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城戸朱理のブログ: 美味しい話

2019年12月27日

ミッシェル・ナカジマのクリスマス・ディナー2019、その1

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12月25日は、バンビことパンクな彼女が楽しみにしているわが家の年中行事、今年で12年目となるミッシェル・ナカジマのクリスマス・ディナーに出かけた。


バンビはクリスマスを意識して、ヴィヴィアン・ウェストウッドのワンピースにレザージャケット、エルメスのスカーフを巻き、トム・フォードの小さなバッグという装い。


店内は、品のよいクリスマスの飾り付けで、華やかな雰囲気である。

いつもの席に案内してもらって、まずはシャンパンの原型になったブランケット・ド・リムーをボトルでもらって乾杯する。


アミューズは、豆乳のブランマンジェ、備前くらげ、春菊のピューレ。

春菊がピューレすることで香り立ち、春の気配。

くらげの食感がアクセントになっている。

日本の食材をフレンチに昇華させるとこうなるのだろうか。


自家製ライ麦パンも美味しい。

パンはおかわりをお願いするとバゲットになる。
posted by 城戸朱理 at 12:45| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

帰宅して、クリスマスイブまで

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10月1日に消費税が10%に増税されてから、日用品と食品以外は買わないようにしていた。

唯一の例外は本で、こればかりは増税前と同じように買っている。


ただし、被災地を訪れたときだけは別で、むしろ積極的に買い物をするようにしており、今回のロケでも取材先では何かしら買い物をするよう心がけた。



12月23日、帰宅した翌日は、さすがに疲れて買い物に行くこともできなかったが、いろいろと買い置きしていた食材もあったので、何とかなった。


昼は鶏と大量の根菜類に茸を入れた岩手の郷土料理「ひっつみ」(すいとん)を作り、ひじきを煮て、ピーマンを炒め、外食続きの野菜不足を補う。


夜は「いしのまき元気いちば」で買ったアワビの酒蒸しに蒸しウニを出し、山形牛のステーキ。

ステーキは、焼いたときの肉汁と日本酒を煮詰め、おろしニンニクと醤油で和風のソースに仕立てる。



翌日、24日はクリスマスイブ。

クリスマスディナーは25日に予約したので、この日はストーンクラブにレモンと溶かしバターを添え、スパークリングワインを開けることに。

レタスとベビーリーフ、プチトマトにパルミジャーノを散らしたサラダを、洗面器ほどの白釉のボウルに大量に作り、トーストを添えた夕食である。


災害続きだった2019年も、ようやく終わろうとしている。
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2019年12月26日

祝クルベル・キャン開店10周年!

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石巻ロケを終えて帰途についたのだが、12月22日は鎌倉のダイニングバー、クルベル・キャンの開店10周年。

私が鎌倉でもっともよく通っている店の10周年とあっては、顔を出さないわけにはいかない。

まっすぐ帰宅せず、お祝いするためにクルベル・キャンに向かった。


まずは、オーナーバーテンダーの秋山正治さんからロゼのスパークリングをいただき乾杯する。


頼んだのは前菜三種盛りで、この日はすずきのカルパッチオ、ヤングコーンの石窯グリル、パテ・ド・カンパーニュ。


メニューには書いていないが、坂越の殻牡蠣が今、届きましたと滝澤貴シェフが教えてくれたので牡蠣をもらい、ソフトシェル・シュリンプのフリットを。

ラフロイグをごく少量ソーダで割ってもらってピザは玉子を使ったビスマルク。


バンビことパンクな彼女が、シャンパンG.H.Mummをボトルで注文し、スタッフと開店10周年を祝って、再び乾杯した。


一時期は日参していたが、私にとっては、くつろげる店である。
posted by 城戸朱理 at 10:50| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月25日

1年前の三陸きらきら丼

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「いしのまき元気いちば」で、いくら丼を食べながら1年前も、同じように、いくらがたっぷりと乗った「三陸きらきら丼」を和合亮一氏と一緒に食べていたのを思い出した。

南三陸町で被災して住まいを失った町の人々1000人に、部屋と食事を提供したホテル観洋の女将さんを和合亮一くんが訪ねる「故郷を生きる」のロケの最終日、2018年12月23日のこと。

女将さん考案の「三陸きらきら丼」をいただきながら、お話をうかがったのだが、あのときもカメラは高野さん、音声は戸田さん、バンビことパンクなプロデューサーと同じ顔ぶれだった。


「三陸きらきら丼」は春夏秋冬、季節によってネタがかわるのだが、冬はいくら。

サーモンが花のように盛りつけられ、アワビまで付いている。


いくらと御飯が半々かと思えるほど、いくらがたっぷり乗っており、高野さんは東京のいくら丼のつもりで食べていると、御飯がなくなって、いくらが余ってしまうと驚いていたっけ。


奇しくも2年続けて、和合亮一氏をナビゲーターに迎え、宮城県沿岸部でロケをしたことになる。
posted by 城戸朱理 at 16:03| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロケ中の昼食、その2

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石巻は世界三大漁場、金華山沖を有するだけに、三陸の海鮮を扱う「いしのまき元気いちば」がある。

12月22日の昼食は、この市場のフードコートで取った。


高野さんは名物、金華鯖の塩焼き定食、戸田さんは牡蠣がお好きらしく再び牡蠣フライ定食。

バンビことパンクなプロデューサーは、麺屋武蔵監修アラーメン。

これは魚のアラでとったスープのラーメンなのだが、魚臭さはまったくなく、旨みだけを引き出した逸品だった。


和合亮一氏と私はいくら丼にしたのだが、大粒のいくらがたっぷりと乗った贅沢な丼で、和合くんも「美味しいですね」と喜んでいたが、ふだんなら酒が欲しくなるのに、二日酔いだったものだから、そんな気分にならなかったのが情けない。
posted by 城戸朱理 at 15:35| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロケ中の昼食、その1

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石巻に到着して最初の昼食は、時間を節約するため、石巻グランドホテルの中国飯店で。

私とバンビことパンクなプロデューサーは麺屋武蔵監修の牡蠣酸辛湯麺を、カメラの高野大樹さんと音声の戸田裕司さんはランチセットの餡かけ焼きそばを頼んだ。

麺屋武蔵監修のスーラー湯麺は牡蠣や蟹身が入り、こまやかな辛さの上品な仕上がりだった。


翌日、和合亮一氏が到着して、すぐの昼食は石巻駅前で地元に親しまれている創業125年の老舗、大もりや。

金華寿司や金華丼もあるが、全員が牡蠣フライ定食を頼む。

もっと大衆的な食堂かと思っていたのだが、高級感のある内装で、満席の賑わいだった。
posted by 城戸朱理 at 15:33| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夕食は牛匠 仁や、その2

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名物の千本カルビは一人前しかなかったので、ひとりひと切れずつ。


もつの盛り合わせを焼き、石巻名産の芹をサラダで。

前バラみぞれは、焼き網に置いて、大根おろしを肉全体に広げ、軽く焙ったところをいただくのだが、さっぱりしている。


ここではビールやサワー類を思い思いに頼んだ。
posted by 城戸朱理 at 14:15| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夕食は牛匠 仁や、その1

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この日の撮影を終えて、いったん石巻グランドホテルに戻り、小憩。

シャワーを浴びたが、ロケ中は、どうしても入浴する時間が取れない。


夕食は石巻駅前の「牛匠 仁や」で6時半から。

黒毛和牛の熟成肉を食べさせる焼肉屋である。


予約のみのメニューのユッケをバンビことパンクなプロデューサーが頼んでおいてくれたので、ビールで乾杯して、まずはユッケから。

一人前ずつパックされ、衛生管理に細心の注意をはらっているのがうかがえる。

これが美味で、感嘆の声があがった。


ナムルとキムチの盛り合わせを頼み、焼肉は35日熟成のカルビで始まった。

見るからに美味しそうだが、いざ口にして、高野さん、戸田さん、ともに「これは美味い!」「こんな肉、めったにない」と感激の声が。

サシの加減もよく、熟成肉ならではの旨みが凄い。
posted by 城戸朱理 at 14:10| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カフェでひと休み

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午前中の撮影を終えて、石巻駅へ。

今回の出演者である和合亮一氏の到着を待つ間、駅に隣接した「マンガッタンカフェ えき」で小憩する。


コーヒーが美味しいので驚いたが、シフォンケーキも各種あって、栗のシフォンケーキを頼んでみた。
posted by 城戸朱理 at 11:05| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月24日

北上の魚菜の寿司

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石巻は、世界三大漁場たる三陸沖を控えているだけに寿司も見事だったが、冷凍・運送技術が発展した今日では、内陸部でも美味しい寿司が食べられるようになった。


これは野村喜和夫さんから聞いたのだが、内陸部、埼玉の川越育ちの野村さんにとって、子供のころ食べた寿司は美味いものではなく、寿司じたいに関心がなかったそうだ。

半世紀前なら、鮮度を保ったまま海産物を輸送することができなかったのだろう。



写真は日本現代詩歌文学館がある岩手県北上市の魚菜の寿司。


3月2日に詩歌文学館で開催されたドキュメンタリー映画「幻を見るひと」上映と吉増剛造さんとの対談のため、映画の宣伝プロデューサーであるバンビことパンクな彼女と前日に北上入りしたのだが、主任学芸員の豊泉豪さんと打ち合わせがてら行った。


魚菜は居酒屋風にさまざまなメニューを揃えているが、文句なしに寿司がいい。


写真で見ると牡蠣酢と牡蠣フライ、さらに、かき揚げをもらったのだが、何のかき揚げだったかは失念した。


寿司は赤貝やイカが見事だったが、ウニやいくらが美味いのは言うまでもない。


ダンサーの吉村さやかさんが、このブログで寿司の記事を読むのが好きだと言っていたのでアップしておく。
posted by 城戸朱理 at 17:50| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石巻の寿司・寳来

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石巻は捕鯨基地だけに鯨が居酒屋のメニューにもある。


夕食は石巻グランドホテル並び、徒歩1分の寿司屋・寳来を予約した。


ビールで喉を潤し、付きだしは、北寄貝の紐煮とほうれん草。

ほうれん草の味が濃い。

一般に流通している洋種ではなく和種のほうれん草だろうか。


牡蠣酢をもらい、寿司は、鯨の刺身付きのお任せを頼んだ。

牡蠣酢の三杯酢の加減も素晴らしかったが、鯨の刺身は、さすがに旨い。

赤身と脂を合わせた刺身は、捕鯨船に乗り込んだことがあるC.W.ニコルのエッセイで読んだことがあるが、癖がなく柔らかな旨みが口中に広がる。


寿司はひと皿目が、いしなぎ・大トロ・鯵・アワビ・締め鯖・ぼたん海老。

ふた皿目が、蟹味噌・ウニ・白子・たらこ・穴子・鉄火巻き。


ネタはさすがだったが、たらこは生で薄皮を剥ぐのが石巻のスタイルらしく、ホテルの朝食でも、同じようなたらこが出た。


寳来で、河北新報の宮田健記者が合流。

2年前から詩にはまったという宮田さんに質問責めにあうとは思わなかった(笑)。
posted by 城戸朱理 at 16:44| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月21日

銀座の居酒屋、酒蔵 秩父錦

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12月19日は、銀座のホテル・ユニゾ泊まりだったので、どこかで食事がてら呑もうと思ったのだが、忘年会の時期だけに、お目当ての店はどこも満席だった。


そこで、人混みを避けて、東銀座の居酒屋、「酒蔵 秩父錦」へ。


戦前、昭和初期の出桁造りを残す、渋い居酒屋である。

バンビことパンクな彼女は初めてだが、私は30年近く前に何度か寄ったことがある。


残念ながら、名物の紙カツは売り切れ。

これは肉を紙のように薄く叩き、衣をつけて揚げた巨大なミラノ風のカツレツのようなものだが、初めて、この店で食べたときには驚いたものだった。

トンカツとは違って、駄菓子感覚のカツと言えばいいだろうか。



ビールで乾杯して、日本酒は秩父錦の純米。


肴は鰯を味噌と叩いた「なめろう」から。


揚げ物は、鯵の大葉はさみ揚げとコロッケ。

和風ワンタンに揚げ出し豆腐で呑みつつ、くつろいだのだが、銀座にありながら、肴は五百円前後という信じられない価格。

年期が入った一枚板のカウンターに座っていると、どこにいるのか分からなくなってくる。

秩父錦は、こくがありながらも、すっきりとした飲み口で、飽きるということがない。



近所にあったら日参したくなるような店である。
posted by 城戸朱理 at 17:26| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月20日

盛岡の寿司〜すし処かね田、その2

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すし処かね田でも、光物は出ないし、白身も少ない。

写真は三人前だが、いきなり大とろやウニが出る。

やはり北寄貝は欠かせないし、さらに御主人が「今日はいいウニが入ったんで」と言って、ウニがまた出た。



こうして見ると、盛岡の寿司は、ウニ、いくらといった三陸の名産を中心に赤身と貝で組み立てられているのが分かる。

玉子は白身などを練り込んだ江戸前の仕事、蒸し海老は、活海老を使ったと思われる見事さ。


岩手だと、巻き物も筋子巻きが欠かせないが、すでにお腹がいっぱいで、この日は頼めなかった。
posted by 城戸朱理 at 09:21| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

盛岡の寿司〜すし処かね田、その1

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7月に岩手日報随筆賞贈賞式に出席するため盛岡に行ったときは、バンビことパンクな彼女も一緒で、贈賞式のあとに大通りの「すし処かね田」に行った。


かつて、最年少の高校3年で最優秀賞を受賞し、今やエッセイストとして売れっ子になった工藤玲音さん、今回の優秀賞受賞者で医大生の本田香織さん、そしてフェリスの卒業生でIBC岩手放送のレポーターになった佐藤桃花さんを誘って、お祝いやら打ち上げやらを兼ねた宴会となった。

玲音&桃花は仲がいいし、本田さんが玲音さんに会いたがっていたので、一席、設けたのだが、賑やか、かつ愉快な集いだった。


この人数だとカウンターは無理なので、小上がりに席を作ってもらったのだが、それはそれで楽しい。



この店では、付きだしに殻ウニが出る。

ビールで乾杯し、新鮮なほや、網茸などをもらって、握りを待った。
posted by 城戸朱理 at 09:17| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月19日

盛岡の寿司〜山留

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俳人の永田耕衣さんを明石の須磨の御自宅にお訪ねしたとき、お寿司を御馳走になったことがある。

寿司桶には押し寿司も入っていたが、江戸前の握りとは違って、関西では寿司と言えば、押し寿司なのかと感じ入ったものだった。


今年は2回ほど、盛岡で寿司屋に寄る機会があったが、盛岡の寿司も東京とは趣が違う。


6月に岩手日報随筆賞の選考のため盛岡に行ったときは、高校時代からの旧友の松尾尚人くんと久しぶりに飲むべく、投宿していたグランドホテル・アネックスからいちばん近い山留に行った。


山留では大間のマグロを仕入れていることもあるが、この日はテーブル席だったので、どんなネタがあったのかは確認していない。


まずは、ふぐの白子を炙ってもらい、きんきの煮付けを頼んだ。

きんきは高級魚だけに時価だが、身が締まり、脂が乗った魚である。


握りは、お任せしたところ、写真のように、ひとり六貫と鉄火巻きだった。

江戸前だと酢飯は赤酢、小肌を始めとする光物や白身は、昆布や酢、塩で締めたりと仕事をするが、盛岡では生が主流。

白身には、あまりこだわりがなく、北国だけに北寄貝が入るのが特長だろうか。


もっとも、この日は松尾くんと話し込んでいたので、飲むほうに気を取られていたのだった。
posted by 城戸朱理 at 13:29| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月18日

鰻の串焼きで呑むと、その2

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牡蠣の磯辺揚げをもらって、串焼きひと通りは、わさび醤油とタレの短冊で終わった。

追加したのはレバー、さらに、くりからとヒレをおかわりする。


最後に御飯を少なめにしてもらった鰻重をひとつ取って、バンビとシェアしたのだが、自宅では野菜ばかり食べているものだから、鰻尽くしの昼食となった。
posted by 城戸朱理 at 12:56| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鰻の串焼きで呑むと、その1

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鎌倉で暮らしていて困るのは、12時とか13時に東京で打ち合わせがある場合だ。


自宅から移動するには、東京のどこかにもよるが、1時間以上かかる。

そうなると昼食を取る時間がなくなるのだ。


12月16日も、CS放送の番組の試写のため、井上春生監督と立川で待ち合わせたのだが、立川までだと片道2時間は見なくてはならない。

朝食・昼食抜きで向かうことになった。


番組は東日本大震災の被災地に取材する「故郷を生きる」。

柳美里さんが岩手県の三陸鉄道、南リアス線で宮古、さらには釜石を訪ねる1本と、東北学院大学の金菱清教授のゼミの「行方不明者」をテーマとする発表を追う1本である。

試写と会議が終わったときには、午後2時を回っていた。



さすがに空腹を覚え、番組のアシスタント・プロデューサーをつとめたバンビことパンクな彼女と鰻の串焼きを出す「うなくし」で、軽く呑んでから食事をすることにした。


付きだしは鶏と根菜の煮物。

あん肝と白子のポン酢和えを頼み、串焼きひと通りは、「くりから」から始まる。


続いてニラを鰻のヒレで巻いた「ヒレ」。

不思議なことに「ヒレ」がもっとも鰻の香りが強い。

続けて、これはどこにでもある定番の肝焼き。

酒は日高見から始めたが、肝焼きの苦みが酒を誘う。



バンビは鰻もそっちのけで、試写で確認した訂正箇所を打ち込み、全員が共有できるようにメールしていた。
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2019年12月17日

香箱蟹とグルジア料理、シュクメルリ

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打ち合わせで外出が続いたが、12月14日(土曜日)は、私もバンビことパンクな彼女も家でゆっくりすることができた。


バンビが再び、2時間かけて香箱蟹を解体してくれたので、スパークリングワインを開けることにした。

香箱蟹は小さいので手間がかかるが、蟹身と蟹味噌、内子と外子を甲羅に盛り付けると、味覚と食感の饗宴となる。



私は、バンビが蟹を解体している間に、グルジアの名物料理シュクメルリを作った。

グルジアは2015年までの外名で、今はジョージアという国名になったが、シュクメルリはグルジア料理を代表するレシピで、ニンニクを効かせた鶏肉のミルク煮。

牛丼チェーンの松屋が、期間・店舗限定で「シュクメルリ鍋定食」を売り出し、ジョージア大使が食べにいったことがSNSで話題になったが、家庭でも簡単に作ることができる。


大量のニンニクのみじん切りをバターで炒め、鶏肉に焼き色をつけたら、牛乳とサワークリーム、鷹の爪数本と煮込むだけ。

オリーブオイルを使ってもいいが、私はバターのほうが合うと思う。

サワークリームはなくても構わないし、調味は塩・胡椒だけ。

ポイントはニンニクで、これはひと房まるごとを使う。


テーブルに並んだ野菜は、ピーマン炒めにアスパラガス、フルーツは熊本産のイチゴにした。


シュクメルリには軽くトーストしたバゲットを入れ、彩りにブロッコリーを添える。


香箱蟹の繊細な味わいと濃厚なシュクメルリという取り合わせは、なかなか悪くなかった。
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2019年12月16日

鰻のつるやで打ち上げ

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12月13日には、打ち合わせのため、岩手日報の小山田泰裕学芸部長が鎌倉まで来てくれた。

駅ビル2階のカフェで打ち合わせを終え、岩手日報社が刊行している文芸誌「北の文学」のことなどをうかがったのだが、岩手日報の文学への力を入れ方には感心するばかりだ。


小山田さんは日帰りで出張されているので、昼食は、戦前から続く鎌倉きっての老舗、鰻のつるやに御案内することにした。


川端康成や小林秀雄、立原正秋ら、鎌倉文士が愛した店である。

かつて、小林秀雄が酔っぱらっては昼寝をしていたという、2階の座敷に通してもらう。


つるやには、岩手日報の学芸部長をされていた、今は亡き一戸彦太郎さんをお連れしたこともある。



仕事の話は終わったので、まずは白焼きでビール。

白焼きは、わさび醤油で食べるが、塩も添えられている。

小山田さん、白焼きは初めてと聞いたが、たしかに盛岡では鰻の専門店じたいが少ないし、白焼きも一般的ではなかった。

だが、白焼きで飲むビールは、本当にいいものだ。


鰻重には肝吸いをつけてもらって、熱燗にかえる。

辛めのタレで、このうえなく柔らかく焼き上げられた蒲焼きは、吉増剛造さんも「これぞ、本当の鰻」と喜ばれたほどだが、日本酒を呼ぶし、御飯との相性は言うまでもない。


食通として知られた立原正秋も「この店は別格」と評したが、世間の評価なぞ気にせず、丁寧な仕事をしてきたからこそ、今のつるやがあるのだろう。

つるやは、予約なしでふらりと入ると、注文を受けてから鰻を割き始めるので、焼く匂いがしてくるまで一時間ほど待つことになるので、御注意を。


さらに、どじょうの柳川で飲み、小山田さんを鎌倉駅までお送りしてから、帰宅した。
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2019年12月15日

オステリア・コマチーナ再訪、その2

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コマチーナには「丸ごと一本魚」というメニューがあって、ローストかアクアパッツアを選ぶのだが、この日の魚はムツ。


バンビことパンクな彼女は迷ったあげく、ローストを選んだ。

アクアパッツアなら私もときどき作るが、ローストとなると家庭ではお店のようには行かない。

身はふうわりとギリギリの加熱なのに、皮はパリッと焼きあがっていて、スパークリングに最適だった。


肉料理は、前回、味見しただけの牛テールの赤ワイン煮を。

料理に合わせて赤ワインをもらったのだが、カルミニャーノが素晴らしく、黒胡椒が効いた赤ワイン煮を、さらに美味しくしてくれた。


コマチーナの料理は、無口なシェフに似て飾り気がなく、地味だが、間違いなく美味しい。


食事を終えて、店を出ると、満月。

月光が夜道を濡らすように照らしていた。
posted by 城戸朱理 at 15:43| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする