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城戸朱理のブログ

2017年07月11日

電話とメールのマナー



電話とメールの使い分けに関して、若者と中高年の世代間ギャップが激しいそうだ。

コラムニストの石原壮一郎氏によると、おじさん世代は気にかかることがあると、すぐに電話してしまうきらいがあるが、それは、今やNGとのこと。

電話は相手の時間を奪うので、まずはメールで連絡するというのが、今日の若者の常識らしい。

また、仕事上の連絡を電話で済ますのは非常識であり、記録に残るメールが望ましいという声が目立つのだとか。

あの堀江貴文氏も、電話をかけてくる人とは仕事をしないとまで言っており、仕事の連絡を電話でするのは、今やデキない男のやることらしい。


たしかに、出版業界では、だいぶ前から、連絡はメールが常識になっているが、メールでやり取りしたうえで、さらに依頼書を郵送してくる編集部も珍しくない。

電話がかかってくるとしたら、校了間際に問題が見つかったとか、よほどの時だけである。


つまり、電話は仕事のツールとしては、緊急時限定のものになったということなのだろうか。

この緊急時も問題で、自分にとって緊急だとしても、相手にとって緊急だとは限らない。

電話の使い方も、難しくなったものである。


さらに、もの書きの場合は、執筆中に電話を受けると、意識が中断してしまうので、電話を取らないのが普通である。

私も執筆中は、携帯電話を書斎には置かないし、緊急の連絡であれば、電話に出なくても、メールなり何なりで必ず連絡が入るから、困ったことはない。


人生には、急ぐべきことなど、さしてないことも分かっているし、電話に頼らなければならないほど、切羽詰まっているとしたら、それはたんに仕事の段取りが悪いだけということだろう。


こうやって考えると、電話は必要ない気さえしてくるが、絶え間ない電話とFAXに悩まされる日も珍しくなかった20年ほど前のことを考えると、隔世の感がある。
posted by 城戸朱理 at 13:47| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

吉増剛造さんのドキュメンタリー映画打ち合わせ

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7月4日(火)は、京都、南禅寺別荘群の真澄寺別院・流響院を舞台に春夏秋冬、撮影を重ねてきた吉増剛造さんのドキュメンタリー映画「幻を見るひと。」の今後の展開を打ち合わせるため、銀座に赴いた。

場所は、東銀座。

資生堂パーラーがプロデュースしたカフェ・セレの個室で。


井上春生監督に、アシスタント・プロデューサーのバンビことパンクな彼女、「キネマ旬報」元編集長で城西国際大学客員教授の掛尾良夫さん、エグゼクティブ・プロデューサーの私の4人で、吉増剛造さんを迎えた。


昨年、竹橋の国立近代美術館で、初めての詩人の展覧会となる「声ノマ 全身詩人、吉増剛造」展が開催された吉増さんだが、
反響が大きく、今後は足利美術館、パリのポンピドー・センターなど形を変えて、吉増剛造展が開催される予定だという。


「幻を見るひと。」も吉増剛造展の関連イベントとして美術館で上映される機会があるかも知れない。


まずは、国際映画祭へのエントリー状況を確認して、公開の時期や方法を検討したのだが、関係者のための初号試写は夏に、その後、マスコミ向けの試写をすることになる。


打ち合わせのあと、井上監督と掛尾さんは、そのまま二人で打ち合わせを続け、私とバンビは、吉増さんと別れて銀座を散歩した。
posted by 城戸朱理 at 09:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

盛岡土産〜白龍のじゃじゃ麺

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今回は、盛岡で白龍のじゃじゃ麺も食道園の冷麺も食べなかったので、お土産にじゃじゃ麺を手配した。

知っている人は知っているが、知らない人はまったく知らない(?)盛岡三大麺のひとつ、
平打ちのうどんに肉味噌をかけ、おろしショウガ、おろしニンニク、酢、ラー油を好みで加えて、よくかき混ぜて食する。


これが、バンビことパンクな彼女の好物なのだ。


ネギとキュウリを刻み、肉味噌に添えるのだが、普通盛りでも多いので、店で食べるときは小盛りを、自宅で調理するときは、一人前をふたりで分けるくらいが、ちょうどいい。
posted by 城戸朱理 at 09:28| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月08日

そのころ、南相馬では

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私が立川で詩友と会っていたころ、バンビことパンクな彼女は、福島県の南相馬にいた。


柳美里さんが、被災者に寄り添うべく、鎌倉から南相馬の原町区に引越したのは、3年前。

今回、柳さんは原町区から小高区に引越し、校歌を作詞した福島県立小高産業技術高校の生徒が集えるような本屋を開店するのだという。

話はうかがっていたが、それを実行してしまうあたりが凄い。

ちなみに、書店名は「フルハウス」なのだとか。


柳さんに声をかけてもらったバンビは、「作家の引越し」を撮影すべく南相馬へ。


ダンボール300箱を超える蔵書と柳さんは格闘していたらしいが、柳家3人と猫4匹は、これから小高駅から徒歩3分の新居で暮らすことになる。

井上春生監督も引越しの様子を撮影するために南相馬入りしたが、さすが柳さん、引越しのさなかでもテレビや新聞の取材に対応していたそうだ。


写真は、キジトラのトラとラグドール種のティグリ。
posted by 城戸朱理 at 13:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田野倉康一・広瀬大志・高貝弘也・城戸朱理による連詩再開打ち合わせ&宴会



「現代詩手帖」7月号に田野倉康一・広瀬大志・高貝弘也と私によるトークと連詩が掲載されたので、祝杯をあげがてら、連詩再開の打ち合わせをするべく、7月2日に4人で集うことにした。


私が提案したのは、以下の3案。


(1)神田神保町で古本屋回り→ランチョンで乾杯
(2)鎌倉で古本屋回り→クルベルキャンで乾杯
(3)国立で古本屋回り→立川の鰻串焼きで乾杯


結局、みんなが鰻串焼きに反応したものだから、鎌倉からいちばん遠い中央線の立川が会場になってしまった。


なんとも暑い日だったが、大志くんと私は国立で古本を見てから立川の鰻串焼き「うなくし」へ。


高貝くんと思潮社の遠藤みどりさんは、すでに到着していたので、まずはビールで乾杯。

前の晩に声をかけた遠藤朋之氏も駆けつけてくれた。


遠藤みどりさんが、高校生のとき、初めて買った詩集が広瀬大志『喉笛城』と伊武トーマ『A=a』、
しかも、立ち読みして購入を決めたのではなく、直感で選んだのだとか。

そのきっかけになったのが、私が「幻想文学」に書いた原稿だったそうだが、本人は何を書いたか、まったく覚えていなかった。

『喉笛城』は私が栞を書いているし、『A=a』は、帯に私の言葉が引かれているので、その意味では、高校生のときの遠藤みどりさんと私も出会っていることになる。


田野倉くんは、野川朗読会出演のため、一時間遅れで合流。

再び、乾杯する。


連詩については、来年1月までに、あと10篇を書こうという話になったが、最初の出題は大志くんに決まった。


ところで、田野倉くんは相変わらず、よくしゃべる。

到着してから、一瞬たりとも途絶えることなく、話し続けていたのではないだろうか。


「ぼくはマグロと一緒で、しゃべってないと死んでしまうんだ」と田野倉くん。

マグロは泳ぎ続けていないと死んでしまうそうだが、だとしたら、田野倉くんは寝ている間も寝言を言い続けているのだろうか?


驚いたのは、高貝くんが、ボブ・ディランのファンだったこと。

小学生のとき、初めて買ったEPレコードがディランで、なんと、これまで6回の来日公演すべてに行っているというではないか。

高貝くんとは、武満徹やアルヴォ・ペルトなど、現代音楽の話しかしたことがないので、ディラン好きとは知らなかった。

「初めて聞いた」と大志くん。

「あれ、言ってなかったですか」と高貝くん。

「ビートルズの話なら聞いたけど」

そこから、話題はビートルズに。


なんと、ポール・マッカートニーの初来日のとき、3人とも会場にいたのが判明。

ちなみに、ディランの2回目の来日公演のときも、3人とも武道館にいたのが分かった。


さらに驚いたのは、高貝くんが、AKB48のファンだったこと。

なんでも、秋元康さんを尊敬しているそうで、AKB48のドラマもすべて観ているというではないか。

意外だったが、まさか高貝くんとAKB48や欅坂46のことを語り合う日が来るとは思わなかったな。


今回は、2000円以下、1000円以下で入手した古本を持ち寄ることにしていたので、それぞれ披露したのだが、この企画は実に面白い。

次回から記録を取ることにしよう。
posted by 城戸朱理 at 12:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

蔵前の古本屋

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神田の古書店街で買ったばかりの本を開きながら、ランチョンでビールを飲むのは、私が愛して止まない時間である。

ランチョンは二階だから、古書店街を見下ろすことができるが、いつも気になるのは、田村書店。

どう見ても、右に傾いている。

本の重さのなせるわざなのだろうか。


蔵前で見かけた御蔵前古書房も、やはり傾いていた。

専門は、「大江戸 大東京 相撲文献」と、いかにも蔵前らしい。

なんとも言えないたたずまいである。
posted by 城戸朱理 at 07:38| エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蔵前で昼食難民に

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空蓮房の場所を確認してから、昼食を取るべく、西脇順三郎が愛した駒形どぜうに行ってみたのだが、長蛇の列。

どじょう鍋でビールと思っていたのだが、待ち時間の見当がつかない。

そういえば、蔵前には町中華の名店として名高い幸楽があったのを思い出し、小一時間も歩き回って、ようやくたどり着いてみたら、臨時休業だった。


完全に昼食難民と化したとき、目についたのが天ぷら「いせや」。

飛び込んで、とにかくビールで喉を潤し、頼んだのは魚天丼である。

これは、穴子、きす、めごちに野菜の天丼で、胡麻油で揚げた江戸前の天ぷら。

衣は茶色で、タレは甘め、歩き回ったあとだけに旨かった。


次々と来店するのは、家族連ればかりだから、地元で愛されている店なのだろう。
posted by 城戸朱理 at 07:37| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

蔵前、空蓮房の石田瑞穂展イベントへ

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盛岡から帰宅した翌日、6月24日は、蔵前の空蓮房で開催されている石田瑞穂詩個展のイベント「あなたを未だ知らない」に参加すべく、東京へ。

バンビことパンクな彼女は、イベントの記録撮影を依頼されていたので、午後1時に会場入りした。


このイベントは、長応院の本堂で、石田瑞穂、ジュディ・ハレスキ両氏のリーディングと書家、北村宗介氏のパフォーマンス、
ブック・デザイナー、奥定泰之氏のディレクションによって原稿と書が展示されている空蓮房で、鯨井謙太郎(正しくは良篇に邑)がソロダンスを踊るという2会場同時開催。

観客は、10人ずつ、長応院と空蓮房の間に敷かれた白布の「白道(びゃくどう)」を歩いて、10分間のダンスを見ては、長応院に戻る。

空蓮房は、三畳ほどの空間なので、鯨井氏は彫像のようなダンスを一時間、通しで踊ったという。


本堂の出演者は、誰ひとり鯨井氏のダンスは観ておらず、鯨井氏は本堂でどんなイベントが開催されているのか分からない。

観客は、全員が本堂でのイベントを10分は抜け出すわけで、鯨井氏のダンスを観るのも10分だけ、イベント全体を見た者はひとりもいないという欠損を孕むユニークなものだった。

「あなたを未だ知らない」というイベントのタイトルは、そこから来ているのだろうか。

北村宗介氏が、空海「灌頂記」を凄い勢いで書いていったのも圧巻だった。


イベント終了後は、居酒屋、駒忠で打ち上げ。

瑞穂くんの恩師、原成吉先生と大いに盛り上がる。

二次会は、浅草のバー、バーリィへ。


声と文字と肉体が交差するところにポエジーが立ち上がるイベントの1日は、熱気を孕んだまま終わった。



(撮影=小野田桂子)
posted by 城戸朱理 at 09:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

盛岡土産〜三陸まるごとあわびカレー

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盛岡駅に隣接するフェザンの改装が終わったので、土産物のコーナーを眺めながら歩いてみたのだが、さまざまな新商品が目につくのは、驚くばかり。


なかには、三陸産の蝦夷アワビをまるごと一個使ったレトルト・カレーまであるではないか。

アワビは、バンビことパンクな彼女の大好物。

お土産に買って帰ろうかと思ったが、アワビ一個を使っているだけに、普通のレトルトカレー20食分ほどの値段。


しかも、海宝漬・中村屋のアワビステーキとアワビステーキ・グラタンはすでに手配してあったので、今回はいいかと思ったときに、目に飛び込んできたのが、パッケージの「Kojika」の文字である。

「コジカ」ということは小鹿、すなわちバンビ???


なんでも、このレトルトカレーは、三陸・大船渡で三代続く老舗カレー屋「Kojika」のオリジナルで、蝦夷アワビをまるごと使うだけではなく、アワビの「としる(肝)」を濾したものを加えた濃厚なカレーソースが特徴なのだとか。


なんとなく、バンビのアワビカレーと主張されているような気分になって、伊勢志摩観光ホテルの名物、伊勢海老一尾を使った伊勢海老カレーが1万円だから、それに比べたら高くはないかと奇妙な納得をして、結局、購入した。


喜んだのは、バンビである。


「んふ!
とっても贅沢なレトルトカレーだね!」


そして、なぜか、自分のデスクに飾ってあるではないか。

カレーはアワビが入っていようといまいと、飾るものではない。


パンクだから仕方がないが、いいのだろうか、これで?
posted by 城戸朱理 at 11:13| 美味しい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月04日

鯨井謙太郎新作コレオグラフ「桃」!

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「現代詩手帖」7月号の表3にダンサー・オイリュトミスト、鯨井謙太郎(正しくは良扁に邑)氏の新作コレオグラフ「桃」の広告が掲載されている。

私も一文を寄せたが、「桃」は、吉岡実と、吉岡実を読む土方巽にインスパイアされたダンス公演で、しかも、量子力学を意識し、観客の視線が介在することで変容するダンスを企図するもののようだ。

そのために、本公演前に、仙台で、制作過程を見せるワーク・イン・プログレス公演が開催されたが、おそらく、本番の3公演も、すべて違うものになるのではないかと思っている。


鯨井氏とユニット・CORVUSを組む定方まこと氏は、今回、ダンスのみならず、音とピアノでも参加。

大倉摩矢子(舞踏家)、四戸由香(ダンサー)とともに、鯨井氏の母親、桃澤ソノコさんも出演されるが、ソノコさんは、笠井叡さんのオイリュトミー・シューレ天使館第一期を終了したオイリュトミストである。

また、フライヤーの裏面に使われているドローイングは、鯨井氏の父親である画家、TOJU氏によるもので、どうなっているんだ、鯨井家?と思うような展開。

7月8日と9日の公演が、楽しみでならない。
posted by 城戸朱理 at 09:22| イベント告知など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする