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城戸朱理のブログ

2017年08月06日

仙台弁こけし!? その1

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「はかはかするう!」

キッチンからバンビことパンクな彼女の声が聞こえてきた。

はかはかしているのである。

「まんずどうもねー」

今度は何かに感謝しているらしい。

「はかはかする」は「ドキドキする」、「まんずどうもねー」は「どうもありがとう」という意味の仙台弁。

なんで、わが家で仙台弁が流行っているかというと、仙台のゆるキャラ、仙台弁こけしのせいである。


最初に発見したのは、ツイッターだった。

「いぎなしなまってるこけしだっちゃ!」

何なんだ、このキャラは!?

「いぎなし」は仙台弁で「とても」という意味らしい。

「仙台弁で宮城の魅力ば伝えっぺす!」


着ぐるみも存在し、仙台の東急ハンズでいづぬづ(一日)店長をしたりもしているが、こけしだから、当然、腕はない。

あまりにケッサクなキャラである。


バンビは、こけし風の髪型にして、生きているこけし=生(なま)こけしになって遊んでいたくらいだから、気に入らないはずがない。

それで、わが家では仙台弁が飛び交うようになったのである。


さらに、バンビが仙台に行ったとき、仙台弁こけしグッズをお土産に買ってきてくれた。


仙台弁こけし手拭い、仙台弁こけしシール付きの仙台弁こけし白石温麺、さらに仙台弁こけしお弁当トートバッグである。

トートバッグには、仙台弁こけし缶バッジを付けて、バージョンアップ(?)している。
posted by 城戸朱理 at 12:47| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

小町通りの舵屋

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7月27日も、午後から打ち合わせ。

夕方には終わったので、バンビことパンクな彼女と軽く飲んでから帰ることにした。


藤沢周氏が最近、小町の舵屋を贔屓にしているのを思い出し、行ってみたら、ちょうど暖簾を出しているところだった。

藤沢さんのみならず、文芸評論家の新保祐司さん御夫妻も、よくいらっしゃると聞いたが、あっという間に満席になり、予約の電話がひっきりなしに、かかってくるではないか。

知らぬ間に、人気店が出来ていたらしい。


藤沢さんが、魚が美味しいと言っていたので、まずはお刺身の盛り合わせを。

生しらすに地ダコが入っているあたりが、鎌倉らしいところ。

ちなみに小坪のタコは、明石のタコに劣らないほど、風味がよい。

ビールで乾杯したが、お造りには日本酒だろうと、バンビと日本酒を選ぶ。


まぐろ納豆は、海苔で巻いて。

いわいどりレバーは、100羽に1、2羽の割合でしか取れない白レバーの刺身で、これも酒に合う。


水茄子一本漬けに至っては、塔のような盛り付け。


食事もできるので、忙しい新保祐司・智子夫妻が気に入られるのも納得したが、軽く飲むつもりが、日本酒をしっかり飲んでしまったのは、やはり肴のせいだろう。

ちなみに、「魚」という字は、もともとは「うお」と読んだが、酒の肴(さかな)にうってつけなので、「さかな」とも読むようになったそうだから、魚が酒を呼ぶのは日本人の遺伝子に刷り込まれているからに違いない。
posted by 城戸朱理 at 08:35| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

ピザ・ダダで昼食&打ち合わせ

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7月26日は、かまくら春秋社で「詩とファンタジー」の選考会だった。

今回は、選考委員のスケジュールが合わず、私と編集部の山本太平さんが先に候補作を選び、2日後に蜂飼耳さん、平岡淳子さんが掲載作を決めることに。

朝から投稿作品をひたすら読み続け、12時過ぎに終了。

山本さんが、予約を入れておいてくれたので、ランチは若宮大路のピザ・ダダで。


ピザがメインだが、どの料理も美味しく、ミシュラン・ガイドでもビブグルマンに選ばれている店である。

48ヵ月熟成の生ハムやサラミをもらって、私はビール、さらにプロセッコと昼から飲んでしまった。

ピザは、アンチョビが効いたアッチューゲとクワトロ・フォルマッジを。

竈で焼き上げるピザは、薪の香りがほのかにして、野趣がある。


食事をしながら、山本さんから話があった新企画「夜の鎌倉」の打ち合わせをした。

実現すれば、実に楽しい連載(?)になるはずなのだが。
posted by 城戸朱理 at 10:58| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吉増剛造さん企画イベント「剛造 Organic Fukubukuro Orchestra Vol.3 幻をみるひと」!



吉増剛造さん自らが企画するイベント「剛造 Organic Fukubukuro Orchestra」の第3回に、私もゲストで出演します。

詳細は下記の通り。


2017年9月8日(金)
19:00〜20:30
会場/恵比寿_NADiff a/p/a/r/

出演/吉増剛造×マリリア ゲスト城戸朱理

料金/2000円

お土産/吉増剛造“裸のメモ”


当日は、京都の四季を訪ねる吉増さんのドキュメンタリー映画「幻をみるひと(仮)」(井上春生監督)の予告編上映のあと、吉増さんと私がトークする予定。

「幻をみるひと」をめぐって、あるいは京都を、さらには東日本大震災以後の詩の言葉をめぐって、今、開かれつつあるものを語り合えたらと思っています。

興味のある方は、ぜひ、恵比寿までお運び下さい。
posted by 城戸朱理 at 07:26| イベント告知など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久保田潤・理央夫妻と会食〜逗子の満天

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8泊9日の旅の荷物の片づけと洗濯が、ようやく終わった7月25日のこと。

久保田潤さんと理央ちゃんから、逗子に魚が美味しい店があるから一緒に行こうと誘われ、バンビことパンクな彼女と鎌倉駅のホームで待ち合わせて、逗子に向かった。


逗子に行くのも久しぶりだが、駅前の魚屋は、鮮度も品揃えも素晴らしい。

手巻き寿司をやるのなら、逗子まで買い物に行ったほうがよさそうだ。


満天という店に着いたら、久保田さんと理央ちゃんは先に到着していた。

満天のご主人は、お父さんが築地の仲買人だったそうで、魚を見る目はたしか。


まずは、胡椒鯛や地ダコ、大帆立などのお刺身盛り合わせとポテトサラダをもらって、ビールで乾杯。


久保田夫妻が最近、見た「メッセージ」から話題は、映画とSFに。

久保田さんも私も、若いころはSFを読み耽った世代だけに、フィリップ・K・ディックやロジャー・ゼラズニィの話で盛り上がった。

焼き物は、クエのカマ。

幻の高級魚だが、私とバンビも2年前に唐津で食べて以来である。

クエと言えば、煮魚と思っていたが、ご主人に勧められ、焼いてもらったところ、これが極上の美味だった。


冷奴と漬物をもらって、飲みつつ語り、締めは、そうめんを。


御覧のように、カボスが浮かび、なんとも涼しげである。


久保田さんは、アレックス・シアラー『ガラスの封筒と海と』(求龍堂)のカバー・表紙・扉の装画を担当したご縁で、求龍堂が個展をしてくれることになったそうだ。

装画も装幀も、実に美しい本である。
posted by 城戸朱理 at 07:24| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

クルベル・キャン、馬場淳也氏、2016年全国バーテンダーズ・コンペティションMVB!

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プロフェッショナル・バーテンダーズ機構が主催する昨年の全国バーテンダーズ・コンペティションで、馬場淳也氏が優勝、
MVBとしてインタビューが機関誌「プロフェッショナル・バーテンダー2017」に掲載された。

馬場さんがコンペのために創案したカクテルは、鎌倉の空に昇る太陽をイメージした「ソル・レバンテ」(東の空に昇る太陽)。


馬場さんは、師匠でクルベル・キャンのオーナー・バーテンダーである秋山正治さんから、「氷は冷やすためのものではなく、カクテルの材料」と教わったそうだが、氷の使い方が素晴らしいし、流れるような所作も美しい。


プロフェッショナル・バーテンダーズ機構の仕事が忙しく、最近、店に不在がちの秋山さんにかわって、いつも素晴らしいカクテルを提供してくれる。


馬場さん、遅ればせながら、おめでとうございます!
posted by 城戸朱理 at 09:32| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鎌倉、クルベル・キャン

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新花巻駅から新幹線で東京へ。

横須賀線で鎌倉が近づくにつれ、湯治気分は薄れ、現実に戻ってきた気分になった。


一週間以上、家を空けていただけに、冷蔵庫には何もない。


バンビことパンクな彼女の提案で、クルベル・キャンに寄って、軽く食事をしていくことにした。


私は、ジントニック、バンビはジンリッキー。


さまざまなコンテストで優勝しているバーテンダー、馬場淳也さんが作るジントニックは、ひときわ美味い。


まずは、ほうぼうのカルパッチョを頼み、さらに鶏肉の石窯ハーブグリルを。

そして、贅沢にフレッシュ・サマー・トリュフを使ったバンビの大好物、スパゲッティ・カルボナーラを頼む。

クルベル・キャンのカウンターに座っていると、落ち着くし、鎌倉に戻った気分になる。

私にとっては、もっとも居心地のいい店のひとつだ。
posted by 城戸朱理 at 09:02| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

御食事処やはぎの夕食、その2

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7月21日、大沢温泉最後の夜は、やはぎで夕食を取った。


私は生ビール、バンビことパンクな彼女はレモンサワーで乾杯。

焼鳥を塩で2本、お刺身盛り合わせに、食事は鰻丼。


戦前ならば、こんな内陸の山あいで、刺身など考えられなかったことだろう。

帆立の鮮度が素晴らしかった。

お造りには日本酒だろうと冷酒を頼んだのだが、温泉と冷酒の取り合わせも至福。


ようやく、湯治の意味が分かったところで、帰らなければならないのは残念だが、またの機会を待ちたい。
posted by 城戸朱理 at 08:17| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

湯治の達人?

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温泉なら、何度も行ったことはあるが、一週間の湯治となると初めてだから、当初は、原稿を書いたりしようと思っていたのだが、これは間違いだった。

バンビことパンクな彼女も、PCを持ち込み、写真を整理して、DVDに焼いては送り出したり、柳田国男『遠野物語』を読んだりしていたが、自炊部の湯治客は、見事なまでに何もしていない。


いつもパジャマ姿のお婆さん3人組など、温泉に浸かっては、寝ているだけ。

部屋の前を通ると、いつも、3人が布団を並べて目刺しのように横たわっているのだから、これが正しい湯治客かと感心してしまった。

だいたい、浴衣さえ借りず、御食事処やはぎに現れるときさえ、パジャマ姿なのだから、いつでも寝れるという意思表示をされているような気分になる。

ここまで行けば、湯治の達人だろうが、湯治とは、温泉に浸かる以外は何もしないことなのだろう。


結局、私も本は読んだが、執筆はしなかった。

バンビも後半になって、ようやくそのことに気づき、温泉に入ってはお昼寝するようになったが、これが正しい湯治というもの。


ただし、何もしないという贅沢に慣れるのは難しい。
posted by 城戸朱理 at 08:13| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

御食事処やはぎの昼食、その2

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7月20日の昼食のとき。

バンビことパンクな彼女は、小海老の天ぷらを散らしたおろし海老天蕎麦を注文。


私は、生ビールと肴のひっつみを頼み、食事を何にするかメニューを見ていたら――


「城戸さんは、カツカレーにしてあげて!」とバンビが言い出した。


前から気になっていたおろし海老天蕎麦を注文したものの、バンビはカツカレーも食べてみたいのである。


まずは、ひっつみの味見をバンビに勧めてみた。

ひっつみは、岩手の郷土料理ですいとんのこと。

大根や人参、ゴボウなどの根菜類が入ったすまし汁に小麦粉のすいとんを入れるのが普通だが、やはぎでは、小麦粉にダッタン蕎麦が練り込まれており、ひっつみよりは、これまた郷土料理の蕎麦はっとに近い。


「んふ!
ちゅるっとして美味しいね!」


バンビは、ひっつみも気に入ったようだ。


カツカレーは、御覧のような大盛り。


ひと口食べてみたら、揚げ立てのトンカツといい、スパイシーなカレーといい、なかなかの出来だったので、バンビに試食を勧めたら――

これまた気に入ったらしく、あっという間に半分近く食べてしまったではないか。


「いっぱい食べちゃった!」


淡白な和食が続いたので、カツカレーが美味しく感じられたのだろうが、御飯そのものが極めつけに美味しいものだから、カレーやトンカツも、より美味しく感じるというところもあるのかも知れない。


ところで、やはぎのみならず、魚菜もそうだったが、このあたりの飲食店は、ポーションが大きい。

朝食の御飯は、たっぷり二膳分はあるし、蕎麦も、東京の二人前近い量。

注文には、注意が必要だ。
posted by 城戸朱理 at 07:06| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする