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城戸朱理のブログ: 美味しい話

2018年01月19日

J.S. STAKE STANDで

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柳美里さんがミスタードーナツの麺類が好きとツイートしたことがあったが、鎌倉のミスタードーナツは、柳さんが南相馬に引っ越したあとに撤退し、かわりにハンバーガーショップになった。

セレクトショップ、ジャーナル・スタンダードを経営するベイクルーズ・グループのJ.S.BURGERS CAFEである。

自家製バンズにビーフ100%の氷温熟成パティを使ったアメリカ風の本格的なハンバーガーを出す店で、値段も一個1000円ほどと、ハンバーガーにしては高級店。

そして、昨年8月に、ハンバーガーショップの隣に、やはり同系列のステーキの店、J.S.STEAK STANDがオープンした。


さんざん歩いたあとだけに、お腹が空いたバンビことパンクな彼女が、「一度、入ってみなくちゃね!」。



「バンビくんは毎日、一万歩以上歩いているから、御褒美にステーキをご馳走してあげるといいんじゃないかな?」
・・・



というわけで、16日は、J.S.STEAK STANDで夕食を取ることにした。


内装はアメリカ風で洒落ているが、カウンターがメインのカジュアルなステーキハウスだった。


肉はサーロイン、チャックアイロール(肩ロース肉)、ハンギングテンダー(ハラミ肉の一部)、ラフカット(ランプ)の4種類で、それぞれ200gか350gを選ぶようになっている。

バンビと相談して、サーロインとハンギングテンダーの200gを。

さらにソースとトッピングを選ぶのだが、ソースはブラックグレービー醤油とブラウンダブルペッパークリーム、
トッピングはマッシュポテト&ローストトマトにバターコーン&ソテードグリーンにした。


焼き方は聞かれなかったが、焼き上がりはミディアムレアである。


目の前で、ステーキにソースをかけてくれるのだが、溶岩プレートでソースが沸騰して香り立つパフォーマンスが楽しい。


アメリカの牛肉は、米国農務省によって、プライム、チョイス、セレクトなどの等級に分けられている。

この店の牛肉はプライムというわけではないが、赤身肉の旨みを味わうアメリカン・スタイルで、ソースが6種類もあるあたりは日本風と言えなくもない。


ビールはキリンとブルックリン・ラガー。

メニューにはないが、グラスワインもあるというので頼んでみた。



「んふ!
このお店はお散歩コースにあるから、とてもいいね!」
???

「ときどき、ステーキを食べるといいんじゃないかな!」
・・・・・・



バンビは、ときどきステーキを食べる気なのである。


J.S. STAKE STANDは手軽な店だから、たまにはいいか。
posted by 城戸朱理 at 10:47| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

国分寺で飲む

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天使館から国分寺駅までは歩いても10分ていど。

興奮を冷ますべく、遠藤朋之氏と少し飲んでいくことにした。

とはいえ、まったく知らない街だから、店の見当がつかない。


店頭のメニューを見て、天松という店に入ったのだが、私好みの日本酒が揃っていた。

最初はビールで乾杯したが、この寒さだと、やはり熱燗が身体のすみずみまで沁みわたるようで、しみじみと美味い。

福島の大七、秋田の新政、青森の田酒と順番に燗をつけてもらう。


話題は、当然「暁ニ告グ」のことである。

アクシデントで、音楽なしの公演になったのも面白かったが、音楽ありの公演も見てみたいというのが一致した意見になった。


さらに、先月から書き続けている新作の何扁かを遠藤くんに披露して、詩のことも語り合った。



突き出しが、白身魚の煮凝りとカボチャの餡掛けだったので、料理も期待できる。

あん肝、牡蠣の天ぷら、海老芋の餡掛け、芝海老のかき揚げを頼んだのだが、バンビことパンクな彼女も、遠藤くんも牡蠣の天ぷらに感心していた。

たしかに、牡蠣は、フライではなく天ぷらにしたほうが酒の肴になる。

海老芋は遠藤くんのオーダーだが、私も好物で、これも酸味の強い新政によく合った。


遠藤くんに御馳走になってしまったが、ありがたいことである。
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2018年01月16日

長谷の三和楼で

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13日、土曜日は午後2時まで仕事をしていたのだが、バンビことパンクな彼女の校正の仕事が終わったので、散歩がてら昼食を食べに行った。

大仏のある高徳院に近い長谷の三和楼に寄るのは、何年ぶりだろう。


面白いメニューがある鎌倉でも屈指の町中華である。

いかにも町中華という内装は変わっていなかったが、海外からの観光客が増えたからなのだろう、英語のメニューが置かれていた。


まずは、バンビのリクエストで餃子をひと皿。

大船の石狩亭よりニンニクがガツンと効いたパワフルな餃子で、ビールに合いそうだったが、そこは我慢。


食事はスーラー湯麺と餡掛け炒飯を頼んで、取り分けることにした。

とろみを付けたピリッと辛いスープのスーラー湯麺は、暑いときや寒いときにうってつけ。

炒飯も餡掛けになると、上品な味になる。



「とっても美味しいね!
今度は夜に餃子でビールをしに来るといいんじゃないかな?」とバンビ。



ところが、三和楼は6時半で営業が終わってしまうのだ。



「海辺を散歩して、5時くらいに入店すればいいんだよ!
周さんにも教えてあげてね!」



周さんとは、作家、藤沢周氏のことだが、鎌倉では藤沢さんは、周さんと呼ばれている。


なるほど。砂浜を歩き、海風に吹かれて疲れたあとは、三和楼の餃子がいいかも知れない。

今度、試してみよう。

ちなみに、三和楼のそばには、鎌倉の老舗洋食屋の「浮」(ぶい)もある。
posted by 城戸朱理 at 10:46| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

クルベル・キャンのち蟹三昧?

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シェフの滝澤貴さんが休みを取ったので、クルベル・キャンは料理なしのバー営業。

オーナー・バーテンダーの秋山正治さんは白のタキシード、なぜかバーテンダーの馬場淳也さんがピザ生地をこねていたりするのだから面白い。


いつものようにビールからシングルモルト。

つまみはチーズと生ハムを盛り合わせにしてもらった。


この日は帰宅してから、蟹三昧。

バンビことパンクな彼女が、ブラウンクラブの巨大な蟹爪1kgを取り寄せたのである。


バンビは年末にシャンパン、しかもモエ・エ・シャンドンを3本取り寄せたが、さらに年始の博多のモツ鍋セットに続いて、ブラウンクラブまで注文していたらしい。


ブラウンクラブは殻が極めて硬いので、木槌で割って食卓へ。

溶かしバターを用意して、トーストとシャンパンという007ジェームズ・ボンド風のスタイルで、乾杯した。


ブラウンクラブは味が濃厚なので、溶かしバターがよく合う。


蟹をむさぼり喰らうときは、どうしても無口になってしまうので、対談や座談会のときには、蟹がタブーになっているのも当然だろう。

もっとも、長引く出版不況で、以前のようにホテルや有名店でコース料理を前にしての座談会やら対談はなくなってしまったが、それはそれで本筋に帰っただけという気がする。
posted by 城戸朱理 at 11:43| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

クルベル・キャンでパスタ&ピザ

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砂浜を歩き回ると、いきなり脚が重くなる。


夕食にステーキ肉を用意していたのだが、バンビことパンクな彼女と鎌倉駅前まで歩き、さすがに疲れたので、クルベル・キャンで休んでいくことにした。

食事は帰宅してからのつもりだったのだが、あまりにお腹が空いたものだから、バンビと相談して、前菜もなしに、いきなりパスタとピザを頼むという荒業に出た。


パスタは、サーモンと白菜のクリームスパゲッティ。

ピザは、パンチェッタと半熟玉子のビスマルクである。

玉子を好んだ鉄血宰相ビスマルクにちなむこのピザは、トマトソースを使うピザのうちでも濃厚で、バンビが進んでビスマルクを選ぶのは珍しい。

やはり身体を使うと、欲するものが変わるようで、詩を書き続けていたら、脳が異様に疲労するのか、私もふだんは滅多に口にしない牛肉に手が出るようになっている。

バンビは「いつも、お豆腐しか食べない城戸さんが、牛肉を食べたいなんて珍しいね!」と面白がりつつも、私が頻繁に牛肉を買うものだから喜んでいるほどなのだ。



スパゲッティも、石窯で焼き上げたピザも美味しかったが、海風に吹かれたあとは顔が火照るので、お酒はあまり進まない。

ビールから始めて、ジントニックをもらい、秋山正治さんお勧めの珍しいカナディアン・ウィスキーを飲んだだけで、この日は帰途に就いた。
posted by 城戸朱理 at 10:44| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

大船の串武、その2

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バンビは例によってシロコロとつくねを頼み、さらに皮にせせり、豚バラまで頼んで、ご機嫌である。


青森の陸奥八仙吟醸あらばしり、自爆ど辛純米とお酒を追加し、とりわさとアボカドの叩き、牡蠣とベーコンのゴルゴンゾーラソースを頼んだのだが、串焼き屋でゴルゴンゾーラソースを使われると、やはり驚きがある。



若い世代ならではの店が鎌倉では増えているが、串武もそんな一軒で、再訪したくなる店だった。
posted by 城戸朱理 at 08:52| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大船の串武、その1

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年が明けてから、午後2〜3時までは仕事や片付け、それから散歩に出かけるというペースが出来た。

6日は、実に久しぶりに大船に出かけた。


市場のような仲通りを歩いて買い物したあとは、小綺麗な串焼き屋が開店していたので、バンビことパンクな彼女のリクエストで入ってみた。

三ヶ月前にオープンしたそうだが、もう常連客がついているらしく、次々とお客さんが入店、あっという間に満席になってしまった。


お通しは山芋と酢ダコのわさび和え。

まずはビールをもらったのだが、驚いたのはお造りの充実ぶりだった。

迷ったあげくに盛り合わせにしたら、見事な本まぐろの中トロに炙り本かます、それにヤリイカが。

しかも湯通ししたヤリイカのエンペラが添えられている。


「串焼き屋さんなのに、お刺身が美味しい店だよ!」とバンビが喜び、日本酒をもらうことにした。

まずは新春酒の秋田の天寿純米大吟醸、次に栃木の仙禽モダン雄町、長野の真澄純米あらばしり。

五味の揃った日本酒の品揃えで、実に料理に合う。


ささみのわさび焼きと上レバー2本を頼んだところ、レバーを塩とタレ両方で焼いてくれたが、こんな配慮も嬉しい。
posted by 城戸朱理 at 08:50| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

パンダ・バルでひと休み

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1月5日もバンビことパンクな彼女を連れて、散歩に出かけたのだが、連日、歩き回っているものだから、ふたりとも調子がいい。

参拝客が減ったので、ようやく鶴岡八幡宮に初詣できた。


ここのところ、モツづいているバンビが博多からモツ鍋の材料を取り寄せたので、夜はモツ鍋をすることにしていたのだが、歩き疲れたものだから、バンビが「おやつビールはどうかな?」と言い出した。

「おやつビール」とはバンビ語で、夕食前に軽く飲むことである。


そこで、鎌倉駅西口、御成通りのパンダ・バルへ。

スペイン風にピンチョスなどでワインを飲める店である。



ビールで喉を潤してから、白ワイン。

まずはイワシとタマネギのパテ、そして、ピンチョスは牡蠣フライとバゲットのタルタルソースを。

このピンチョスは、ひとつ280円。


ひと口サイズの小さい海老とオリーブのクリームコロッケが出来たところで、シェリー酒にかえた。


パンダ・バルはスペイン料理主体だから、トルティージャやパエリアもあるが、軽いひとり前から頼めるのが嬉しい。


メニューにスペイン風ハンバーグを見つけたバンビが食べたそうにしていたので、これも注文してみる。

ソースはピリ辛トマトのブラバスソースか、ニンニクマヨネーズのアリオリソースが選べるので、ブラバス&アリオリのハーフ&ハーフで。

ちなみに、このスペイン風ハンバーグが600円。


パンダ・バルは、手軽で楽しい。



「おやつビール」にしては、やや頼みすぎのきらいはあるが、いずれもシェリー酒、マンサニージャを美味しくする料理だった。
posted by 城戸朱理 at 15:11| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

藤沢の串焼きバル・COCORICO、その2

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この店の串焼きは、鶏ならば信州安曇野産新鮮朝一鶏、豚ならば厚木産朝引き豚で、鮮度がいいのが売り。

バンビは大喜びで、鶏の上レバー、シロコロのたれ焼きを注文。

荻窪のもつ焼き店かっぱで食べて以来、バンビはシロコロが気に入っているらしい。


私は、ささみの梅しそ焼きと和牛A4ランク、後脚付け根のトモサンカクの真ん中部分のシンシンをふたり分注文して、ワインをデキャンタで頼んだ。


「もっと食べるよ!」とバンビが追加したのは、シロコロのおかわりと手こねつくねに玉子を添えた月見たたき。


最後にローストチキンオムレツをもらってみたのだが、ふわふわのオムレツとチキンにマッシュルームのソースが一体となって、白ワインにぴったりのひと品だった。


値段は手頃で、今風な感覚が楽しい店である。
posted by 城戸朱理 at 14:42| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

藤沢の串焼きバル・COCORICO、その1

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映画を見て、湘南テラスモールを歩き回り、藤沢に戻ったのは6時ごろ。


どこかで休んでいこうということになって、バンビことパンクな彼女と駅前を歩いていたら、串焼きでワインを供してくれるバルを見つけた。

カウンターは満席だったので人気店らしい。


幸い個室が空いていたので入店することができた。


スパークリングワインをもらって乾杯したら、お通しはチーズフォンデュ。

串焼きと洋風のメニューをうまく組合せている。


とりあえず、メニューの「名物」というメニュー3品を頼んでみた。

焼いたのでもなければ蒸したのでもない、秘密の調理法の「トロレバ」、珍しくもメープルシロップを添えた「白レバーとクリームチーズのパテ」、そして低温調理した「タンの炙りカルパッチョ」である。

なるほど、レバーのパテにメイプルシロップは意外なほど合うし、トロレバの旨みは赤ワインを呼ぶ。


ひとひねりした工夫が、いかにも若い世代の店らしくて、実に面白い。
posted by 城戸朱理 at 14:27| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

鶴岡八幡宮のちクルベル・キャン

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2日に鶴岡八幡宮まで行ってみたのだが、参拝客が行列を成していて、何時間かかるか分からなかったので、初詣で後日ということにして露店を冷やかして歩いた。


リーマンショック後、露店の数は半減したが、今年は、それがさらに半分に減ってしまった感じで、なんとも淋しい。


毎年、寄っていたソーセージとホットワインのドイツ屋台も見あたらなかったので、がっかりしていたら、馬場の反対側に出店しているではないか。

しかも、今年はソーセージとポテトではなく、シチューとホットワインの店になっていた。

バンビことパンクな彼女と相談して、ハンバーグシチュースープとホットワインを頼んだのだが、スープは美味しいし、スパイス入りのホットワインは身体が暖まる。


2時間ほど歩き回ったので、小憩すべくクルベル・キャンに立ち寄った。



「ひと品だけ頼んで、ちょっとだけ飲んだら、お家ですき焼きしようね!」



元旦のすき焼きが美味しかったものだから、また牛肉を買い足し、すき焼きをすることにしたのである。


オーナー・バーテンダーの秋山正治さんを始めとするスタッフのみなさんに新年の挨拶をしてから、まずはビール。


真鯛のカルパッチョ、ヤングコーンの石窯ロースト、パテ・ド・カンパーニュ、前菜の三種盛り合わせをもらって、ジントニックを頼んだ。


すると「メニューに書いていないんですが、今日は越前蟹のパスタがあります」と秋山さん。


「どうする?」とバンビにきいてみたらーー

何やら、もじもじしている。

食べてみたいのである。

ものすごく食べたいのである。

仕方がないので、注文したのだが、これが正解だった。


蟹の甲羅に盛り付けられたパスタは、甘い蟹身と風味のいい蟹味噌と和えられ、無言になってしまうほどの美味。

ラフロイグ10年を少しソーダで割ってもらったのだが、潮の香りがするシングルモルトと越前が口のなかで衝突して、海が広がっていく。


「ゆっくり食べよう!」


バンビは、自分に言い聞かせるように言って、じっくり味わっていた。
posted by 城戸朱理 at 13:06| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

おせちのないお正月

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12月30日にお正月のための買い物をしに行ったのだが、バンビことパンクな彼女と相談した結果、おせち料理はとくにいらないということになって、数の子とイクラに牛肉などを買って帰ってきた。



今年のお雑煮は、バンビの担当。


私が甘辛く炒め煮にしておいた鶏肉に青菜と京人参に出汁を張った関東風のお雑煮だが、バンビが京都の有次で買ってきた型抜きで人参を桜と蝶の形に抜いたので、お正月らしいひと椀になった。


もっとも、吉田健一によると、東京の雑煮は「東京のが餅以外には菜っ葉位しか入らないのであるからそれより具が少ない雑煮はあり得ないとも考えられる」(『舌鼓ところどころ/私の食物誌』)そうだから、鶏肉や人参が入るだけでも具沢山ということになるのだろうか。


さらに、吉田健一は、青菜のみの東京のお雑煮を絶賛し、「こうして東京風に作った雑煮が一番餅の味を引き立てるようで、これが確かなことに思われるのはこうする以外に餅が酒の肴になるということが考えられない」とまで書いている。


まったくもって愉快だが、大晦日に深酒したので、珍しくも元旦の朝からは飲む気にならず、数の子と井上春生監督が送ってくれた京都・吉兆の宝彩寄せの「いくら・帆立貝柱・サーモン寄せ」と「栗きんとんとフォアグラ寄せ」だけを出し、新年を迎えた。


夜は、よく熟した富有柿に生ハムを添え、お造りは本マグロと真鯛の紅白。

そして、すき焼き。

バンビが京都の平野屋を意識して、白菜・ゴボウにネギと野菜がたっぷり入ったすき焼きにしたため、春菊や焼き豆腐などが入らない変則的なすき焼きになった。

肉はA5等級の山形牛。

一枚が約100gなので、ひとり二枚を用意する。


一枚目は、京都の三嶋亭風に牛脂で焼いて砂糖だけ、さらに、塩や、わさび醤油で。

それから、割下を入れてすき焼きにしたのだが、あまりの美味しさに、バンビの目が三日月型になっていた。


3日のお雑煮は、趣向を変えて、吉田健一が言うところの東京風で、小松菜で作り、大根おろしと納豆を添えて、からみ餅にできるしつらえにしてみたのだが、これも好評。



夜には、冷凍してあった折爪三元豚、佐助豚のすね肉のコンフィを焼いて、肴としたのだが、おせちを意識しない正月も、それはそれで楽しい。
posted by 城戸朱理 at 12:28| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

舵屋でひと休みしたら

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30日に、俳誌「鬣」のための西躰かずよし句集『窓の海光』の書評6枚を執筆、メールで送って、今年最後の原稿が終わった。


バンビことパンクな彼女と、混雑が引けたころを見計らって、紀伊国屋と東急ストアで、お正月の買い物をして、舵屋へ。


入ってみたら、隣のテーブルは文芸評論家の八木寧子さんと編集者の川村力夫妻。

カウンターには、文芸評論家の新保祐司・智子夫妻がいるではないか。


藤沢周氏も帰省していなければ、来店していたことだろう。


私はビールから始めたが、バンビはいきなり熱燗を頼んでいる。


マグロ納豆、あぶりどりレバー、出汁巻き玉子、お造りの盛り合わせを頼んだのだが、舵屋のお造りは、いつも素晴らしい。

この日は金目鯛や炙り締め鯖、のどぐろにマグロ、生しらすなどだった。


ビールのあとは燗酒にかえて、ときどき隣のテーブルと話しながら、年末のひとときを過ごした。
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2017年12月29日

マイクスでローストビーフ

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クルベル・キャンのあとはバンビことパンクな彼女の希望で、鎌倉きっての老舗バー、マイクスに。

マイクさんの顔も長らく見ていないし、バンビは大好物のローストビーフがお目当てなのである。


マイクスといえば、カクテルはブルドッグ。

オムレツと裏メニューのパンを添えたローストビーフを頼んだ。


玉子6個を使ったオムレツはとろとろの半熟。

和牛A4等級シンタマトモサンカクを、塩・胡椒せずに素焼きしたローストビーフは、知る人ぞ知る鎌倉名物だが、やはり絶品で、バンビが興奮している。


ちなみにバンビはマイクさんを勝手に「my人間国宝」に選定しているのだった。


マイクスのカクテルは、おかわりするたびに濃くなっていく。

マティーニなど、ベルモットを一、二滴落とすだけで、ほとんどジン。


日本がGHQの統治下にあったとき、米軍の将校クラブでシェーカーを振っていた伝説のバーテンダー、マイクさんの話は、いつも面白い。
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開店8周年を迎えたクルベル・キャンで

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鎌倉に着いたのは6時すぎで、そのままクルベル・キャンに入った。

バンビもすぐに合流し、開店8周年祝いにフィンランドのスピリッツを渡す。


藤沢周氏行きつけの店として、クルベル・キャンは新年6日のNHKに登場するらしい。楽しみである。


ビールで始めて、ラフロイグ10年を少量のソーダで割ってもらう。

定番の「ラフロイグちょいソーダ」だが、オイリーなアイラ島のモルトに少しだけソーダを加えると、実に素晴らしい。

料理は、アンチョビが効いたジャガイモのフリットにスズキのカルパッチオ、そしてパスタはヤリイカとブロッコリのアーリオ・オーリオを頼んだ。


「城戸さんだ!」という声に振り向いてみたら、秋山真志さんが富岡幸一郎さん、作家の小林恭二さんと連れだって来店。

小林さんとお会いするのは、30年ぶりだろうか。

残念ながら、満席で御一緒することは出来なかったが、再会を約す。


クルベル・キャンは月曜定休日だったが、最近はオーナー・バーテンダーの秋山正治さん、バーテンダーの澤木良太さんふたりで、バーのみの営業を始めたそうだ。

滝澤貴シェフは休みだから、秋山さんが厨房に入るらしい。

俺もバイトしようかな。


そういえば、バーテンダーの馬場淳也さんも、ときどき厨房に入っては、サラダを盛りつけたりしている。


「最近、料理に目覚めたらしいんです」と澤木さん。


何やら面白いことになっている。

今度は月曜日に行ってみよう。
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2017年12月26日

ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その4

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食事が終わって、アヴァン・デセールは〈ココナッツのブランマンジェとミックスフルーツ パッションフルーツソース〉。

ソースの酸味が心地よい。


グラン・デセールは〈 チョコレートのカネロニと赤い実のフルーツ ピスタチオナッツのソース〉で、抽象絵画のような盛り付けに見とれた。

そして、米粉を使ったチョコレートのカネロニにフルーツとソースが一体になったときの複雑きわまりない香りと味わいは、素材の合奏曲のようだ。

濃縮ミルクのアイスクリームも、素晴らしかった。



最後にシュトレーンが出て、コーヒーはエスプレッソを。


バンビは興奮冷めやらぬ様子で、マダムやスタッフに感激を伝えていたが、ふとドアの外を見ると、中嶋秀之シェフが待ってくれているではないか。


シェフとマダムとバンビの記念撮影をして、クリスマスのディナーは終わったのだった。
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ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その3

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クリスマスディナーの肉料理は、2種類。


〈蝦夷鹿のローストグランヴヌールソース〉と〈仙台牛ランプのロースト 赤ワインソース〉だったので、ひと皿ずつもらって、バンビと分けることにした。


ワインは、鹿肉と牛肉に合わせて、クローズ・エルミタージュ2010とシャトー・ル・ボスク2012を頼む。


バンビは蝦夷鹿を前にして「共食いになっちゃうなあ!」と喜んでいた。



蝦夷鹿にはグリーンピースのピューレが添えられ、鹿肉の風味を引き立ててくれるし、グランヴヌールソースが絶品で、赤ワインがいよいよ美味しく感じられる。


仙台牛のローストには栗のピューレが添えられ、これがまた、肉の味わいをまろやかに変えてくれるだけではなく、経験したことのない牛肉とのハーモニーで、バンビが目を丸くしていた。


とにかく、どの料理も、ソースも素晴らしい。


バンビは「今回は、いきなりフォアグラだったし、今年はお肉全開のメニューだね!」と言っていたが、
ここまで美味しいと、何も話す気にならず、うなずき合うだけになってしまう。


素晴らしい料理の余韻を楽しむべく、赤ワインをおかわりして、デセールの前にフロマージュを頼んだ。
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ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その2

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そして、三皿目の前菜が〈パースニップのフォンダンとオマール海老のコンソメゼリー アブルーガキャビア添え」。


バンビは「これは、上から写真を撮ったほうがいいよ!」と言って撮影を始めたが、接写しておかなければという、何か予感があったのだろう。


蕪に似た西洋野菜パースニップを粗くピューレしたのがフォンダンだが、オマール海老やキャビアと渾然一体となって、旨みだけが口のなかに広かっていく。

バンビは「シェフは天才だよ!」と感嘆していた。



魚料理は、〈シェットランド産サーモンのヴァプール サフラン風味のハマグリソース〉で、出されたとたんにサフランの香りが立ち込める。

ソースにはハマグリの旨みが溶け出し、下仁田ネギを枕にしたサーモンはとろけるよう。


ミッシェル・ナカジマのパンは、自家製のライ麦パンで、実に美味しいが、どの料理のソースも素晴らしいので、パンはソースをぬぐうスプーンにもなる。


バンビは、若いカップルがサーモンだけ食べて、サフラン風味のハマグリソースを残したままにしているのを気にしていたが、ほかのお客さまのお皿を心配しても、どうしようもないのは言うまでもない。


「こんなに美味しいソースなんだから、もったいないよ!
わんこが舐めたみたいに綺麗に食べるんだよ!」


バンビのお皿は、ソースを完全にぬぐって、洗ったように綺麗になっていたが、私のお皿も同じである。
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ミッシェル・ナカジマでクリスマスディナー、その1

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帰宅して、井上春生監督と、電話で「幻を見るひと」の来年の公開予定などを打ち合わせしているうちに、クリスマスディナーの時間になった。


バンビことパンクな彼女はヴィヴィアン・ウェストウッドの黒のリボンワンピースに黒のトレンチコート、私はアルマーニの黒のスーツにミッドナイトブルーのチェスターコートに着替えたのだが、ミッシェル・ナカジマまでは歩いて、わずか1分。


開店の翌年から始まり、今年で11回目となる中嶋秀之シェフのクリスマスディナーである。

さすがに11年も通っていると、わが家の年中行事と化した感があるが、バンビが楽しみにしているので、予約しないわけにはいかない。



席についたら、マダムに「去年と同じ城戸さんのお席です」と言われたが、どうやら私たちの席は決まっているらしい。


いつものようにシャンパンの原型となったブランケット・ド・リムーをボトルでもらって、乾杯する。


アミューズは、タコのマリネと新タマネギを添えたもずくだった。

例年なら、まずアミューズで驚かされるが、素直な素材のハーモニーで、ビネガーの酸っぱさが食欲をそそる。


そして、ひと皿目の前菜が〈スペイン産フォアグラとフランス産茸のマーブル仕立て〉。

ジロール茸、トランペット茸といった香り高いフランス産茸を巻き込んだフォアグラは、ポルト酒のソースも素晴らしく、無言になったが、
ひと皿目がフォアグラとは、寿司屋のおまかせで、最初に大トロを出されたようなものである。


バンビは、ひと口食べて「このフォアグラには赤ワインが必要だよ!」と主張したので、コート・デュ・ローヌをグラスでもらったのだが、これは正解だった。


ひと皿目がフォアグラだから、これから、どんなメニューになるのかと期待していたところ、ふた皿目の前菜が〈穴子と野菜を入れたスクランブルエッグをカジキマグロで巻いて トリュフソースとともに〉だった。

フォアグラに比べるならば、主張のない食材を合わせ、しかも絶品のトリュフソースが絡む。


バンビは、ますます興奮して、期待を募らせている。
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思い思いの昼食

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クリスマスイブがやってきた。

欧米のキリスト教圏ならば、イブから1月6日のエピファニア(公現祭)までがクリスマスウィーク、イギリス型のクリスマスを踏襲したアメリカでは、
クリスマスは年間の売上を決定する商業主義的な祭典となったが、日本では、家族と恋人たちの楽しくも不思議な年中行事となった。


一方でモテない男たちによって結成された革命的非モテ同盟は、今年も渋谷で「クリスマス粉砕デモ」を挙行。

約20人が「カップルは自己批判せよ!」などとシュプレヒコールを叫びながら、沿道の人たちの被写体になっていたらしい。

すべて世は事もなし。



わが家は、ミッシェル・ナカジマで恒例のクリスマス・ディナーなので、日中は若宮大路の美容室ユアーズに髪を切りに行った。

バンビことパンクな彼女も私も、担当は杉山直文店長なので、まずはバンビが10時半から、私は12時半からカット&ヘッドスパ。


私がカットしてもらっている間に、バンビは「昭和の憧れ、昭和の幸せ」不二家で牡蠣フライを食べていたらしい。


私はカットが終わってから、鶴岡八幡宮まで散歩して、天ぷら・りゅうで天ぷら定食に穴子を追加して、ビールを飲んだ。


鎌倉は観光客、とりわけ若いカップルで賑わい、あちこちの店に行列が出来ていたが、「天ぷら・りゅう」は構えが渋すぎるのか、
観光客がめったに入ってこないという穴場で、私が入店したときも、地元の品のいい初老の御婦人ふたりが天丼を食べているだけだった。



天ぷら定食は、大海老2本にキス、カボチャに茄子とピーマン、海苔という内容だが、これに穴子を追加すると、かなりのボリューム。

天種としては脇役の海苔や大葉というものは、なぜか捨てがたい魅力がある。



バンビは海外の友人に手紙を書いて郵便局へ。

私は昼食を終えてから、元町ユニオンでステーキ用のフィレ肉やサーモン、生牡蠣に大粒の苺などを買って帰宅した。
posted by 城戸朱理 at 08:28| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする