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城戸朱理のブログ

2018年01月29日

若宮大路の穴場のカフェ

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鎌倉を訪れる観光客が、年間二千万人を超え、天気のいい週末のお昼時には、どの店も行列が出来るようになった。

もっとも鎌倉の観光客は、ほとんどが日帰りだから、18時を回ると一気に人気がなくなって、雰囲気が一変するのだが。


そんななか、若宮大路ぞいの立地なのに、なぜか穴場なのが、鎌倉彫会館一階のカフェ、倶利である。


「詩とファンタジー」選考会のあとは倶利で昼食を取ったのだが、鎌倉野菜をふんだんに使い、写真の倶利ハンバーグでも、建長寺に由来するけんちん汁が付いてくるあたりが鎌倉らしい。


器も、すべて鎌倉彫り。


鎌倉彫りは、明治の廃仏毀釈で仕事を失った仏師が手がけて盛んになったものだが、鶴岡八幡宮の鳥井に店を構える博古堂の当代、後藤圭子さんは、なんと鎌倉時代の仏師、運慶から数えて二十四代目の子孫である。


博古堂の品は、どれも重厚で素晴らしい。

今年は、お盆を新調したいと思っている。
posted by 城戸朱理 at 08:21| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

記録的な寒波

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日本列島が記録的な寒波に見舞われている。


首都圏でも低温注意報が出たほどだが、水道管の凍結や破裂も相次いでいるのだから、北東北並みの寒さということになる。


北東北から北海道ならば、最高気温でも氷点下の真冬日が続くときは、就寝前に水を出しっぱなしにして凍結を防いだり、水道管から水抜きをするのが常識だが、
それが当たり前になっているはずの青森でさえ、水道の凍結や水道管の破裂が起こっているそうだから、やはり異常な寒波なのだろう。


26日は、かまくら春秋社で「詩とファンタジー」選考会があり、久しぶりに平岡淳子さん、蜂飼耳さんとお会いした。


昼食を鎌倉彫会館の倶利で御馳走になり、散会してから、バンビことパンクな彼女と落ちあって、由比ヶ浜まで散歩したのだが、水平線がいつもより高いところにあるように見える。

海水のほうが温度が高くなって、沖で蒸発しているせいかも知れない。



この日は、鎌倉でも最低気温−4℃を記録し、水を少量だけ流しっぱなしにして凍結を防いだのだが、27日には明け方で−2℃という予報だったので、油断していたら、水道が凍結してしまった。

幸いなことにトイレは凍結しておらず使えたのだが、食事の準備ができない。

水道管の凍結は−4℃が分岐点なのだが、低温が続くときは、−2℃でも凍結することがある。


昼前に、ようやく水が出るようになったので、大事には至らなかったのだが、低温が続くときは、油断は禁物だ。


一方、バンビは、ベランダに私の古備前の擂り鉢を勝手に持ち出して水を張っている「バンビヶ池」の氷の厚さを確認しては、喜んでいる。

あげくの果てには、製氷器をベランダに出して氷を作ってみたり、オレンジジュースをタッパーに入れてシャーベットを作ったりし始めた。

パンクだから、寒波であろうと何であろうと、お遊びのネタにしてしまうのである。


それにしても寒い。

外出するときは、ウールの靴下、厚手のコートにカシミアのストールと、ほとんど北国仕様のスタイルになっている。
posted by 城戸朱理 at 14:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

大雪の日の夕食

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22日は首都圏も夕方から大雪の予報。

しかし、10時にワシントンホテルをチェックアウトしたら、すでに雪がちらちらと降り始めていた。

大事を取って、すぐに帰宅したのだが、南武線沿線はすでに激しく雪が降っているところもある。

昼前に鎌倉に着き、東急ストアで買い物をして帰宅したら、鎌倉も激しく雪が降り始め、2時を回るころには一面の雪景色となった。


仕事に出かけたバンビことパンクな彼女から、「夕食はシチュー希望!」というLINEがあったので、シチューを仕込み、ブロッコリーを茹で、イチゴやパイナップルなどフルーツを用意する。


たしかに雪の日にはシチューが似合う。


バンビがなかなか帰ってこないと思ったら、雪が降ったので大喜びして、写真を撮っていたらしい。

すっかり凍えてしまったバンビがお風呂に入っている間に、サシが綺麗に入った和牛の80gほどの小さなステーキを焼き、さらにバンビの好物のアワビ煮を出した。


バンビが買ってきたシャンドンを開けて夕食である。


SNSで、シチューを御飯にかけるか、別々かで論争が起こったが、わが家は御飯とシチューは別々に盛る。


「美味しくて、ペロッと食べちゃうなあ!」


バンビはステーキ&シチューというメニューを喜んでいたが、シチューは、やはり冬に似合う。
posted by 城戸朱理 at 10:17| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月26日

国分寺で新年会

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天使館をあとにして、国分寺駅まで歩き、先週も行った天松で遠藤朋之、石田瑞穂両氏と軽く飲むことにした。

思いがけない新年会である。

瑞穂くんが木剣を持っていたが、古剣術の稽古の帰りだというではないか。

瑞穂くんは剣道三段だが、剣道と違って古剣術は実戦を前提とする古武術である。


大七の燗を酌み交わしながら、「暁ニ告グ」の感想を語り合う。


付きだしは、小柱の白和えに煮こごりで、瑞穂くんが感心していた。

当ては、生牡蠣に揚げ出し豆腐、牡蠣の天ぷら、芝海老と仙台芹の天ぷら。

瑞穂くんだけ、鰻重を頼んで食事をする。



「また骨董市に行きたいですね」と瑞穂くん。

もう何年も骨董市を覗く余裕はなかったから、私も京都に行ったときに骨董屋を覗くくらいだったな。

瑞穂くんは、最近、古伊万里が面白いんじゃないかと思うようになったらしい。

古伊万里は骨董の入門のように考えられていたが、ひと巡りして、新鮮に映るようになったということだろうか。

みんなで出光美術館の色絵展に行こうということになった。
posted by 城戸朱理 at 17:57| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月25日

再び「暁ニ告グ」@天使館へ



午後は仕事を済ませてから、いったんホテルに戻って小憩し、先週に引き続いて国分寺の天使館に向かった。

笠井瑞丈さんの企画による「ダンス現在」の第三弾「暁ニ告グ」を見るためである。

ところが公演の寸前に、西部邁先生が自殺されたことをニュースで知って、愕然とすることに。

詳細が分からないので、あとで富岡幸一郎さんに電話することにして、天使館に入った。



「暁ニ告グ」の前回の公演は、アクシデントで音楽が出なかったが、それはそれで異様な緊張感があった。

しかし、そうなると、本来あるべきだった姿の舞台も見たくなる。

バンビことパンクな彼女も、今回は撮影なしなので最前列に陣取って、ダンスに専念する構えである。

私も最前列に座った。



笠井瑞丈、鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)、ふたりによる「暁ニ告グ」は、やはり傑作で、間然とするところがない。

主調低音としてダンスを貫くテクストは、三島由紀夫『「変革の思想」とは』で、瑞丈さん、鯨井さんが交互に暗唱しながら、踊りは展開されていく。


「言葉は形であり、行動も形でなければならぬ。文化とは形であり、形こそ全てなのだ」という三島の言葉と響き合うように繰り広げられるダンスは、
変化して止まない動きの果てに、たしかな精神のフォルムを形成していくかのようで、動きでありながら形であるという両義性の緊張に張り詰めていた。


「星条旗よ永遠なれ」から始まって、ベートーヴェンの交響曲第七番へ。

ノイズに「君が代」がかぶるなか、問われていたのは、日本における神性であり、戦後の日本人ではなかったか。

圧倒的な一時間だった。



客席には先週に引き続き遠藤朋之氏の姿が。

石田瑞穂くんも来たが、舞踏の常連、志賀信夫さん、林浩平さんの姿もあった。


終演後は、天使館で打ち上げ。

カツサンドとコロッケを差し入れで持参したのだが、瑞丈さんは「食べたいんだけど食べられない」と漏らしていたのが印象深かった。

一時間、全力疾走するような舞台だったから、それも当然かも知れない。
posted by 城戸朱理 at 13:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蕎麦屋で祝杯?

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21日は、早朝に井上春生監督から「幻を見るひと」がアイルランドのシルクロード国際映画祭の招待作品に決まったという連絡があったので、昼から祝杯をあげることにした。


ISETANの総本家・更科堀井に入ったのだが、寛政元年(1789)創業の老舗で、麻布に本店がある。


まずは、サッポロ黒ラベルで乾杯し、ビールのあとは熱燗を頼む。

メニューに「唐津ざる豆腐」があったので、これは唐津の川島豆腐店のざる豆腐だろうと頼んでみたのだが、大豆の甘みが素晴らしく、やはり逸品だった。

蕎麦屋の定番、棒にしんと小海老の天ぷらをもらい、締めは鴨せいろ。

鴨は加熱が難しいが、抱き身と呼ばれる胸肉は、
ふうわりと柔らかく、鴨肉のつくねと相まって、こっくりした味わい深い出汁が出ている。

バンビことパンクな彼女も喜んでいたが、冬にふさわしい鴨せいろだった。
posted by 城戸朱理 at 13:14| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月24日

茅ヶ崎のホームパーティー

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20日は茅ヶ崎の加藤恭一さんのお宅でホームパーティーがあった。


加藤さんがマガジンハウスの「ブルータス」で書評ページを担当されていたときの執筆陣、藤沢周、陣野俊史に私の三人、そしてライターの丸山あかね、編集者の奈良岡祟子、バンビことパンクな彼女が参集した。


茅ヶ崎駅で陣野氏に声をかけられ、加藤家まで歩く間に愉快な陣野家の様子を聞く。

奥さんの相田淑子さんは仏文学者で中央大学教授だが、陣野家では大学二年の息子さんと相田さんが、フランス語で会話する時間があるそうだ。

陣野氏も今年の春から、立教大学の特任教授に就任するとのこと、アカデミックな家庭と思いきや、陣野氏のみ微妙な立場らしい。

たしかに、著作は文芸評論か、ロック、ヒップホップ、サッカー関係だから、フランスとは縁が遠くなったのだろう。



「加藤さんの家に行くのは、いつも夏だったから、冬の加藤さんがイメージできなくて」と陣野氏。

加藤さんは、夏だとアロハシャツだが、冬はネルシャツかクルーネックのセーターである。


例によって、加藤家では、奥さまの文子さんの素晴らしい手料理が並んだ。

最初は二色玉子から。

澁澤龍彦さんと親交があった加藤夫妻は、正月2日の澁澤家の新年会に招かれていたそうだが、文子さんの二色玉子は好評で、毎年、リクエストされたのだとか。

それも当然という見事な出来だった。


お酒はビールから始まって、いつもならワインになるのだが、今回は10年ほど寝かせたままだったサントリー山崎12年の貴重なボトルからスペイサイドのシングルモルトである。

ジャパニーズ・ウィスキーの世界的な人気のため、山崎12年は今や店頭で見ることが出来ないが、加藤さんが出してくれたボトルは、瓶が現行のものとは違うし、味も違う。

まずは、藤沢さんが持参してくれた井上蒲鉾の梅花はんぺん、祟子ちゃんの西荻窪もぐもぐのハム、私とバンビが選んだ浅草今半の煮玉子にキッシュが前菜。


文子さんの新メニュー、鱈のコロッケが、また絶品で、酒の肴にうってつけだった。

平塚の里芋煮のあとは、丸山さんの餃子、そして、文子さんの牛肉の叩きと、恒例の人気メニューが続く。


加藤さんの駄洒落は相変わらず冴えているし、気心の知れたメンバーだけに話題も昔話から映画のこと、本のことと自由自在。

加藤さんが選曲した昭和歌謡をバックに、笑いが絶えないパーティーとなった。


L.L.ビーンのネルシャツとエディ・バウアーのサーマルシャツをいただいたが、藤沢、陣野氏もサーマルシャツをプレゼントされたので、次回は三人お揃いのエディ・バウアーで集まりたいものである。
posted by 城戸朱理 at 17:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

楽観の琥珀とパール

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ホテルで校正作業をして、それから散歩がてら昼食に出かけた。

夜はホームパーティーがあるので、バンビことパンクな彼女が「昼食は軽めに、ラーメンがいいんじゃないかな」というので、西麻布から立川に移転した楽観へ。


バンビは初めてだが、高級そうなクラブやカプセルホテルが入ったビルの一階に突然、ラーメン屋があるものだから、驚いている。

たしかに不思議なロケーションである。


楽観のラーメンは醤油ラーメンの「琥珀」と塩ラーメンの「パール」の二種類。

バンビはパールを、私は琥珀をオーダーし、揚げ餃子をもらった。


バンビはスープを口にしただけで目を丸くしていたが、パールは煮干しと昆布で取ったスープに岩塩とオリーブオイル、琥珀はゲンコツや鰹節のスープに木桶仕込みの醤油と、実に味わい深い。


中太のストレート麺なのに、スープがよく絡むのは、見た目より濃厚なのだろう。


チャーシューはかなり厚めで、煮玉子もメンマも異様な完成度。

最近のラーメンのイノベーションは凄いものがあるが、完全に料理となったラーメンとしか言いようがない。


近所には白菜タンメンの楽観も出来ていたが、西麻布の店も再開し、ロサンゼルスにまで支店をオープンしたというのだから、和食としてのラーメンの認知度が世界的に高まっているのが分かる。


「アメリカ人がこのラーメンを食べたら、あまりの美味しさにビックリするんじゃないかな」とバンビは言っていたが、たしかに驚きのあるラーメンだった。
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2018年01月23日

吉増剛造さんのドキュメンタリー映画「幻を見るひと」、アイルランドの国際映画祭に正式招待決定!

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吉増剛造さんが岡崎の流響院を拠点に、四季の京都を旅するドキュメンタリー映画「幻を見るひと」(井上春生監督)が、
アイルランドの首都ダブリンで開催される第6回シルクロード国際映画祭に招待されることになった。


アイルランド政府の支援で設立されたシルクロード国際映画祭は、ヨーロッパ諸国、アラブ、中東、北アフリカ、アジアの映画を対象とするフェスティバル。


劇映画・ドキュメンタリー・ショートフィルム・学生映画の四部門から成り、昨年のドキュメンタリー部門は1200本の応募のうちから6本が選出されている。

「幻を見るひと」も、1000本を超える応募作のうちから、正式招待の6本のうちの一本に選ばれたことになる。



シルクロード国際映画祭は、3月上旬にダブリンで開催されるが、W.B.イェイツ、そしてジェームズ・ジョイスゆかりの街で、
「幻を見るひと」のワールドプレミアが開催できるのは「幻を見るひと」にふさわしいことではないかと思っている。


詳細は追って、公式ホームページのみならず、このブログで紹介していきたい。
posted by 城戸朱理 at 09:15| Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビストロさいとうで

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試写のあと井上春生監督と行ったのは、昨年の12月のロケのときに初めて入って感嘆したビストロさいとう。

バンビことパンクな彼女も、楽しみにしていたのである。


長時間の会議で全員、疲れていたので、喉を潤すべくビールで乾杯し、それからスパークリングワイン。

前菜にキャロットラペとレンズ豆のサラダをもらい、お目当てのジャンボマッシュルームのオムレツ。

バターが香り立ち、続けてトリュフの香りが鼻に抜けるオムレツは、味わい深いジャンボマッシュルームがたっぷりと入って、やはり絶品。

井上監督が「美味い」と唸り、バンビは「美味しい」と声をあげていた。


生のししゃものフリットは、干物とは違って、より淡白で、しかも玉子を持った雌ではなく雄なので、ししゃもの身の味がよく分かる。


牛肉を叩いてからラードで焼いた名物のビーフカツレツは、濃厚なドミグラスと相まって、赤ワインにぴったりだった。

このビーフカツレツは、御飯にも合うだろうな。


さらに井上監督が「お茶漬けみたいなものはありませんか」とビストロにあるまじきことを言い出したのだが、リゾットが美味しかったのを思い出し、クヌギマスのポアレ、わさびリゾット添えを頼む。

シェフは「リゾットだけ出しましょうか」と言ってくれたが、クヌギマスも絶妙の火入れなので、やはり正解だった。


私とバンビは最後までワインを飲んでいたが、井上監督はコーヒーとりんごのタルト、バニラアイス添えをオーダー。

味見させてもらったが、タルトも美味しかった。


男同士で飲んでいる人もいれば、子供連れで食事している人もいる。

きさくなシェフは、リクエストにも応えてくれるし、やはりいい店だ。
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