEdge榎本櫻湖篇が、映像文化製作者連盟主催の「映文連アワード2015」で、パーソナル・コミュニケーション部門の優秀賞を受賞した。


11月25日の授賞式のあと、受賞作は、26〜27日に、渋谷のユーロスペース内ユーロライヴで上映されることになっている。


プランナーとしては、15周年を迎えるに当たって、2001年から翌年にかけて制作した10本の詩人篇よりも、
さらに若い世代に焦点を当てた詩人篇の制作を考えているが、平田潤子ディレクターによる榎本櫻湖篇、そして及川俊哉篇は、その新シリーズの嚆矢に位置づけられるコンテンツとなる。


また、15周年記念上映会の企画も検討中であり、いずれ報告できると思う。
posted by 城戸朱理 at 06:19| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする