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城戸朱理のブログ

2018年01月14日

滑川の河口のあたり

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鎌倉の海岸は、滑川を境に西が由比ヶ浜、東が材木座になる。

滑川は朝比奈峠を水源とし、かつては上流から胡桃川・滑川・座禅川・夷堂川・炭売川と名前を変え、河口付近は閻魔川と呼ばれていたという。

そのことは田村隆一さんも詩に書いているが、川の名前が暮らしに根差している感じは、いかにも古都、鎌倉にふさわしい。


滑川の河口は、陸地から見て、やや左手に湾曲して相模湾に注ぐのだが、この日は干潮と強風のためか、河口が砂浜のなかばで途絶え、左に湾曲した細い流れが海に達していた。

こんな状態を見たのは初めてだが、何やら川が海に片想いしているかのような眺めで、不思議な気分になった。


小さな川だけに、河口もこんなふうに変化することがあるらしい。
posted by 城戸朱理 at 13:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

激しい海風のなかで

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前夜から強風が吹き荒れていた1月10日。


私が『漂流物』にまとめたテクストを最初に書き始めたのは、台風の翌日に由比ヶ浜から材木座海岸に打ち寄せられた漂流物を見てからだったので、
こんなに風が強い日は、たくさん漂流物が打ち寄せられているかも知れないと思って海岸に行ってみた。


潮が引いた海は、いつもより砂浜が広く、風紋を変化させながら、砂が舞っている。


波が次々と押し寄せ、すべてをさらっていったようで、由比ヶ浜には漂流物は、ほとんど見あたらなかった。


吹き飛ばされそうな強風のなかを歩き回ったおかげで、体熱を激しく奪われ消耗したが、密着した牡蠣の貝殻が目についた。

見たこともない巨大な牡蠣で、見慣れたサイズの5倍以上はある。

海の底で10年、20年と静かに大きくなっていったのだろう。
posted by 城戸朱理 at 09:56| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

脳髄の日記



詩を書くということは、私にとって、いまだに不思議なことのままだ。

いざ白紙を広げて書こうとすると、どうやって書くのか、全く分からなくなることがある。

だが、書けるときは、どうやって書いているのか、意識することもない。


ただ、普段とはまるで違う疲れ方をするのは事実だ。

それは心地よいものでもあるのだが、何やら別の世界から戻ってきたような気分に近いかも知れない。

西脇順三郎風に言えば、詩とは「脳髄の日記」なのだろうか。


1月9日は、午前中、詩に見舞われ、3篇の新作を書いた。


昼食の後、小憩してから、藤井聡氏を編集長にリニューアルされる「表現者クライテリオン」のためのT.S.エリオットと保守思想についての評論に取りかかる。


書斎のデスクが別件の資料を広げているためスペースがなかったから、田村隆一さんが稲村ヶ崎に住んでいたときに使っていた文机を和室に出して執筆した。

吉増剛造さんも、和室に二月堂食堂机(にがつどうじきどうき)を置いて仕事をされているが、文机だと、まわりに資料を広げられるところがいい。


14時から書き始めたのだが、20時に18枚で書き終えることができた。

とりわけ、なかばあたりから集中力が高まったので、順調に進んだようだ。


しかし、詩作のあとの執筆だったので、書き終わったときには、もう使い物にならない。


入浴してから、バンビことパンクな彼女が調えてくれた大間のマグロや生牡蠣で晩酌したのだが、いささか興奮した状態だったらしく、明け方まで眠ることが出来なかった。
posted by 城戸朱理 at 13:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クルベル・キャンでパスタ&ピザ

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砂浜を歩き回ると、いきなり脚が重くなる。


夕食にステーキ肉を用意していたのだが、バンビことパンクな彼女と鎌倉駅前まで歩き、さすがに疲れたので、クルベル・キャンで休んでいくことにした。

食事は帰宅してからのつもりだったのだが、あまりにお腹が空いたものだから、バンビと相談して、前菜もなしに、いきなりパスタとピザを頼むという荒業に出た。


パスタは、サーモンと白菜のクリームスパゲッティ。

ピザは、パンチェッタと半熟玉子のビスマルクである。

玉子を好んだ鉄血宰相ビスマルクにちなむこのピザは、トマトソースを使うピザのうちでも濃厚で、バンビが進んでビスマルクを選ぶのは珍しい。

やはり身体を使うと、欲するものが変わるようで、詩を書き続けていたら、脳が異様に疲労するのか、私もふだんは滅多に口にしない牛肉に手が出るようになっている。

バンビは「いつも、お豆腐しか食べない城戸さんが、牛肉を食べたいなんて珍しいね!」と面白がりつつも、私が頻繁に牛肉を買うものだから喜んでいるほどなのだ。



スパゲッティも、石窯で焼き上げたピザも美味しかったが、海風に吹かれたあとは顔が火照るので、お酒はあまり進まない。

ビールから始めて、ジントニックをもらい、秋山正治さんお勧めの珍しいカナディアン・ウィスキーを飲んだだけで、この日は帰途に就いた。
posted by 城戸朱理 at 10:44| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

由比ヶ浜を散策しては

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1月7日もカメラを持って海岸に出かけた。

いつもと違う道を通ると、民家のなかに新しいパン屋で出来ていたりするのが、鎌倉らしいところだろう。


寒さは厳しいが、由比ヶ浜には若い観光客が多く、夢中で貝殻を拾っているカップルが目についた。


私は漂流物を見つけるとカメラに収め、バンビことパンクな彼女は、空や波の様子を撮影している。

貝殻に混じって、江戸時代の古伊万里の欠片があったりして、海辺は過去の暮らしの名残りが感じられた。

現像に出し、紙焼きを眺めながら、漂流物のささやきに耳を傾けては、それを書き記す日が、いつか、また来るのだろうか。


この日は、水平線に接する空が優しい色の層を作り、春の気配を少しだけ感じることができた。
posted by 城戸朱理 at 09:02| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大船の串武、その2

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バンビは例によってシロコロとつくねを頼み、さらに皮にせせり、豚バラまで頼んで、ご機嫌である。


青森の陸奥八仙吟醸あらばしり、自爆ど辛純米とお酒を追加し、とりわさとアボカドの叩き、牡蠣とベーコンのゴルゴンゾーラソースを頼んだのだが、串焼き屋でゴルゴンゾーラソースを使われると、やはり驚きがある。



若い世代ならではの店が鎌倉では増えているが、串武もそんな一軒で、再訪したくなる店だった。
posted by 城戸朱理 at 08:52| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大船の串武、その1

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年が明けてから、午後2〜3時までは仕事や片付け、それから散歩に出かけるというペースが出来た。

6日は、実に久しぶりに大船に出かけた。


市場のような仲通りを歩いて買い物したあとは、小綺麗な串焼き屋が開店していたので、バンビことパンクな彼女のリクエストで入ってみた。

三ヶ月前にオープンしたそうだが、もう常連客がついているらしく、次々とお客さんが入店、あっという間に満席になってしまった。


お通しは山芋と酢ダコのわさび和え。

まずはビールをもらったのだが、驚いたのはお造りの充実ぶりだった。

迷ったあげくに盛り合わせにしたら、見事な本まぐろの中トロに炙り本かます、それにヤリイカが。

しかも湯通ししたヤリイカのエンペラが添えられている。


「串焼き屋さんなのに、お刺身が美味しい店だよ!」とバンビが喜び、日本酒をもらうことにした。

まずは新春酒の秋田の天寿純米大吟醸、次に栃木の仙禽モダン雄町、長野の真澄純米あらばしり。

五味の揃った日本酒の品揃えで、実に料理に合う。


ささみのわさび焼きと上レバー2本を頼んだところ、レバーを塩とタレ両方で焼いてくれたが、こんな配慮も嬉しい。
posted by 城戸朱理 at 08:50| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

パンダ・バルでひと休み

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1月5日もバンビことパンクな彼女を連れて、散歩に出かけたのだが、連日、歩き回っているものだから、ふたりとも調子がいい。

参拝客が減ったので、ようやく鶴岡八幡宮に初詣できた。


ここのところ、モツづいているバンビが博多からモツ鍋の材料を取り寄せたので、夜はモツ鍋をすることにしていたのだが、歩き疲れたものだから、バンビが「おやつビールはどうかな?」と言い出した。

「おやつビール」とはバンビ語で、夕食前に軽く飲むことである。


そこで、鎌倉駅西口、御成通りのパンダ・バルへ。

スペイン風にピンチョスなどでワインを飲める店である。



ビールで喉を潤してから、白ワイン。

まずはイワシとタマネギのパテ、そして、ピンチョスは牡蠣フライとバゲットのタルタルソースを。

このピンチョスは、ひとつ280円。


ひと口サイズの小さい海老とオリーブのクリームコロッケが出来たところで、シェリー酒にかえた。


パンダ・バルはスペイン料理主体だから、トルティージャやパエリアもあるが、軽いひとり前から頼めるのが嬉しい。


メニューにスペイン風ハンバーグを見つけたバンビが食べたそうにしていたので、これも注文してみる。

ソースはピリ辛トマトのブラバスソースか、ニンニクマヨネーズのアリオリソースが選べるので、ブラバス&アリオリのハーフ&ハーフで。

ちなみに、このスペイン風ハンバーグが600円。


パンダ・バルは、手軽で楽しい。



「おやつビール」にしては、やや頼みすぎのきらいはあるが、いずれもシェリー酒、マンサニージャを美味しくする料理だった。
posted by 城戸朱理 at 15:11| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

藤沢の串焼きバル・COCORICO、その2

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この店の串焼きは、鶏ならば信州安曇野産新鮮朝一鶏、豚ならば厚木産朝引き豚で、鮮度がいいのが売り。

バンビは大喜びで、鶏の上レバー、シロコロのたれ焼きを注文。

荻窪のもつ焼き店かっぱで食べて以来、バンビはシロコロが気に入っているらしい。


私は、ささみの梅しそ焼きと和牛A4ランク、後脚付け根のトモサンカクの真ん中部分のシンシンをふたり分注文して、ワインをデキャンタで頼んだ。


「もっと食べるよ!」とバンビが追加したのは、シロコロのおかわりと手こねつくねに玉子を添えた月見たたき。


最後にローストチキンオムレツをもらってみたのだが、ふわふわのオムレツとチキンにマッシュルームのソースが一体となって、白ワインにぴったりのひと品だった。


値段は手頃で、今風な感覚が楽しい店である。
posted by 城戸朱理 at 14:42| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

藤沢の串焼きバル・COCORICO、その1

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映画を見て、湘南テラスモールを歩き回り、藤沢に戻ったのは6時ごろ。


どこかで休んでいこうということになって、バンビことパンクな彼女と駅前を歩いていたら、串焼きでワインを供してくれるバルを見つけた。

カウンターは満席だったので人気店らしい。


幸い個室が空いていたので入店することができた。


スパークリングワインをもらって乾杯したら、お通しはチーズフォンデュ。

串焼きと洋風のメニューをうまく組合せている。


とりあえず、メニューの「名物」というメニュー3品を頼んでみた。

焼いたのでもなければ蒸したのでもない、秘密の調理法の「トロレバ」、珍しくもメープルシロップを添えた「白レバーとクリームチーズのパテ」、そして低温調理した「タンの炙りカルパッチョ」である。

なるほど、レバーのパテにメイプルシロップは意外なほど合うし、トロレバの旨みは赤ワインを呼ぶ。


ひとひねりした工夫が、いかにも若い世代の店らしくて、実に面白い。
posted by 城戸朱理 at 14:27| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする