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城戸朱理のブログ: 美味しい話

2017年09月05日

横浜ビール直営・驛の食卓

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「左右左」公演のあとは、軽く飲むことにしたのだが、バンビことパンクな彼女が、あらかじめ行きたい店を調べていた。

それが、横浜ビール直営のクラフトビール工場&レストラン、驛(うまや)の食卓。


横浜ビールのヴァイツェン、アルト、ペールエール、ピルスナー、ラガーと出来立てのクラフトビール五種類を供する。

大きなタンクを前にして、飲むクラフトビールは、自分までタンクになった気分で(?)、実に旨い。


この店は地産地消がモットーで、神奈川県の食材を使っている。


まずは、藤沢産の生ハムをもらって、ヴァイツェンで乾杯。

この生ハム、輸入品と違って塩分が控え目で、柔らかく味わい深い。

生ハム好きのバンビが、「おかわり物件だよ!」と言って、すぐにおかわりを頼んでいた。


地鶏半身のロースト、ムール貝のビール蒸しを追加し、クラフトビールを飲み比べるうちに、あたりは暗くなっていく。


天気に恵まれた一日だった。
posted by 城戸朱理 at 10:44| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月04日

ゲーリー・スナイダーも行ったラーメン屋

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獨協大の原成吉教授と話していたときのこと。


「よく行っていた家の近所のラーメン屋が、鎌倉に移転したんだ。
城戸さんも行ってみてよ」

お気に入りだったんですか?

「旨いんだ、ゲーリーも旨いって言ってたよ」
!!!


ゲーリー・スナイダーは、来日すると立川の原先生のお宅によく泊まっているが、そのとき、原先生は行きつけのラーメン屋にも案内したらしい。

ちなみに、ゲーリー・スナイダーを花巻の大沢温泉に連れていったのも原先生である。


原先生が行きつけにしていたラーメン屋、太陽堂は、鎌倉駅西口からすぐの御成通りに開店した。

カフェのような内装で、鎌倉でも人気店になりつつある。


9月2日、横浜に出かける前に、バンビことパンクな彼女が、太陽堂に行ってみようと言い出したので、お昼は久しぶりにラーメンを食べることにした。


原先生はいつも塩ラーメンを頼むと言っていたので、バンビは塩ラーメン、私は醤油ラーメンにしてみる。

私は味玉を、バンビは味玉に海苔2枚を追加。


このラーメンが、なんとも独創的だった。


まずはスープを口にして、「美味しい!」とバンビ。


麺は中太のストレート麺で、京都の天下一品ほどではないが、スープは粘度が高く、どろりとしている。

味は濃厚で、付け麺のスープのようだったが、聞けば、豚骨と鶏と大量の野菜で取ったスープに、毎朝、魚介系の出汁を加えているのだそうだ。

いわゆるWスープになるわけだが、旨みが渾然一体となっていて、素材がまるで聞き取れない。

塩ラーメンは、バジルがスープの奥に潜んでいて、涼感を運んでくる。


隣の家族連れも「美味い!」と声を挙げていたが、鎌倉にはなかったタイプの店で、叉焼も柔らかく、バンビは「次はチャーシュー麺でもいいね!」と喜んでいた。

鎌倉で、ゲーリー・スナイダーも行ったことがあるラーメン屋に行こうというイベントでも、誰か企画しないだろうか?


ラーメンはイノベーションが進んで、今や和食の一ジャンルを形成しているが、なぜか、この日は横浜で、ダンサーの笠井瑞丈さんともラーメン談義になった。

瑞丈さんは、週に3、4回はラーメンを食べるというほどのラーメン派で、横浜の吉村家を元祖とする濃厚な家系が好み。

「つけ麺の元祖」池袋・大勝軒の山岸一雄や「ラーメンの鬼」戸塚・支那そばやの佐野実の話題になったのだが、横浜能楽堂で、そんな話をしていたのは間違いなく、私たちふたりだけだろう。
posted by 城戸朱理 at 10:22| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

打ち上げは鎌倉で

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「詩と思想」座談会収録後は、鎌倉に移動。

クルベル・キャンで打ち上げとなる。

ビールで乾杯して、さらにプロセッコと赤ワインのボトルを開けた。

頼んだのは、ジャガイモのフリット、鶏白レバーのクロスティーニ、鶏もも肉の石窯ハーブグリル。

ピザが、スモークサーモンを使ったサルモーネと4種類のチーズのクワトロフォルマッジ。


小川英晴さんが、日本酒とシングルモルトの通なのは知っていたが、オーディオマニアなのは初めて知った。

4セットもあるというオーディオは、スピーカーがタンノイ、アンプは、マッキントッシュ、マーク・レヴィンソン、クォードと名だたるメーカーばかりで、耳を疑うほど。

高音用の配線の純銀ケーブルだけで60万もかけたというのだから、これはマニアの域を超えているとしか言いようがない。

小川さんの専門は美術だが、音楽もお好きなのだろう。


徳山喜雄さんの奥様は、ヨーロッパで評価が高い作曲家だが、徳山さん自身も、かなりの趣味人のようだ。


鎌倉だから、魚も食べようということになり、舵屋に席を移す。

ここでは、日本酒。


小川さんが生け簀の活烏賊のお造りを頼み、お勧めのお造りと盛り合わせにしてもらったものだから、豪勢な飲み会となる。


いささか飲みすぎたが、愉快な一夜だった。
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2017年08月19日

三伏に韓国料理を、その2

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そして、お目当てのカンジャン・ケジャン。

蟹じたいが美味いが、御飯をもらって、甲羅の蟹味噌と混ぜると、これがまた絶品。

眞味食堂で食べたときのような衝撃はないが、やはり、韓国料理の白眉だと思う。


ビールを焼酎にかえ、飲みつつ、語り合ったのだが、中沢さんの読書量は相変わらず凄い。


三伏なので、参鶏湯も頼んだのだが、韓国料理で暑気払いもいいものだと思った。


ところで、バンビことパンクな彼女は先約があって来れなかったのだが、カンジャン・ケジャンと聞いては穏やかではない。

「もし、お土産に出来たら、買ってあげて!」と騒いでいたので、聞いてみたら、出来るというではないか。

かくして、バンビも久しぶりにカンジャン・ケジャンにありつくことが出来たのだった。
posted by 城戸朱理 at 12:52| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三伏に韓国料理を、その1

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あれは、10年前、2007年のことだったと思う。

作家の中沢けいさんとソウルで、カンジャン・ケジャンを食べたのは。


警察署があるくらいで観光客が足を運ぶことのない麻浦の路地奥にあった眞味食堂(チンミシクタン)という店で、初めて食べたカンジャン・ケジャンは、思わず笑い出したほど美味だった。

眞味食堂は、バンビことパンクな彼女がネットで見つけた店だが、普通の民家で、メニューはカンジャン・ケジャン定食のみ。


生のワタリガニを唐辛子主体の薬味に漬け込んだヤンニョム・ケジャンは、日本の韓国料理店でも見かけるが、当時は、ニンニクや青唐辛子を入れた醤油に漬け込むカンジャン・ケジャンは、珍しかったし、衝撃的な美味しさだった。

中沢さんとは、それ以来、ときどきカンジャン・ケジャンの話になるのだが、2008年に光州ビエンナーレの帰りに、バンビと再訪したら、店舗が路の反対側に移転していた。


先日もツイッターで、中沢さんと、カンジャン・ケジャンの話題でやり取りしていたら、湯島に韓国料理なら何でもある店があるのでカンジャン・ケジャンを食べに行こうということになった。

店の名は、チョンハクトン(青鶴洞)。


フェリスの島村輝教授にも声をかけたのだが、中沢さんによると、8月11日は三伏で、韓国では暑気払いに参鶏湯を食べる日なのだとか。

たしかに暑い日だったが、上野から御徒町のあたりは活気があった。


まずは、中沢さんとビールで乾杯。

すぐに島村先生も到着し、メニューを決める。


最初に、キムチやナムルなどのパンチャン(おかず)が並ぶのは、韓国流。


まずは、血と餅米の腸詰め、スンデとドトリムクを頼む。

ドドリムクは、ドングリから作った餅で、ワラビ餅に似た食感である。

韓国に詳しい中沢さんによると、韓国ならどこにでもあるそうだが、私は初めてだった。

涼感があって、悪くない。

島村先生も韓国は詳しいし、韓国のあれこれから文学まで、話は尽きない。
posted by 城戸朱理 at 12:51| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月12日

ガレットで白ビール

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散歩していたら、バンビことパンクな彼女が、「ガレットでおやつビールはどうかな?」と言い出した。


バンビの「おやつビール」とは、日の高いうちに飲むビールのこと。

これだけ暑いのだから、それくらいは許されるだろう。


お店は、御成通りのガレット専門店「パティスリー・カフェ アンビグラム」。

私は初めてだが、バンビは友だちと来たことがあるらしい。


嬉しいことにヒューガルデンがあった。

コリアンダーやレモンピールで香り付けした白ビールは、やはり、夏こそふさわしい。


まずは、ガレット・コンプレの「玉子・ハム・チーズ」を。

ガレットは、フランス、ブルターニュ地方の伝統的な料理で、蕎麦粉の生地にチーズやハム、野菜などを包んだもの。

同じ蕎麦粉といっても、日本の蕎麦切りとはまるで違うが、そこが料理の面白さだろう。

白ビールのあとは白ワインをもらって、肴にサーディンを頼み、さらにガレット・スペシャリテの「玉子・ハム・ラタトゥイユ」を焼いてもらった。


シェフは、ブルターニュ地方で修行したそうだが、本来はパティシエで、美しいケーキも並んでいた。

しかも、南麻布のイタリアン「アンビグラム」のシェフと双子の兄弟で、南麻布のお店では、パティシエをされていたという。


お酒の品揃えが悪くないと思ったら、シェフも酒好きらしい。


昔は、私もよくガレットを焼いたものだが、久しぶり家でも焼いてみようかと思った。
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2017年08月11日

日暮里でモツ焼き、その2

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さらにラムのつくねとトマトの肉巻きに塩昆布キャベツを追加。

ラムを使うあたり、最近の流行を踏まえているが、ラム肉と言えば、やはり北海道。

札幌のジンギスカンと北海道限定サッポロ・クラシックの取り合わせは最高だった。


ここまで来ると、もう本格的な飲みモードに。

生レモンサワーをおかわりし、分厚いハムカツに海老のアヒージョも追加したのだが、大衆酒場でありながら、若者向けのメニューも揃っており、活気のある店だった。


鎌倉だと、常連が還暦以上という店ばかりだから、煮込みやもつ焼きは、大船まで行かないとお目にかかれないが、こんな店が、日中から開いている街で暮らしてみたいと思うことがある。
posted by 城戸朱理 at 08:21| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日暮里でモツ焼き、その1

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笠井叡さんの「白鳥の湖」の開演は、7時半。

その前に、日暮里で軽く食事をすることにした。


「日暮里はモツ焼き屋さんが多いんだって!
久しぶりにモツ焼きでホッピーもいいんじゃない!?」


バンビことパンクな彼女がそう言うので、駅から近い「焼★マル」という店に入ってみた。


まずは、煮込みとポテトサラダを頼んで、ビール。

煮込みは豆腐と玉子入りにしてもらう。

煮込みは酒場の定番だが、鎌倉では出す店がない。

何度も茹でこぼして、癖を抜いた実に旨い煮込みである。

煮込みで生の焼酎を飲んでいる御老人は、酒場の達人に見えるが、煮込みが美味しい店はいいものだ。


焼き物は、ラム串とレバーを2本ずつと、一人前をひと皿。


ビールのあとは、ホッピーではなく、生レモンサワーにかえる。


「んふ!
つい食べちゃうなあ!」


モツ焼きも好きなバンビは喜んで、はふはふ言いながら食べていた。
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2017年08月08日

安比高原アイスクリーム、到来!

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猛暑にあえいでいたら、北上の豊泉豪さんが、岩手の安比高原アイスクリームを送ってくれた。

バニラ、山ぶどう、コーヒー、チョコチップの4種類。

説明書によると「搾りたての生乳を使用。原料の70%が牛乳のため空気の割合が非常に少なくて、乳固形成分が高い、コクのある固めのアイスクリームです」とのこと。


これが、本当に固い。

冷凍庫から出して、20分ほど置くか、電子レンジに15秒ほどかけるように書いてあったが、要するに、それくらい固いのである。


「んふー!
すごく固いアイスだよ!」


バンビことパンクな彼女も驚いている。

そして、ひと口たべてみて、さらにバンビは驚くことになったのだった。


「んふ!
とっても濃厚で、物凄く美味しいよ!」


新幹線で売られているスジャータのプレミアムアイスクリームも乳脂肪分が高く、空気含有量が低いため、濃厚かつ固いので有名だが、タイプとしては同じである。

歌人の水原紫苑さんも新幹線でスジャータ・プレミアムアイスを食べるのが楽しみと言っていたが、機会があったら、水原さんにも安比高原アイスクリームと比較してもらいたいものだ。


豊泉さん、御馳走さまでした!
posted by 城戸朱理 at 16:10| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

桃、到来!

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大沢温泉から戻ったら、クール宅急便の不在配達票が。

問い合わせてみたら、すでに送り主に返送されたという。


徳間書店の加々見正史編集長が、桃を送ってくれたのだった。


「あの美味しい桃だよ!」とバンビことパンクな彼女が騒ぎ出したが、加々見さんが、また手配してくれたので、わが家に桃が到来。

加々見さんが送ってくれる静岡の新茶も滋味深いが、桃もまた絶品である。


さっそく、熱湯に20秒漬けてから氷水に放ち、つるんと皮を剥いてから、冷やしてみた。

この時期だと、バンビのために剥いて冷やしてあるグレープフルーツを始めとして、スイカにメロンなどが、いつも冷蔵庫に入っているが、そこに桃が加わったことになる。

食前に食べたり、夜は夜で生ハムを添えて、スパークリングワインを開けたりして、バンビは御機嫌である。


中国でも、日本でも、桃は神話的な色合いを帯びる仙果であり、吉祥文でもあるが、みずみずしくも豊かな果実に、さまざまなイメージが負荷されたのも分かるような気がする。
posted by 城戸朱理 at 07:45| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

小町通りの舵屋

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7月27日も、午後から打ち合わせ。

夕方には終わったので、バンビことパンクな彼女と軽く飲んでから帰ることにした。


藤沢周氏が最近、小町の舵屋を贔屓にしているのを思い出し、行ってみたら、ちょうど暖簾を出しているところだった。

藤沢さんのみならず、文芸評論家の新保祐司さん御夫妻も、よくいらっしゃると聞いたが、あっという間に満席になり、予約の電話がひっきりなしに、かかってくるではないか。

知らぬ間に、人気店が出来ていたらしい。


藤沢さんが、魚が美味しいと言っていたので、まずはお刺身の盛り合わせを。

生しらすに地ダコが入っているあたりが、鎌倉らしいところ。

ちなみに小坪のタコは、明石のタコに劣らないほど、風味がよい。

ビールで乾杯したが、お造りには日本酒だろうと、バンビと日本酒を選ぶ。


まぐろ納豆は、海苔で巻いて。

あぶらとりレバーは、100羽に1、2羽の割合でしか取れない白レバーの刺身で、これも酒に合う。


水茄子一本漬けに至っては、塔のような盛り付け。


食事もできるので、忙しい新保祐司・智子夫妻が気に入られるのも納得したが、軽く飲むつもりが、日本酒をしっかり飲んでしまったのは、やはり肴のせいだろう。

ちなみに、「魚」という字は、もともとは「うお」と読んだが、酒の肴(さかな)にうってつけなので、「さかな」とも読むようになったそうだから、魚が酒を呼ぶのは日本人の遺伝子に刷り込まれているからに違いない。
posted by 城戸朱理 at 08:35| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

ピザ・ダダで昼食&打ち合わせ

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7月26日は、かまくら春秋社で「詩とファンタジー」の選考会だった。

今回は、選考委員のスケジュールが合わず、私と編集部の山本太平さんが先に候補作を選び、2日後に蜂飼耳さん、平岡淳子さんが掲載作を決めることに。

朝から投稿作品をひたすら読み続け、12時過ぎに終了。

山本さんが、予約を入れておいてくれたので、ランチは若宮大路のピザ・ダダで。


ピザがメインだが、どの料理も美味しく、ミシュラン・ガイドでもビブグルマンに選ばれている店である。

48ヵ月熟成の生ハムやサラミをもらって、私はビール、さらにプロセッコと昼から飲んでしまった。

ピザは、アンチョビが効いたアッチューゲとクワトロ・フォルマッジを。

竈で焼き上げるピザは、薪の香りがほのかにして、野趣がある。


食事をしながら、山本さんから話があった新企画「夜の鎌倉」の打ち合わせをした。

実現すれば、実に楽しい連載(?)になるはずなのだが。
posted by 城戸朱理 at 10:58| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久保田潤・理央夫妻と会食〜逗子の満天

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8泊9日の旅の荷物の片づけと洗濯が、ようやく終わった7月25日のこと。

久保田潤さんと理央ちゃんから、逗子に魚が美味しい店があるから一緒に行こうと誘われ、バンビことパンクな彼女と鎌倉駅のホームで待ち合わせて、逗子に向かった。


逗子に行くのも久しぶりだが、駅前の魚屋は、鮮度も品揃えも素晴らしい。

手巻き寿司をやるのなら、逗子まで買い物に行ったほうがよさそうだ。


満天という店に着いたら、久保田さんと理央ちゃんは先に到着していた。

満天のご主人は、お父さんが築地の仲買人だったそうで、魚を見る目はたしか。


まずは、胡椒鯛や地ダコ、大帆立などのお刺身盛り合わせとポテトサラダをもらって、ビールで乾杯。


久保田夫妻が最近、見た「メッセージ」から話題は、映画とSFに。

久保田さんも私も、若いころはSFを読み耽った世代だけに、フィリップ・K・ディックやロジャー・ゼラズニィの話で盛り上がった。

焼き物は、クエのカマ。

幻の高級魚だが、私とバンビも2年前に唐津で食べて以来である。

クエと言えば、煮魚と思っていたが、ご主人に勧められ、焼いてもらったところ、これが極上の美味だった。


冷奴と漬物をもらって、飲みつつ語り、締めは、そうめんを。


御覧のように、カボスが浮かび、なんとも涼しげである。


久保田さんは、アレックス・シアラー『ガラスの封筒と海と』(求龍堂)のカバー・表紙・扉の装画を担当したご縁で、求龍堂が個展をしてくれることになったそうだ。

装画も装幀も、実に美しい本である。
posted by 城戸朱理 at 07:24| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

クルベル・キャン、馬場淳也氏、2016年全国バーテンダーズ・コンペティションMVB!

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プロフェッショナル・バーテンダーズ機構が主催する昨年の全国バーテンダーズ・コンペティションで、馬場淳也氏が優勝、
MVBとしてインタビューが機関誌「プロフェッショナル・バーテンダー2017」に掲載された。

馬場さんがコンペのために創案したカクテルは、鎌倉の空に昇る太陽をイメージした「ソル・レバンテ」(東の空に昇る太陽)。


馬場さんは、師匠でクルベル・キャンのオーナー・バーテンダーである秋山正治さんから、「氷は冷やすためのものではなく、カクテルの材料」と教わったそうだが、氷の使い方が素晴らしいし、流れるような所作も美しい。


プロフェッショナル・バーテンダーズ機構の仕事が忙しく、最近、店に不在がちの秋山さんにかわって、いつも素晴らしいカクテルを提供してくれる。


馬場さん、遅ればせながら、おめでとうございます!
posted by 城戸朱理 at 09:32| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鎌倉、クルベル・キャン

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新花巻駅から新幹線で東京へ。

横須賀線で鎌倉が近づくにつれ、湯治気分は薄れ、現実に戻ってきた気分になった。


一週間以上、家を空けていただけに、冷蔵庫には何もない。


バンビことパンクな彼女の提案で、クルベル・キャンに寄って、軽く食事をしていくことにした。


私は、ジントニック、バンビはジンリッキー。


さまざまなコンテストで優勝しているバーテンダー、馬場淳也さんが作るジントニックは、ひときわ美味い。


まずは、ほうぼうのカルパッチョを頼み、さらに鶏肉の石窯ハーブグリルを。

そして、贅沢にフレッシュ・サマー・トリュフを使ったバンビの大好物、スパゲッティ・カルボナーラを頼む。

クルベル・キャンのカウンターに座っていると、落ち着くし、鎌倉に戻った気分になる。

私にとっては、もっとも居心地のいい店のひとつだ。
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2017年08月02日

御食事処やはぎの夕食、その2

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7月21日、大沢温泉最後の夜は、やはぎで夕食を取った。


私は生ビール、バンビことパンクな彼女はレモンサワーで乾杯。

焼鳥を塩で2本、お刺身盛り合わせに、食事は鰻丼。


戦前ならば、こんな内陸の山あいで、刺身など考えられなかったことだろう。

帆立の鮮度が素晴らしかった。

お造りには日本酒だろうと冷酒を頼んだのだが、温泉と冷酒の取り合わせも至福。


ようやく、湯治の意味が分かったところで、帰らなければならないのは残念だが、またの機会を待ちたい。
posted by 城戸朱理 at 08:17| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

御食事処やはぎの昼食、その2

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7月20日の昼食のとき。

バンビことパンクな彼女は、小海老の天ぷらを散らしたおろし海老天蕎麦を注文。


私は、生ビールと肴のひっつみを頼み、食事を何にするかメニューを見ていたら――


「城戸さんは、カツカレーにしてあげて!」とバンビが言い出した。


前から気になっていたおろし海老天蕎麦を注文したものの、バンビはカツカレーも食べてみたいのである。


まずは、ひっつみの味見をバンビに勧めてみた。

ひっつみは、岩手の郷土料理ですいとんのこと。

大根や人参、ゴボウなどの根菜類が入ったすまし汁に小麦粉のすいとんを入れるのが普通だが、やはぎでは、小麦粉にダッタン蕎麦が練り込まれており、ひっつみよりは、これまた郷土料理の蕎麦はっとに近い。


「んふ!
ちゅるっとして美味しいね!」


バンビは、ひっつみも気に入ったようだ。


カツカレーは、御覧のような大盛り。


ひと口食べてみたら、揚げ立てのトンカツといい、スパイシーなカレーといい、なかなかの出来だったので、バンビに試食を勧めたら――

これまた気に入ったらしく、あっという間に半分近く食べてしまったではないか。


「いっぱい食べちゃった!」


淡白な和食が続いたので、カツカレーが美味しく感じられたのだろうが、御飯そのものが極めつけに美味しいものだから、カレーやトンカツも、より美味しく感じるというところもあるのかも知れない。


ところで、やはぎのみならず、魚菜もそうだったが、このあたりの飲食店は、ポーションが大きい。

朝食の御飯は、たっぷり二膳分はあるし、蕎麦も、東京の二人前近い量。

注文には、注意が必要だ。
posted by 城戸朱理 at 07:06| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

北上の魚菜の寿司

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7月19日。

日本現代詩歌文学館の学芸員、豊泉豪さんが大沢温泉まで車で迎えに来てくれた。

文学館に行く前に、昼食を取ることになり、連れていってもらったのが、魚菜。


私は3回目になるが、やはり豊泉さんに案内してもらったのが最初で、2回目は石田瑞穂くんも一緒だった。

あれは、吉増剛造さんと笠井叡さんが詩歌文学館で共演されたときのこと、
イベントの翌日、笠井叡さんが、陸前高田の海岸で、突然、踊られたことを思い出す。

そのときことは「現代詩手帖」2013年5月号の「アントロギュノス言語から身体へ―笠井叡の3.11」に書いたが、もの凄いものを見てしまったという想いは、時を経るにつれて、ますます深まるばかりだ。


魚菜では、上握りと3人でつまめるように鉄火巻きを頼んだ。


上握りは、湯引きした鯛や大トロ、イクラにアワビやウニまで入って、2000円。

東京なら信じられない値段だが、鮮度も良ければ、握りも絶妙。


鉄火巻きも凄かった。

細巻きが一本のつもりでいたら、中トロのサクを切った大振りのネタを巻いたもので、太巻きに近いものが、二本分。

とても食べきれる量ではない。

結局、鉄火巻きはお土産に包んでもらったのだが、バンビことパンクな彼女も、握りの美味しさに目を丸くしていた。

ちなみに、握り寿司を食べるとき、バンビはお箸を使わない。

手で持ったときに「もちっとした感じ」がすると、いいネタなのだという。

なるほど、触感も、お寿司を味わう要素のひとつなのかも知れない。
posted by 城戸朱理 at 08:16| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

御食事処やはぎの夕食、その1

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以前、エッセイストの平松洋子さんに、東中野の面白い店に連れていってもらったことがある。

メニューは、「肴」のみ。

これを頼むと、野菜や豆腐、煮豆や青魚を締めたものなど十数品が出てくる。

通いたくなるような店だったが、店を出てからの平松さんの「美味しすぎないところがいいよね」というひと言には、思わず、うなずいてしまった。


食事にも「ハレ」と「ケ」がある。

美味しすぎるものは、毎日は食べられない。

美味しすぎない、それは家庭料理にも通じるよさだろうし、職人やシェフによる手の込んだ料理も、だからこそ際立つのではないだろうか。


柳美里さんは、以前、温泉宿に長期滞在して執筆していたとき、宿の人たちと同じ料理を出してくれるように頼んでいたそうだが、たしかに毎晩、お造りに天ぷら、牛肉のオイル焼きやら何やらが並ぶような温泉宿の豪華な食事では、数日で参ってしまうことだろう。


その点、やはぎの料理は、美味しいが美味しすぎず、長期の湯治客でも飽きることがないメニューになっているのが、ありがたい。


一週間の滞在で、私とバンビことパンクな彼女が、やはぎで夕食を取ったのは4回。

晩酌がてらの食事なので、酒の肴と定食を一人前だけ頼んで、取り分けた。


ある日の夕食は、焼鳥を塩で2本、そして、餃子。

生ビールで乾杯し、定食は、鰈の唐揚げの野菜餡がけを。

これをつまみながら、飲む。


どれも素直に美味しいし、温泉のあとのビールは、ひときわ旨い。
posted by 城戸朱理 at 09:31| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月28日

御食事処やはぎの昼食、その1

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朝食のあとは、さらに2回ほど温泉に浸かり、昼食は、北上市に出かけた日を除いて、毎日、御食事処やはぎで取った。


メニューは豊富なのだが、名物は、大沢川の清流で育てた蕎麦粉100%の十割蕎麦。

大沢温泉やはぎでしか食べられない「大沢・純そば」である。


バンビことパンクな彼女は、この蕎麦が気に入って、夕食でも頼んでいた。


昼食時には、一杯だけ生ビールを。

7月16日は、もり蕎麦とざる蕎麦をもらい、天ぷらの盛り合わせを頼んだのだが、海老2本にキス、そして野菜各種の揚げ立ての天ぷらが800円と、良心的である。

面白かったのは、蕎麦の薬味に、大根おろしの汁が添えられていたこと。

これが柔らかな辛みで、蕎麦によく合った。
posted by 城戸朱理 at 04:49| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする