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城戸朱理のブログ

2020年06月17日

食道園で昼食

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今回は2泊3日という最短の旅程を組んだのだが、無事に所用をこなすことができた。

いつものグランドホテル・アネックスに宿を取ったのだが、朝食はコロナ対策で、ビュッフェではなく、和食か洋食のお弁当をフロントで受け取り、部屋で食べるシステムになっていた。


昼食はホテルからいちばん近い元祖盛岡冷麺の食道園へ。


溶き玉子で食べる食道園のカルビは、バンビことパンクな彼女の大好物。

ビールで乾杯し、カルビを焼き、締めは別辛の平壌冷麺。



「んふ! 美味しくて食べすぎたよ!
お腹がぽんぽんだよ〜」


バンビがお腹がいっぱいになりすぎたと言うので、少し散歩してからホテルに戻った。
posted by 城戸朱理 at 15:23| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

寿司処かね田で、その1

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盛岡ではコロナ対策が徹底しており、「県外のお客さまはご遠慮下さい」という貼り紙を出している店もあった。


幸いなことに、大通りの寿司処かね田には入店できたので、半個室の小上がりに席を取り、ようやく、ひと息つくことができた。



お通しは、贅沢にも殻ウニ。

バンビことパンクな彼女が「これを食べたら、もう普通の生ウニには戻れないよ!」と興奮している。


寿司を握ってもらう前に、めかぶ、網茸、ばくらいと岩手らしい酒肴を頼み、地酒をもらった。

珍味中の珍味、ばくらいはホヤとこのわたの塩辛だが、実に酒に合う。

網茸は子供のころ、茸狩りでよく採った茸だけに懐かしい。


バンビが「殻ウニをおかわりできないかな?」と言うので、お願いしてみたところ、運よくあったが、外食を控える人が増えて、お客さんが減っているからかも知れない。

殻ウニと銀鱈の西京焼きで酌む地酒は、いいものだった。
posted by 城戸朱理 at 15:05| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

寿司処かね田で、その2

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握りは「おまかせ」を頼もうとしたところ、大将がわざわざ出てきて、今日は出来ないとのこと。

漁師さんが値崩れを嫌って、漁に出るのを控えており、いつものようにネタを仕入れることができないのだと言う。


感染者ゼロの岩手でも、新型コロナの影響は甚大なものがあるようだ。



握りの特上をお願いした。


まずは勝浦産のマグロと昆布締めした金目鯛。

見事な活赤貝に肉厚の帆立、ヒラメの昆布締めにツブ貝と、いつもより仕事をしたネタが多い。


玉子焼きに北寄貝、イクラと生ウニでひと通りとなる。


バンビことパンクな彼女のリクエストで、金目と赤貝を追加で握ってもらい、巻物は筋子を。


生ウニに北寄貝の美味しさや筋子巻きなどは、いかにも盛岡の寿司屋という感じがする。
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緊張する遠出

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5月25日のこと。

県境を超えての移動は避けるべきだが、急を要する手続きのために盛岡に行かざるをえなくなった。

岩手県はいまだに新型コロナの感染者が報告されておらず、神奈川県の緊急事態宣言はこの日に解除されたとはいえ、岩手への移動はためらわれる。

誰にも会わず、所用以外の外出は控えることにしたのだが、東京に出るのさえ久しぶりだから、横須賀線に乗るだけで緊張した。


東京駅で駅弁を買って新幹線に乗ったのだが、駅弁が新鮮に思える。

私は仙台のはらこ飯、バンビことパンクな彼女はレトロなチキン弁当である。

私がはらこ飯を作るときは、鮭を煮て、その煮汁で御飯を炊き、皮と骨を取った鮭を御飯に混ぜ込んでからイクラを乗せるが、駅弁のはらこ飯は焼き鮭だった。



盛岡は曇りで、岩手山は見えなかったが、開運橋から望む北上川は、私にとって原風景のひとつだ。

北上川ぞいには、気持ちよさそうなカフェが出来ていた。
posted by 城戸朱理 at 14:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月16日

夏の酒器

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6月11日(木)は梅雨入りで、午後から雨になった。

鎌倉は、気温が30℃を超える日はまだないし、夜になると肌寒いほどだが、湿度はいきなり高くなった。

梅雨時は、酒器も、よほど注意していないと、清潔さを保てないので、吸水性のある陶器の徳利や盃は使えない。

備前や唐津の酒器はしまって、かわりにガラスの徳利と磁器の盃を出した。



盃は京都の東寺の弘法市で見つけたもので、幕末から明治のものだろう。

伊万里ではなく瀬戸だと思うが、猪口を小さくした形で、口縁の呉須が涼しげだ。

面取りしたガラスの徳利は、戦前、大正から昭和初期のもので、鎌倉の御成通りの骨董屋で見つけた。

癖のない取り合わせなので、どんなお盆にも合う。


近江の朽木村(くつき)で江戸時代初期の寛永年間から明治後期まで作られた朽木盆によく見られる菊花文の盆は、京都の老舗漆匠、象彦製。

もう一枚は盛岡の光原社工房の三色盆である。


盃は500円、徳利は1000円、象彦のお盆は、18年前に原宿の東郷神社の骨董市で未使用の品を、たしか1800円で求めたもの。

光原社の三色盆だけは、新作を定価で求めたものだが、戦前から続いている光原社でも数回しか作っていないデザインとのこと、日本の伝統的な意匠でありながら、モダンでもあり、いい出会いだったと思う。

こうしてみると、愛着は値段とは関係ないことを痛感する。
posted by 城戸朱理 at 15:07| 骨董・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

「抒情文芸」夏季号

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今年になって私が発表した詩は「現代詩手帖」1月号の「国境」が最初で、続いて「ココア共和国」5月号の「長い夜」が2篇目となった。

「国境」は3月に刊行された韓国の文芸誌「ASIA」で翻訳・紹介されたが、さらに3作目となる「真昼の覚醒」を寄稿した「抒情文芸」夏季号が届いた。


巻頭には文芸ジャーナリスト・酒井佐忠、作家・三田誠広のエッセイ、作家・恩田陸のインタビュー等が掲載されている。

巻末の「既刊号一覧」によると、川瀬理香子氏による抒情文芸刊行会が、「抒情文芸」を創刊したのは、1976年(昭和51年)。

今回の夏季号で通巻175号になるが、40年以上続いていることになる。


「抒情文芸」は読者による創作の入選作が掲載されており、選者は小説・出久根達郎、詩・清水哲男、短歌・小島ゆかり、俳句・坪内稔典という顔ぶれになっている。



私が初めて「抒情文芸の」依頼を受けて書いた詩は『不来方抄』所収の「通信」(初出時「初夏の通信」)で、1991年のことだった。

ずいぶん時間がたったものだが、何をしてきたのか自問するならば、灰を噛みしめるような思いが去来するばかりだ。

その思いのまま、未来への白紙と向かい合うしかないのだろう。
posted by 城戸朱理 at 10:36| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2か月ぶりの外食~ミッシェル・ナカジマで、その3

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赤ワインが残っているので、デセールの前にフロマージュを。

オランダのゴートの白かびのチーズ、クロムダンベールにウォッシュタイプのリベロ、そしてドライデーツ。

赤ワインがしみじみと美味い。


アヴァン・デセールは土佐文旦、ヨーグルトアイスに蜂蜜で、シェフがお皿に誕生日のお祝いを書いてくれた。

グラン・デセールは、割ると中から熱いチョコレートソースが流れ出すミックスベリーのビスキュイショコラに濃縮ミルクのアイスクリーム。

このビスキュイショコラ、濃厚で甘みが抑えられており、シングルモルトにも合わせられそうだった。


プティフルールとコーヒーで食事は終わり、帰りはシェフとマダム、バンビ恒例の撮影会。

すると「シェフは、こちらが城戸さん、こちらはバンビさんといってお料理を出してくるんですよ」とマダムが言うではないか!

いつの間にかバンビがバンビであることがばれていたのである!


なぜだろう?
posted by 城戸朱理 at 10:29| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2か月ぶりの外食~ミッシェル・ナカジマで、その2

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そして、中嶋秀之シェフのスペシャリテ、バースニップのフォンダンとオマール海老、コンソメジュレ。

白い人参のような形態の西洋野菜、バースニップをやや粗くピューレしたフォンダンは驚くほど甘みが強く、甲殻類の旨みが凝縮したコンソメジュレと見事な調和を見せる。

シェフは、この料理に生ウニやアブルーガキャビア、マリネした赤海老などをあしらうこともあるが、バンビことパンクな彼女が必ず「おかわり物件だよ!」と言い出す大好物である。

ここで気づいたのだが、ミッシェル・ナカジマでは、ふつう前菜は三皿だが、バースニップとオマール海老は四皿目。

ということは、とうもろこしのフランがアミューズだったのだろうか。



スープは冷製のホワイトアスパラガスのスープで、エクストラヴァージンのオリーヴオイルをパウダー状にしたものを散らしてあり、鎌倉名産のしらすが思いのほか合う。


味覚的には、すでに十分、満足しているのだが、主菜はこれから。


魚料理は、黄ハタのヴァプール、スープ・ド・ポアソン。

ハタ科は種類が多いが、黄ハタは正式には青ハタ、クエの仲間の高級魚で、透明感がある身と皮の間にゼラチン質がある。

シェフの絶妙な火入れもあって、引き締まった身には旨みが凝縮し、脂は甘みがあって、上品な旨みが口中に広がる。

数種類の魚から取る濃厚なスープ・ド・ポアソンと相まって、ひと皿の饗宴としか言いようがない。

添えられていたのは、ミル貝に菊、それに和食で使われる飾り野菜、浜防風を細工した錨防風というのが面白かった。



肉料理は二種類。

仔羊の鞍下肉のグリル、A5等級の仙台牛イチボのロースト、どちらも赤ワインソース。

ひと皿ずつ頼んで、バンビとシェアし、マダムおすすめのブルゴーニュの赤をボトルでお願いした。

付け合わせは、仔羊が、南フランスのレタス、シュクリームにひよこ豆。仙台牛イチボは、筍、コゴミ、アスパラガスと春野菜にフランス産モリーユ茸。

牛イチボはもちろん、仔羊も緻密な肉質で、味わい深く、大いに気に入った。
posted by 城戸朱理 at 10:27| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2か月ぶりの外食~ミッシェル・ナカジマで、その1

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飲食店も自粛要請で閉まっているし、2か月以上、外食はせずに自炊して過ごしていたが、わが家からいちばん近いレストラン、ミッシェル・ナカジマが5月15日から、コロナ対策でお店を個室化して、一日3組限定で営業を再開することになった。

さっそく、バンビことパンクな彼女が私の誕生日の5月23日のディナーの予約を入れたのだが、もう10年以上、毎年、クリスマス・ディナーに通っている店だけに再開が嬉しい。

この日は従姉の小野田玲子さんから、誕生日プレゼントに白ワイン、ヴージョ・プルミエ・クリュ2014が届いたので、夕食のあとは、これで乾杯できる。


早めに入浴してから着替え、18時に入店したのだが、写真のスペースに私とバンビのひと組だけ。

しかも、席は対面ではなく横並びという徹底ぶり。

ソーシャル・ディスタンスどころか、ほかのお客さんの姿さえ見えない。


ほとんど貸切気分で、いつものブランケット・ド・リムーをボトルで頼み、乾杯した。


アミューズはチーズを練り込んだシュー生地、グージュールと自家製生ハムを巻いたグリッシーニ。


そして、前菜のひと皿目はとうもろこしのフラン。

フランは砂糖を使わない野菜のプリンだが、ソースもとうもろこしで、空豆と生ウニがあしらわれている。

フランとソース、とうもろこしの二重奏で、甘さと香りが口から鼻に広がり、とうもろこし好きとしては嬉しいかぎり。


前菜のふた皿目は、鶉(うずら)のバロティーヌ。

鶉にパテを詰め筒状に巻いたバロティーヌには、ケールのパウダー、マリネした赤海老にズッキーニ、ドライトマトが絵のようにあしらわれ、海老を乾燥させたパウダーが風味を添える。


前菜三皿目、竹墨のエクレア仕立てにはグリルした帆立、行者ニンニクと赤かいわれが挟まれており、そこにグリーンピースのピューレという意外な出会いなのだが、見事な一体感で、バンビが目を丸くしていた。
posted by 城戸朱理 at 10:26| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

散歩の途中で、パンダ・バル

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私は2月から外食を控えるようになり、3月には完全に自炊体勢に入ったが、3月初旬、最後に外食したのが、鎌倉駅西口、御成通りのパンダ・バルだった。

自粛生活下のわが家で、ピンチョスが流行ったのも、パンダ・バルでピンチョスの楽しさに目覚めたからである。


ポルトガルの微発泡のロゼ、ヴィーニョヴェルデをボトルで頼み、まず、その日のピンチョスを全種類もらうのだが、見た目にも美しく、味わいも多彩で、微発泡のスパークリングにこよなく合う。


イベリコ豚の生ハム、ハモン・イベリコ・ベジョータは濃厚、噛むほどに芳醇さが増すようで、バンビことパンクな彼女の大好物。

鎌倉野菜を使った蒸し野菜は、美しいだけではなく、味が濃い。

パンダ・バルは、これまで何度かシェフがかわったが、女性シェフになってから、盛りつけも実に綺麗になった。

生ハムとオリーブのコロッケも定番だが、これがまたワインを誘う。


このあたりで、ロゼはなくなるので、メトイカのアヒージョには白ワイン、そしてイベリコ・ベジョータのプランチャには赤ワイン。



「批評の神様」小林秀雄は、丹波の猪が臭みがなくて旨いのは、ドングリを食べているからだと言っていたそうだが、ドングリを食べて育ったスペインのイベリコ・ベジョータも、たしかに癖がなく、脂身もよい香りがする。


パンダ・バルでは地物の鮮魚のカルパッチオやヒコイワシのフリットなど、メニューには魚介類も豊富だから、散歩の途中で立ち寄るのが、実に楽しかった。


自粛要請中はテイクアウトのみの営業になったので、ときどきパエリアやトルティージャなどを買ってきたが、また、散歩の途中で、ウイルスを気にすることなく、立ち寄ることができる日は、いつ来るのだろうか。
posted by 城戸朱理 at 12:16| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする