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城戸朱理のブログ

2017年04月12日

昼食のお弁当

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今回のロケでは、井上春生監督がディレクター、高柳克弘・神野紗希篇のディレクターをつとめる赤塚敏史さんが、制作に回った。


井上監督の指示で、赤塚さんが、昼食のお弁当を調達してきたのだが、なんとJR伊勢丹の老舗弁当売り場に行ったものだから、吉兆や下鴨茶寮、二傳など、ロケ弁当とは思えない老舗料亭のお弁当が並んだ。

井上監督の水原紫苑さんへの配慮なのだろう。


アシスタント・プロデューサーとして参加しているバンビことパンクな彼女の発案で、ロケ弁当のときにはインスタント味噌汁を準備するようになったが、肌寒い日には、これが嬉しい。
posted by 城戸朱理 at 08:15| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

水原紫苑さん、流響院へ

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京都に向かう新幹線の車中で、「俳句」に寄稿した関悦司『花咲く機械状独身者たちの活き造り』書評のゲラをチェックし、
さらに「岩手日報」投稿欄の選評2回分を書き上げ、翌朝、若干、推敲してメール。

ほかにも持ってきた仕事はあるが、4月7日(金)から、撮影が始まった。

水原紫苑さんは、緑に映える着物姿で、昼前に真澄寺別院・流響院に到着。


井上春生監督らクルーは、9時から、すでに庭の撮影に入っていた。

昼食を取ってから、本格的な撮影となったのだが、水原さんは今回も凄かった。

次々と短歌が生まれていく。
posted by 城戸朱理 at 08:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

春のごだん宮ざわ、その3

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別の日本酒を頼んだら、今度は李朝の刷毛目徳利で出た。

白泥がたっぷりとかかり、粉引の風格がある。

初見だったので、尋ねたところ、宮澤政人さんが懇意にしている骨董屋さんが、お店で使って味をつけてくれと置いていったものなのだとか。

刷毛目や粉引は、使うほどに白泥に酒が染み、味わいを増すので、賢いやり方だと感心してしまった。


土鍋で炊き上げた御飯は、まずは煮えばなをひと口。

おかわりをすると、煮えたお米が、蒸らされて次第に御飯に変わっていくのが分かる。

漬物も白味噌で炊いたじゃこも美味しい。


水菓子は、甘みの強い佐用姫みかん、イチゴは佐賀ほのか、さらに加賀産のキウイ。

最中をいただくと、宮澤さんが、お薄を点ててくれる。

茶碗は、春の野を描いた尾形乾山だった。

蓋付きで、本来は煮物などを盛る食器として作られたものだが、春の替え茶碗にふさわしい。


花冷えが続くが、春の味覚をいただいて、気持ちが解れていくようだった。
posted by 城戸朱理 at 11:07| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

春のごだん宮ざわ、その2

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名物の焼き胡麻豆腐は、蕗の薹を練り込み、蕗の薹の天ぷらを添えてあって、ほのかな苦みが後を引く。

日本酒は、京都の加藤静充さんの初期伊万里写しの徳利で出たが、本歌と見紛う出来である。


揚げ物は、とろけるようなノドグロとタラの芽の天ぷらで、甘酢で和えた新タマネギのお浸しも美味しかった。

器は、古染付の羅漢図皿。


さらに、菜の花、フルーツトマト、アスパラの黄身酢がけにタコとウドが出て、天ぷらのあとの箸休めになった。


おしのぎは、蒸し上げたばかりの餅米に大きく切った自家製カラスミを乗せた定番の飯蒸しで、もう何も言うことはない。


最後の料理は、熊肉と芹の小鍋立てで、熊から、ほっこりといい出汁が出るのは驚くばかりである。
posted by 城戸朱理 at 11:07| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

春のごだん宮ざわ、その1

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夕食は行きつけの「ごだん宮ざわ」に予約しておいた。

カウンター8席、個室5席という小体な店だが、ミシュラン・ガイドを始めとして、雑誌などメディア露出が著しく増えたため、予約が取りにくくなったのは、喜ばしくも悩ましい。

この日は、御家族とおぼしき中国の観光客6人連れがカウンターを埋め、私はいちばん右端の席に座った。


目の前には本阿弥光悦のお軸に尾形乾山の香炉。

いちばん好きな席である。


まずは、福井の早瀬浦を一献。

先付けは、軽く焙った本ミル貝にコゴミとフキの土佐酢がけ。

まさに春の味覚で、器は明末清初に中国、景徳鎮で焼かれた初見の古染付輪線文皿である。

この日の器使いは、古染付が中心だった。


お椀は、筍とハマグリにワカメで、山椒が香り立つ。

続くお造りも古染付の網手文皿。

無農薬の藁で焙った初鰹に石鯛、北海道産の塩水ウニに、山口県安岡特産の地ネギとミョウガをあしらい、吉野葛でとろみをつけた土佐醤油が添えられている。

たんなるお造りを超えた創作料理で、御主人の宮澤政人さんならではの工夫が嬉しい。


焼き物は、金目鯛の若狭焼き。

若狭焼きは、醤油と酒を合わせて、掛け回したものだが、金目鯛によく合っていた。


器は、尾形乾山の銹絵角皿で、これも初めて見る器である。
posted by 城戸朱理 at 11:06| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都、糸屋ホテル

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京都に到着して、烏丸松原の糸屋ホテルにチェックイン、まずは荷物を解いて、明日からのロケに備える。

着替えを始めとする荷物は出来るだけ少なめにしたが、7泊8日の予定だけに、それなりの量になるのは仕方がない。


糸屋ホテルは、この数年、京都の常宿になっているので、備品も分かっているし、スタッフも親切で、快適に過ごすことかできる。


お風呂とトイレと洗面所が別になっているのが特徴で、お風呂はバスタブと洗い場が別になっているため、きわめて使い勝手がいい。


吉増剛造さんは、糸屋ホテルだとデスクが広いので、仕事ができるとおっしゃっていたっけ。

番組の企画・監修者という私の立場だと、寝に帰るだけになってしまうのだが。
posted by 城戸朱理 at 09:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

新幹線の車中で

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4月6日(木)。

品川駅から東海道新幹線に乗った。


吉増剛造さんが、東京駅では「深川めし」、横浜駅なら崎陽軒の「焼売弁当」を買うとおっしゃっていたのを思い出し、品川駅で「深川めし」を選んだ。


あさりの出汁の炊き込み御飯に穴子とハゼの甘露煮が乗ったお弁当だが、深川飯は、もともとは深川の漁師料理。

あさりを炊き込んだものとあさりとネギの味噌仕立ての汁を御飯にかける二種類があるが、小鍋立てにすると酒の当てにもよい。


駅弁の「深川めし」は、吉増さんが「ちょうどいい」とおっしゃっていたように、量的にも軽めで、たしかに、ちょうどよかった。
posted by 城戸朱理 at 17:27| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

うこぎのほろほろ

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「うこぎのほろほろ」は、岩手の郷土料理。

生垣などにも使われるうこぎの新芽を摘んで、さっと茹で、みじん切りにした鬼グルミ、大根の味噌漬けを混ぜ、これを炊きたての御飯にのせて食べる。

盛岡だと、八百屋でもうこぎの新芽が売られているが、ほろ苦いうこぎと濃厚なクルミの旨みに味噌漬けがアクセントになる春の味覚だ。

とはいえ、小学校の低学年のときに食べたのが最後だったかも知れない。


「うこぎのほろほろ」は、その名の通り、クルミも味噌漬けもほろほろになるまで細かくみじん切りにするのがコツ。

塩味は、味噌漬けの量で調整する。


『聞き書き 岩手の食事』(農文協)によると、岩手では、戦前まで「美味しい」という意味で「クルミの味がする」と言ったそうだ。

昔は、不足しがちだった脂肪分を多く含んでいるからだろうが、石川啄木や宮澤賢治も「うこぎのほろほろ」を食べたのではないだろうか。

子供のころ、母に言われて、うこぎの新芽を夢中で積んだのも懐かしい。


鎌倉では、うこぎは目にしないし、八百屋で売っているはずもないが、うこぎの新芽をセロリの葉で代用できると聞いて、試しに作ってみた。


セロリの葉を洗って、さっと茹でてから水に放ち、細かく刻む。

さらに、バンビことパンクな彼女が取り寄せたクルミを刻み、やはりバンビが盛岡で買った3年物の大根の味噌漬けを刻んで混ぜた。

セロリ特有の香りはあるが、うこぎに似たほろ苦さもあって、たしかに「うこぎのほろほろ」に近い。


バンビに試食させたところ、「これは美味しい! 何なのかな?」と好評だった。

セロリの葉は、野菜屑のフォンを取ってミネストローネを作るときや、夏野菜の煮込み、カポナータを作るときしか使わないが、こうして「セロリの葉のほろほろ」を作ると美味しいうえに、無駄にならない。

これからも、セロリを買ったときは作ることにしよう。
posted by 城戸朱理 at 17:34| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月07日

鎌倉の桜

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気づくと、鎌倉は道端にも、あれこれ、花が咲いていた。

桜は、今週末が見頃になるようだ。


例年なら、ソメイヨシノが散るころ、山桜が満開となり、その後で紅が強いエドヒガンザクラが開くのだが、今年は、ソメイヨシノより先に山桜が開花した。

この時季になると、鎌倉の山々は、あちこちが桜の花で白くけぶるようになる。
posted by 城戸朱理 at 11:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月06日

朝鮮半島の危機的状況について



4月5日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて、アメリカのレックス・ティラーソン国務長官は、非難の言葉さえ口にせず「さらなるコメントはない」と異例の声明を発表した。

これは、尋常ではない。

ティラーソン国務長官は、3月17日に、北朝鮮に対するワシントンの「戦略的忍耐」は終わったと宣言しており、「あらゆる選択肢が検討されている」と発言している。


さらに、4月2日には、トランプ大統領が、英ファイナンシャル・タイムズのインタビューで、「中国が北朝鮮問題を解決しないのなら、私たちがする」と軍事力の行使を示唆しており、朝鮮半島における危険水位は限界に達しつつある。


翌日、4月3日に、日本政府は、突然、長嶺安政駐韓大使の帰任を発表。

その理由を韓国の大統領戦、及び北朝鮮の脅威に備えるためとしたが、「在韓邦人の保護という側面もある」という文言は、朝鮮半島有事に備えるものではないかと思えるところがある。


アメリカの発表によると、北朝鮮の核実験場の活動が活性化しており、6回目の核実験の準備を進めているのではないかと見られているうえに、
6、7日には、フロリダで米中首脳会談が予定されており、ここでトランプ大統領は習近平主席に、北朝鮮問題に関して強い要求をするものと思われる。

この一両日中に、もし北朝鮮が6回目の核実験に踏み切るようなことがあれば、アメリカは武力行使も辞さないということになりかねない。


アメリカでは、北朝鮮が12〜20発ほどの核弾頭を保有していると推測している。

しかも、北朝鮮は、弾道ミサイルが日本の米軍基地を標的にしていることを公表しており、朝鮮半島の有事には、日本も無縁ではいられない。


日本でも、そこかしこが壊れていっている感があるが、今や世界中が、軋み、あちこちが壊れかけているようにしか思えない。
posted by 城戸朱理 at 09:21| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする